MacBook Pro (14-inch, M5)をチェック
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Apple製チップM5を搭載した「MacBook Pro (14-inch, M5)」をチェックしてみました。
構成は、MacBook Pro (14-inch, M5)/M5 10Core CPU/10Core GPU/16GB RAM/1TB SSD/Nano-textureディスプレイ/スペースブラックとなります。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5チップ搭載モデルは、MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4の後継モデル的な位置づけとなります。
CTOで、最大32GBメモリ、最大4TBSSDが選択できます。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5のサイズは、高さ1.55 cm、幅31.26 cm、奥行き22.12 cm、重量1.55 kgとなり、MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4と変わっていません。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5の底面は、MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4と同様に「MacBook Pro」の刻印がされています。
また、MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4と同様に、シルバーとスペースブラックの2色がラインアップされています。
陽極酸化処理により酸化皮膜シールを形成することで、指紋の付着が大幅に減る仕上げとなっています。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5の左側面ポートは、Thunderbolt 4/USB 4ポート 2つMagSafe 3コネクタ、ハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応する3.5mmヘッドフォンジャックが装備されています。
内蔵バッテリー容量は72.4Whリチウムポリマーバッテリーで、MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4と変わっていません。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5モデルの右側側面には、SDXCカードスロット、Thunderbolt 4/USB 4ポート、マルチチャンネルオーディオ出力に対応するHDMI 2.1ポートが装備されていて、MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4と変わっていません。
MacBook Pro (14-inch, M4 Pro or M4 Max, 2024)/モデルは、左側面にThunderbolt 5/USB 4ポートを2つ、右側側面にThunderbolt 5ポートを1つ搭載しています。
Thunderbolt 4はUSB-C経由でDisplayPort 1.4出力に標準対応し、Thunderbolt 5はUSB-C経由でDisplayPort 2.1出力に標準対応します。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5のThunderbolt 4/USB4コントローラーについて、システム情報で確認したところ、Thunderbolt 4コントローラが3つ搭載されていることが確認できました。
M5チップは、Thunderbolt 4/USB 4コントローラを4つ搭載している仕様となっています。
4つのうち1つは、HDMI 2.1ポートとして使用されています。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5モデルには、本体の同色の「Apple USB-C - MagSafe 3ケーブル(2 m)」と「Apple 70W USB-C電源アダプタ」が同梱されます。
CTO注文時に、電源アダプタを「Apple 96W USB-C電源アダプタ」に変更する事が可能です。
Liquid Retina XDRディスプレイは、IPSテクノロジー搭載14.2インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ、3,024 x 1,964ピクセル標準解像度、224ppi、10億色対応、XDR輝度1,000ニトの持続輝度(フルスクリーン)、1,600ニトのピーク輝度(HDRコンテンツのみ)、SDR輝度600ニト、広色域(P3)、True Toneテクノロジーとなります。
スケーリング解像度(疑似解像度)は、1024 x 665、1147 x 745、1352 x 878、1512 x 982、1800 x 1169となります。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5の設定>ディスプレイ>詳細設定で「解像度をリスト表示」をオンにし、さらに「すべての解像度を表示」をオンにした場合は、最大で3,024 x 1,964ピクセル解像度、72dpi表示が可能です。
この最大解像度はRetina表示ではなくなりますが、3K(3008×1692)解像度をカバーする実画面領域として利用できる最大サイズとなります。
ProMotionテクノロジーによる最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートがデフォルト設定となっています。
作業上でリフレッシュレートが可変するのが困るユーザーのために固定リフレッシュレートが選べるようになっています。
選択可能な固定リフレッシュレートは、60.00Hz、59.94Hz、50.00Hz、48.00H、z、47.95Hzとなります。
オプションでNano-textureディスプレイが選べるようになっています。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5/Nano-textureディスプレイと、MacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 Max/ディスプレイを上から比較してみました。
Nano-textureディスプレイの方が写り込みが少ないことが分かります。
なお、Nano-textureガラスは、反射防止ナノコーティングが施されていることで写り込みが少なくなりますが、標準ガラスよりもクッキリ感は少なくソフトな描画になります。
MacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 Maxは、XDR輝度:1,000ニトの持続輝度(フルスクリーン)、1,600ニトのピーク輝度(HDRコンテンツのみ)、SDR輝度:500ニトでしたが、MacBook Pro (14-inch, M5)/M5/Nano-textureディスプレイは、MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4と同じSDR輝度:最大1,000ニト(屋外)となります。
屋外の場合と限定がされますが、標準ダイナミックレンジ(SDR)コンテンツでも、以前より視認性が高くなります。
Nano-textureディスプレイモデルの場合、表面を傷つけない柔らかな素材で作られた「ポリッシングクロス」が同梱されます。
Nano-textureガラスなど、あらゆるApple製品のディスプレイを安全かつ効率良くきれいに掃除できます。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5は、スタジオ品質3マイク、2つのツイーターと4つのフォースキャンセリングウーファーの6スピーカーを継続搭載しています。
排気スロットは、ファンクションキー列の下側にあり、Liquid Retina XDRディスプレイ面に当たって排出される仕様となっています。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5は「デスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラ」が継続搭載されています。
