復活したApple Store「Apple 銀座」内覧会レポート(マニア目線)
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2003年11月30日にオープンしてから18年8ヶ月29日目となるApple銀座が、ビル改装のため、2022年8月28日で一時閉店となりました。
そして、2025年9月26日に同じ場所に新しいデザインのApple Store旗艦店「Apple 銀座」として復活オープンすることになり、内覧会が開催されました。
Apple 銀座のフロアは1階〜4階フロアで構成され、スタッフ数は230名となります。
なお、BOARDROOMは設置されていません。
1階フロア
Apple 銀座の1階は、iPhone専用フロアとして構成されていて、iPhone 17、iPhone 17 Proシリーズ、iPhone Airに分かれたテーブルレイアウトで展示が行われています。
それぞれのテーブルには、各モデルを示す「PRO「iPhone 17」「AIR」の表記がされています。
このディスプレイ方式は、Apple表参道など旗艦店特有のディスプレイ方式となります。
また、Accessory Avenue wallもiPhoneアクセサリのみで構成されていて、iPhone本体を購入した顧客が別のフロアに移動することなくアクセサリを探せる導線に配慮した展示となっています。
Apple Storeでよく展示されているiPhoneケースピルプレートを設置した、iPhoneケース展示ですが、このケースを装着するための型枠は、それぞれのiPhoneデザインに合わせて作られていて、今回だとiPhone Airやクロスボディスボディストラップ用のプレートが新しく導入されています。
これは、世界的に稀な存在になりつつあるクラシックタイプのApple名古屋栄に導入されているスチール製iPhoneケース展示プレートも専用デザインの物が導入されています。
特にiPhone Airバンパーの展示は、簡単に外れないので試してみると良いです。
2階フロア
Apple 銀座の2階は、Apple Watchシリーズ、iPadシリーズの展示、MacBookシリーズの展示に加え、Apple Pickupステーションも設置されています。
一番手前にApple Watch Discoverが展開され、その次にApple Watchの体験、iPadシリーズの展示、MacBookシリーズの展示といったテーブルレイアウトになっています。
1階同様にAccessory Avenue wallもApple Watchアクセサリ、iPadアクセサリ、Macアクセサリのみで構成されていて、Apple Watch本体、iPad本体、MacBook本体を購入した顧客が別のフロアに移動することなくアクセサリを探せる導線に配慮した展示となっています。
Appleオンラインで注文した商品を受け取れる「Apple Pickupステーション」は、関東圏のApple Store店舗として初めて専用テーブルが導入されいます。
このApple Pickupステーションは、日本のApple Storeとしては、Apple 心斎橋、Apple 梅田に続く3店舗目の導入となりますが、背面の「Pickup」を示すロゴが、木製壁ではなく、外光を遮らないように配慮されたすりガラスとなっているのは初めてとなります。
Apple 銀座の1階と2階部分、Apple 銀座の3階と4階部分の店舗手前左角が吹き抜けとなっています。
旧Apple 銀座は店舗の中央部分が吹き抜けとなっていて、Apple 銀座の特徴の1つでしたが、それが継承された形となり、またテラスのような解放感を感じる店舗デザインとなっています。
3階フロア
Apple 銀座の3階は、Apple Vision Pro Discover、Apple Vision Proのデモ、AirPodsの展示、iPhoneの展示、デスクトップMacの展示、関連アクセサリの展示が行われています。
Apple 梅田のエクスペリエンスルームは設置されていませんでした。
Apple 銀座が旗艦店である証しとして、Mac Pro、Apple Pro Display XDRの展示が行われています。
この2製品は全てのApple Storeのバックヤード在庫としてはありますが、展示が行われているApple Storeは限られた店舗のみとなっています。
4階フロア
Apple 銀座の4階は、旧Apple 銀座と同様にGenius Barフロアとして構成されています。
