iPhone

Global 戦略

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Appleの業種は何だろうと考えるとき、Microsoftと比較される事が多いため「ソフトウェア業」と答える人が多いのでしょうが、Appleは自動車と同じ「製造業」が正しく、基本的に、MacintoshやiPodなどの「箱売り」が主業です。

その中で、「iPhone」もGlobal 戦略に沿った製品で、どこかの国専用として開発がされていません。

世界の携帯電話出荷台数をStrategy Analyticsの調査結果から見てみると、世界の携帯電話シェアは、Nokia天国と呼んでも過言ではありません。


世界携帯電話シェア

世界携帯電話シェア

Nokia 437,100,000
サムソン 161,200,000
モトローラ 159,000,000
SONY 103,400,000
LG 80,500,000
Other 184,300,000


携帯先進国と呼ばれる日本の携帯電話出荷台数をガートナー ジャパンの調査結果から見てみると、日本はシャープがシェアを持ってる事がわかります。

これを見ると、日本の携帯電話端末の成長率は10.7%と鈍化傾向にあることがわかり、日本市場向けに携帯電話端末を開発していた三菱電機は撤退し、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは、日本よりも、新たな世界市場開拓を目指し、世界シェア3位を目指すと宣言したのもうなずけます。


日本の携帯電話シェア

日本の携帯電話シェア

シャープ 12,733,900
パナソニック 6,484,400
富士通 5,810,800
東芝 5,193,300
NEC 4,940,100
その他 17,179,800


もっと詳しく調べてみると、世界の高機能端末(スマートフォンおよびPDA)の出荷台数がCanalysから発表されていました。

これは2007年度第4四半期(10〜12月期)の調査結果ですが、世界市場における高機能端末の出荷台数は、日本の1年分の約67%に相当する数に達し、その成長率が170%と高成長であることが見てとれます。


世界の高機能端末シェア

世界の高機能端末シェア

Nokia 18,802,480
RIM 4,046,860
Apple 2,320,840
モトローラ 2,301,260
Other 8,050,920


最後に、中身のOSについてですが、同じCanalysの調査結果として発表されています。


OS シェア

OS シェア

Symbian 65%
Microsoft 12%
RIM 11%
Apple 7%
Linux 5%


ですが、アメリカ市場では、RIM 42%、Apple 27%、Microsoft 21%と、たった1機種しかないAppleがMicrosoftよりシェアを伸ばしています。

1国専用として製品開発を行っていて、その市場が成長し続けていれば問題ないでしょうが、もし市場が鈍化したら、新しく市場進出が出来ず赤字を計上するしかありません。

そうなる前に、絶えず新しい市場開拓が可能な「Global 戦略」の方が企業としてのリスクが減る事に繋がるわけです。

それは、Mac OS X Leopardで追加されたロシア語が良い例で、今、Apple製品の販売成長率が高いのはロシアだたったりするのです。

誰も想像出来なかったことですが、最初からGlobal であることは、色々な意味で重要だと思うのです。


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