FaceTimeアプリからデスクビュー設定を呼び出し、デスクビュー範囲調整が可能です。
また1個のカメラでユーザーと、デスクを上から見た映像を同時に表示することが可能になっています。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5は、12MPフロントカメラが継続採用され、iPhoneの連携カメラと同様に、0.5〜3倍のズームコントロールが出来るようになっています。
Apple Studio Displayを接続し、122°の視野角を持つ12MP超広角カメラを選択した場合は、0.5〜1.5倍のズームコントロールとなります。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5は、バックライトMagic Keyboardにフルハイトのファンクションキー列が継続採用されています。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5の感圧タッチトラックパッドは、MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4と同じサイズで変わっていません。
USB-C接続式に変更された「Touch ID搭載Magic Keyboard (USB‑C)」や「Touch ID搭載Magic Keyboard(テンキー付き) (USB‑C)」と同様に、一番下段のキーのアイコン表記位置が変更されています。
システム情報で確認したところ、機種IDはMac17,2、M4チップのCPUは10コアでパフォーマンスコア4、効率性コア6となっています。
システムファームウェアのバージョンは「13822.1.2」でした。
M5チップは、メインが高効率コアで動作し、高い負荷がかかりさらに性能が必要になった場合に高性能コアに変わる仕組みとなっています。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5のグラフィックスは10コアGPU仕様となります。
M5チップのビデオのサポートは、M4 Proチップと同様にThunderbolt経由で最大6K解像度、60Hzの外部ディスプレイ最大2台、またはThunderbolt経由で最大6K解像度、60Hzの外部ディスプレイ1台とHDMI経由で最大4K解像度、144Hzの外部ディスプレイ1台、HDMI経由で8K解像度、60Hzの外部ディスプレイ1台または4K解像度、240Hzの外部ディスプレイ1台に対応します。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5のネットワーク仕様は、Wi-Fi 6E(802.11ax)、Bluetooth 5.3で、MacBook Pro (14-inch, 2023)から変わっていません。
Wi-Fi 6E(802.11ax)、Wi-Fi 7(802.11be)ワイヤレスネットワーク接続の場合、より高速で信頼性の高いワイヤレス通信が可能になる「Wi-Fi 6E モード」が利用可能になります。
Bluetooth仕様もBluetooth 5.3で変わっていません。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5のM5チップは、M4チップと同じハードウェアアクセラレーテッド機能のハードウェアアクセラレーテッドAV1デコード、H.264、HEVC、ProRes、ProRes RAWビデオデコードエンジン、ビデオエンコードエンジン、ProResエンコード/デコードエンジンが1つに加えて「Neural Accelerators」が追加されています。
iMovieなどの動画の書き出しを行う場合、単純な書き出しであれば、M4 Proと同等の性能が出ます。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5のメインメモリは、M4チップのLPDDR5X-7500と異なり、LPDDR5X-9600を2枚使用する設計(2チャンネル)となっています。
メモリバス幅は128bit、メモリ1枚に対してのメモリ帯域は76.8 GB/Secで、それを2枚で153.6 GB/secとなります。
製造メーカーはSamsung製です。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5でAppleシステム情報を起動し、SPI装置ツリーで、Apple内蔵キーボード/トラックパッドを確認したところ、Apple内蔵キーボード/トラックパッドは、STバージョン5.10、MTバージョン7.95でした。
MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4は、STバージョン2.70、MTバージョン7.75でしたので、キーボード、トラックパッドの両方アップデートされているようです。
MacBook Pro (16-inch, 2024)に付属する「Apple 140W USB-C電源アダプタ」に「Apple USB-C - MagSafe 3ケーブル(2 m)」を接続し、MacBook Pro (14-inch, M5)/M5のMagSafe 3コネクタに接続して充電量を調べてみました。
MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4と同様に最大充電入力は「94W」までとなることが確認できました。
Thunderbolt 4/USB 4ポート接続のUSB PD充電は最大100Wとなります。
ベンチマーク
UL Solutionsのベンチマークアプリ「3DMark」を使用し、レイトレーシングベンチマークテスト「3DMark Solar Bay Stress Test」計測を行ってみました。
最高ループスコア「23425」、最低ループスコア「22821」という結果でした。
MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4は最高ループスコア「14333」、最低ループスコア「13060」でしたので約1.6倍性能が高いことになります。
M5チップは、従来のハードウェアアクセラレーテッド機能として「レイトレーシング」「メッシュシェーディング」に加えて「Neural Accelerator」が追加されています。
AJA System Test 17を使用してストレージ性能を計測してみたところ、MacBook Pro (14-inch, M5)/M5 10Core CPU/10Core GPU/16GB RAM/1TB SSDのドライブ性能は「Write 6,875MB/s」「Read 5,410MB/s」という性能が出てました。
MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4/1TB SSDの性能は「Write 4,604MB/s」「Read 1,373MB/s」でしたので、Writeは1.4倍高速、Readは3.9倍高速となり、MacBook Pro(14インチ, M4 Pro/M4 Max, 2024)の内蔵SSDに近い性能が出てる感じです。
搭載されているSSDは、Mac mini (M2, 2023)の1TB SSDと同じAPPLE SSD AP1024Zでした。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5の搭載SSDを確認したところ、1TBモデルのSSDは「APPLE SSD AP1024Z」で、MacBook Pro(14インチ, M4 Pro/M4 Max, 2024)と同じでした。
M5チップ搭載のMacは、SSDなどを含め、多くの部品を共通化することでコストダウンを行っていると考えられます。
MacBook Pro (14-inch, M5)/M5にApple Studio Display (27-inch)」を接続してみました。
Apple Studio Display (27-inch)では、600ニトの輝度で揃い、P3-600 nitsのリファレンスモードが利用可能になります。
Apple Pro Display XDRでは、Retina 6Kディスプレイにより、1,000ニトの持続輝度(フルスクリーン)、1,600ニトのピーク輝度(HDRコンテンツのみ)環境、P3-1,600ニトのリファレンスモードが利用可能になります。
執筆:大石結花
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