AvenueはApple Arcade、AppleTV+に加え、中央にAccessory Avenue wallが展開されています。
Apple 銀座のフリーテーブルは、Apple 梅田と同様に、高さが約76cmの低いテーブルと、約96.5cmの高いテーブルの2種類が導入されています。
この低いテーブルは、子供さんやアクセシビリティ上高いテーブルが利用し辛い方向けに配慮されたデザインとなっています。
なお、Apple 梅田に導入された対面式Genius Barは設置されていません。
Apple 銀座では、日本の3人組グループ Number_i とコラボレーションした特別な Today at Apple Spotlight セッション「Number_i の空間体験の中に飛び込もう」が開催されます。
彼らのシングル曲「未確認領域 (U.M.A.)」を通して空間オーディオと空間ビデオを探索できます。
Today at Apple Spotlight セッションは事前予約が必要です。
Apple 銀座の特徴
Apple 銀座の木製天井は、仮店舗のApple 銀座や、Apple 梅田の音響バッフルボード天井ではなく、マレーシア初のApple Store「Apple The Exchange TRX」や、中国の上海市にあるApple Store「Apple 静安」などに近いデザインとなっています。
スピーカーも美しく埋込まれたデザインとなり、天井ライトも調光できるようになっています。
なお、Apple 銀座は空調コントロールが床ではなく天井で行う仕組みとなっているようです。
Apple 銀座は、3階と4階に可動ルーバーを備えたダブルスキンガラスファサードが導入されています。
2枚のガラスで構成されていて、熱に対する断熱材として高温と低温の両方で建物の熱効率を向上させます。
2枚のガラスの中に可動ルーバーは設置されていて、夏期には日射遮蔽用ルーバーが吸収した日射エネルギーを外部側で放射し、冬期はバッファーを形成することで簡易な断熱層の役割を果たし、これらを自動的に制御する仕組みが導入されています。
Apple 銀座の階段には、ステンレスタイプの点字鋲および滑り止めがあり、手すりにはLEDライトが導入されています。
階段部分の中央の壁は、東京メトロの銀座線ラインカラーをイメージしたオレンジで塗られています。
Apple 銀座のエレベーターは上下階に移動するためにエレベーターを呼ぶホールボタンが設置されています。
また、エレベーター内には全フロア分のフロア停止ボタンが設置されています。
エレベーターにボタンがあるのは当たり前ですが、旧Apple銀座の店内エレベーターは自動式で、これらのボタンは設置されていませんでした。
Apple 銀座のAppleロゴは、建物入口の外側に設置されています。
比較的低い位置に設置されているため、手を伸ばせば触ることができます。
サエグサビルは賃貸オフィスビルで、Apple Storeも賃貸しているわけですが、外側の外壁角が丸くなっていて、日本の漆喰のような押え仕上げが施されています。
和を感じさせ、実際に触ってみると柔らかのような触感が感じられて美しいです。
Apple Gift Card
オープンを記念して、Apple 銀座のみで期間限定で販売される、シールが同梱された限定のスペシャルエディションのApple Gift Card「Apple Ginza Edition」も販売されます。
Apple Gift Cardは、Appleのハードウェアやアクセサリ、サービスなど、Appleのすべてに使えます。
最低チャージ金額は1,000円となっています。
Apple 銀座オープンを記念したARコンテンツ
各フロアには、Apple 銀座オープンを記念したARコンテンツ「あなたの水引を描いて、オープンを祝おう。」にアクセスするためのプレートが設置されています。
iPhoneの画面上をガイドに沿って手描きすることで、自作の水引壁紙を作成し保存することができます。
また、AR表示も対応しています。
このコンテンツは、Apple 銀座の期間限定コンテンツはiOS 18以降を搭載したiPhoneのSafariから楽しめます。
Apple 銀座オープンの記念品
Apple 銀座オープンの記念品は、専用デザインのエコバッグ、ピンズとなっています。
コースターのようなカードは、初売り時に干支があしらわれた限定AirTagと一緒に貰えるのに似ていて、専用ARコンテンツにアクセスするためのQRコードが印刷されています。
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