Googleが2025年8月28日より発売する、最新の「Google Tensor G5 チップ」を搭載した「Google Pixel 10」をチェックしてみました。

48メガピクセルのOcta PD 広角カメラを搭載し、画像や動画を高品質で捉えます。さらに、新しい 13 メガピクセル Quad PD ウルトラワイド カメラが近距離のマクロ撮影を可能にしました。光学式手ぶれ補正機能付き10.8 メガピクセル デュアル PD 5 倍望遠レンズ搭載カメラを搭載し、光学 10 倍相当の画質、最大 20 倍の超解像ズームにより、遠くからの撮影がより簡単になります。

Android 16を搭載し、Wi-Fi 6E（802.11ax）、Bluetooth v6に対応しています。

Google Pixel 9は、Wi-Fi 7（802.11be）Bluetooth v5.3仕様でした。

Google Pixel 10は、初回セットアップ時に、別のGoogle PixelまたはAndroidデバイスに加えて「iPhoneまたはiPad」から設定やアカウントなどをコピーできる機能が搭載されています。

移行可能なデータは、連絡先、カレンダー、iPhoneに保存されている写真、動画、テキスト メッセージと iMessage、WhatsApp のチャットの履歴。無料アプリ（iPhone版が Google Play にある場合）、MP3 と音声ファイル、メモ、壁紙（標準デバイスの壁紙を使用していない場合）、通話履歴、ホーム画面のレイアウト、アラームなどです。

Google Pixel 10の生態認証は「指紋認証」と「顔認証」の2つが利用できます。

指紋認証はディスプレイに内蔵された指紋認証センサーを利用する方式で、​ディスプレイに​指を​乗せるだけで​ロックを​解除でき、​Google Pixel 10を​持ち上げる​必要が​ありません。

​机に​置いたまま​操作したい​ときにも​便利です。

Google Pixel 10は、オンデバイス AI 機能「Gemini Nano」が標準搭載されていて、Androidアプリ「Google Gemini」も標準インストールされています。

文章やリストを作成する、アイデア出しをする、新しい知識を習得するといったことが行えます。

なお、2,900円/月の「Google AI Pro」を契約すると、さらに多くの機能が利用できます。

Google Pixel 10セットアップが完了してホーム画面を見てみると、iPhone側にインストールされていたGoogle製アプリなどの設定や履歴なども移行されていました。

その後、Google Playから他のGoogle製アプリをインストールしました。

かなり多くのアプリが用意されていることを知りました。

カメラアプリ「Pixel カメラ」に、Google Pixel 10シリーズ以降で利用可能な機能として「カメラコーチ」が搭載されています。

Pixel 10のカメラを被写体に向け、カメラアプリの右上にあるカメラコーチボタンをタップすると、撮影しようとしているシーンを AI が読み取り、撮影方法をアドバイスしてくれます。

ズーム、夜景モード、ポートレート モードといった適切な撮影モードの選択、アングル、光の使い方などを提案してくれます。

Google Pixel 10に「Geekbench 6」をAPKインストールし、Google Tensor G5 仕様をチェックしてみました。

8コア、3.78GHz Cortex-X4 (x1)、3.05GHz Cortex-A725 (x5)、2.25GHz Cortex-A520 (×2)でした。

Google Tensor G4と比べてミドルコアが2つ増え、低電力コアが2つ減った構成となっています。

Google TPU (18 TOPS INT8 / 9 TOPS FP16)性能も向上しています。

Google Pixel 10のGoogle Tensor G5 GPU 仕様は、ArmからImagination Technologiesの「PowerVR D-Series DXT-48-1536」が新しく採用されています。

電力制限のあるデバイスでの高度なグラフィックスとコンピューティングの高速化を実現します。

Geekbench 6によるGPUベンチマーク計測も行ってみました。

Vulkanベンチマーク性能は、Google Pixel 9aのGoogle Tensor G4/Mali-G715と比較して約0.46倍性能が遅いという結果でした。

この性能は、Huawei Mate 10/HiSilicon Kirin 970/1.8 GHz程度の性能だと考えられます。

Google Pixel 10用ケースとして、Google純正ケース「Google Pixel 10用Google Pixelsnap ケース」を装着してみました。

Google Pixel 10用Google Pixelsnap ケースは、Google Pixel 10 Proでも利用可能となっています。

リサイクル素材を 42% 以上、ポリカーボネート製シェルにリサイクル プラスチックを 75% 使用しています。

汚れにくいシリコン素材で出来ていて、表面はすべすべ触感で気持ちよいです。

ワイヤレス充電器など、さまざまなアクセサリーが装着可能です。

Apple MagSafe充電器を使用してGoogle Pixel 10をワイヤレス充電してみました。

Google Pixel 10はQi2対応のため、最大15W出力でワイヤレス充電が可能です。

MagSafeマウント同様にマグネットマウントも可能ですが、マグネット吸着力がiPhoneより弱いです。

Google Pixel 10の背面に「Apple MagSafe対応iPhoneファインウーブンウォレット」を装着してみました。

Google Pixel 10はQi2仕様のマグネットマウントに対応しているため使用可能です。

Google Pixel 10に、Googleのワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォン「Google Pixel Buds Pro 2」を接続してみました。

Pixel Buds アプリのフル 5 バンド EQ により、好みのサウンドに調整できます。

デバイス設定の変更、最新のアップデートの入手などもアプリで行えます。

Google Pixel 10に、Androidアプリ「Apple Music」をインストールし、楽曲をGoogle Pixel Buds Pro 2で試聴してみました。

音質はiPhone 16にGoogle Pixel Buds Pro 2をペアリングして楽曲再生する場合と同じです。

Google Pixel 10はGoogle Pixel 9と同じく「空間オーディオ対応」のため、Apple Musicで空間オーディオ再生が可能です。

協力：Google