OpenAI、Appleの元デザイン責任者Jony Ive氏とOpenAIのSam Altman CEOが共同設立したAIスタートアップ「io」を買収
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
OpenAIが、Appleの元デザイン責任者Jony Ive氏とOpenAIのSam Altman CEOが共同設立したAIスタートアップ「io」を買収したと発表しています。
2年前から、Jony Ive氏とクリエイティブ集団LoveFromは、Sam Altman CEOとOpenAIのチームとのコラボレーションをひっそりと始めたそうです。
そして1年前、Jony Ive氏は、元Appleの製造設計部門シニア・マネージャーで、かつて人気を博したメールアプリ「Mailbox」を共同開発し、Dropbox社に買収され、たアプリ開発などを手掛け、GoogleのSoftware EngineerだったScott Cannon氏、Jony Ive氏退社後Appleのデザイン責任者だったEvans Hankey氏、2024年までiPhoneとApple Watchの製品設計を率いていたTang Tan氏と共に「io」を設立しました。
インスピレーションを与え、力を与え、可能にする製品の開発に注力している io チームは、今後 OpenAI と合併し、サンフランシスコの研究、エンジニアリング、製品チームとより密接に連携するそうです。
io が OpenAI と合併することで、Jony Ive氏と LoveFrom は OpenAI と io 全体の詳細な設計とクリエイティブの責任を引き受けることになるそうです。
買収額は明らかにされていませんが、Bloombergは65億ドル(約9300億円)と伝えています。
Scott Cannon氏、Tang Tan氏はOpenAIに移籍し、Jony Ive氏やEvans Hankey氏は独立した立場を維持しながら、ソフトウェアを含むOpenAI全体の設計を引き継ぐそうです。
Sam Altman CEOは、Jony Ive氏との最初の会話はハードウェアに関するものではなく、ChatGPTのインターフェースをどのように改善するかについてのものだったとそうです。
LoveFromには、Appleで15年間ユーザーインターフェースデザイナーだったBas Ording氏、iPhone & iPadのユーザーインターフェースデザイナーだったMike Matas氏、Appleで12年間デザイナーだったChris Wilson氏などが在籍していて、彼らは、OpenAIのアプリを新世代の消費者向けに再設計するのに役立つ可能性があるそうです。
OpenAI内の新たなハードウェアチームは、OpenAIのヴァイスプレジデントPeter Welinder氏が統括し、製品担当ヴァイスプレジデントとしてSam Altman CEOにレポートするそうです。
Sam & Jony introduce io pic.twitter.com/ej5K59kJq3
— OpenAI (@OpenAI) May 21, 2025