Appleが、2024年度第２四半期の決算報告を発表しています。当四半期の売上高は908億ドル、純利益は236億ドル、希薄化後の1株当り利益は1.53ドル。前年同期の業績は、売上高が948億ドル、純利益は241億ドル、希薄化後の1株当り利益は1.52ドル、当四半期の米国市場以外の売上比率は59%だったと報告しています。

各地域別の売上高は、昨年同期と比べて、アメリカは2%減、ヨーロッパは横這い、中国は9％減、日本は13％減、その他アジアは18％減となっています。

Tim Cook CEOは「Appleは3月期の売上高を908億ドルと発表しましたが、これにはサービス部門の売上高が過去最高を記録したことも含まれています。当四半期は、Apple Vision Proを発表し、空間コンピューティングの可能性を世界に示すことができました。また、来週のエキサイティングな製品発表と、来月の素晴らしいWWDC24を楽しみにしています。これまで通り、私たちはお客様に最高の製品とサービスを提供し、私たちの原動力であるコアバリューを守りながら、それを実現することに集中しています。」と述べています。

過去の同四半期と比較すると、Macintoshの場合、売上高は74億ドルで昨年同期と比べて4％増となり、Macの販売は少し回復しています。

iPhoneの売上高は459億ドルで昨年同期と比べて11％減となり、iPadの売上高は55億ドルで昨年同期と比べて17％減となっています。

その他のiTunesとソフトウェアの売上は、AppleCareやApple Payライセンス料金などが含まれる「Services」の売上高は238億ドルで、昨年同期と比べて10%減となっています。

Apple Storeにおけるサードパーティ製アクセサリーの売上を加えたアクセサリーの売上に、Apple TV、iPod、Beats製品が加わる「Wearables, Home & Accessories」の売上高は79億ドルで、昨年同期よりも14%増となっています。

Luca Maestri CFOは「非常に高いレベルの顧客満足度とロイヤルティのおかげで、Appleのアクティブなデバイスのインストールベースは、すべての製品、すべての地域セグメントにおいて過去最高を記録し、Appleの業績は3月期のEPSの新記録を牽引しました。Appleの将来に対する自信と株式の価値を鑑み、取締役会は1100億ドルの追加自社株買いを承認しました。また、四半期配当を12年連続で増配します。」と説明しています。