TechRadar:Apple幹部、AirPods Max 2はH2チップとDACを新しくしただけ、その哲学を語る
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TechRadarが、H2チップを搭載したアクティブノイズキャンセリングオーバーイヤーヘッドフォン「AirPods Max 2」に関して、Appleのプラットフォームアーキテクチャー担当ヴァイスプレジデントTim Millet氏、AirPods & Homeのワールドワイドプロダクトマーケティング担当ディレクターEric Treski氏へのインタビューを掲載しています。
Tim Millet氏は「Appleでチップを開発する際、常に製品のことを考えています。私たちはチップを一般市場で販売することはありません。そのため、開発チームは自分たちが何のためにチップを開発しているのかを正確に把握できるという大きなメリットを得ています。ここで行っている処理の中には、一般的なMacで得られるような演算能力を超えるものがある。しかし、オーディオに特化して開発しているため、このような小型の筐体でも実現可能なのだ。我々は、可能な限りエネルギー効率の良い方法で、ギガ単位の浮動小数点演算を実現しました。すべてはレイテンシーにかかっています。オーディオに関しては、人間の脳を騙すのは難しいのです。」と述べたそうです。
AppleがAirPods Max 2で謳っている最も大胆な主張の1つは、アクティブノイズキャンセリングが1.5倍向上したという点で、これは物理的な部品を1つも変更せずに達成されたものです。Eric Treski氏は「ANCの改善、特に1.5倍強力になったANCは、形状や素材の面でヘッドホンの実際のデザインを全く変更していないことを考えると、それ自体が偉業です。私たちは、すべての周波数の平均で1.5倍という平均値を採用しています。特定の周波数や特定の範囲だけを選んでいるわけではありません。」と述べたそうです。
AirPods Max 2では、その性能向上はすべてH2上で動作する処理速度と改良されたアルゴリズムによるもので、Eric Treski氏は「ハードウェアを変更せずにANCを1.5倍向上させるのは、非常に難しいことです。これはすべて、H2の処理能力と改良されたアルゴリズムのおかげです。」と説明したそうです。
H2へのアップグレードと同時に、AppleはAirPods Pro 3のデジタルアンプも採用していて、これは一見静かな変更だが、後々大きな影響を及ぼします。Eric Treski氏は「重要なのは、それを目標値に戻すこと、つまり、THD(全高調波歪み)を低く抑えつつ、可能な限り最高の忠実度を実現することです。そうすることで、より多くの余裕が生まれ、よりクリアなサウンドを得ることができます。基本的にアダプティブEQをオフにすることはできません。そのマイクを使用して、エアコレクティングマイク(リファレンスマイク)で聞くべき音を特定し、高周波帯域の上限を上げて、毎秒48,000回のアダプティブEQを使用できます。特にANCを使用する場合、これらすべてをリアルタイムで行えることは非常に重要です。」と説明したそうです。
パーソナライズされた空間オーディオも、その一貫性の恩恵を受けていて、以前は、個々の違いを考慮できなかったため、Appleは保守的に調整する必要がありました。パーソナライズされた空間オーディオが搭載されていない以前のAirPods Maxでは「Appleは全員に1つのプロファイルを作成する必要があったため、はるかに保守的でした…しかし今では、楽器の表現をより自由に拡張できることがわかっています」とEric Treski氏は説明したそうです。
H2へのアップグレードでは、AirPods Pro 3から引き継がれた数々の機能も利用可能になり、中でも、Treski氏が個人的に特に気に入っているというライブ翻訳機能は、装着者自身の声ではなく、装着者の真正面にいる人の声を分離するためにビームフォーミングマイクを使用していて、Eric Treski氏は「マイクの物理的な構造を変えずにこれを実現するのは非常に難しい。」話したそうです。
Tim Millet氏は「H2は、常に進化の余地があることを示し続けているプラットフォームです。」と話し、今後の進化を踏まえた設計がされていることを伺わせたそうです。
