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What Hi-Fi?:Appleのエンジニア「AirPods Pro(第2世代)は、ポケットに入るAirPods Maxを目指した」と語る

AirPods Pro (第2世代)

AirPods Pro (第2世代)

What Hi-Fi?が、Appleのアクティブノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro (第2世代)」開発について、AppleのオーディオエンジニアであるEsge B. Andersen氏へのインタビューを掲載しています。

AirPods Pro(第2世代)は、同サイトのレビューで、Apple製品として5つ星の評価を得た製品です。


AirPods Pro (第1世代)/AirPods Pro (第2世代)

AirPods Pro (第1世代)/AirPods Pro (第2世代)

Esge B. Andersen氏は「すべての人にポケットに入るAirPods Maxを提供したかった。」と話し、従来モデルよりも優れた音質体験を得ることに焦点を当てて開発し、すべて音響設計の基本に立ち戻ることになり、AirPods Pro(第1世代)とAirPods Pro(第2世代)はバッドの通気口とマイクの位置が変更されただけで、実質的には同じもので、ドライバーの空気の流れを最適化するために通気孔のシステムを変更する必要があり、これがAirPods Pro(第2世代)のサウンドを向上させるカギとなったと説明しています。

Bowers & WilkinsやKEFのようなHi-Fiスピーカーメーカーが新製品を設計する際に採用する原理と同じで、スピーカーの音をよりクリーンで開放的にする方法を見つけ出し、音に影響を与える不要なノイズを減らし、高域と低域をできるだけクリアかつ低歪で拡張する方法です。

AirPods Pro(第2世代)は通気口がシンプルになり、AirPods Pro(第1世代)では2つ(前面と背面)あった通気口が、バッドの背面に1つだけになっています。

Esge B. Andersen氏は「AirPods Pro(第2世代)は、この新しい背面通気システムのおかげで、より高くきれいな高音と、より良く深い低音に到達することができるようになり、特に高域のレスポンスを向上させることが最大のチャレンジだった。」と言い「ドライバーのエアフローを最適化することで、より良いエクスカーションを得ることができました。」と述べています。

空気の流れに乱れがあると音に歪みが生じますが、音響チームはこの乱れの問題を最小限に抑えることに成功し、特に低音はより正確になりました。内部で使用されている増幅器は、不要なアーティファクトが少なく、ノイズフロアが低いという点で役立っています。


AirPods Pro (第2世代):ライブリスニング

AirPods Pro (第2世代):ライブリスニング

AirPods Pro(第2世代)のいいところは、どんな音量で聴いてもいい音で聴けることで、Esge B. Andersen氏は「低い音量でも高い音量と同じサウンドシグネチャーを与えることができる。」と述べています。

AirPods Pro(第2世代)は、iPhoneやAppeTVなど異なるデバイスと接続するのに合わせてチューニングがされていて、Esge B. Andersen氏は「大きなスクリーンを持つApple TVであれば、私たちのチューニングはiPhoneで行うのとは異なります。これはかなり当たり前のことのように思えますが、Apple TV、iPad、iPhoneでAirPods Proを使うのか、空間オーディオを使うのか、電話をかけるのか - Appleはイヤホンの音を聞いて、それが使われるであろうすべてのシナリオに従ってチューニングしたことを確認できたのは嬉しいことです。これはすべて、より「現実的」な体験を提供するための試みです。」と説明したそうです。

Esge B. Andersen氏は「Appleには「エキスパートリスナー」と呼ばれる審査員がいて、音を決めている。」と説明したそうです。一人の人間が、個人的なバイアスを排除した形でサウンドを調整することは不可能です。そのため、通常は複数の人間が、それぞれ異なるフィット感と個人の好みを持つ専門家として、サウンドに意見を出しています。

Apple Music のロスレスオーディオに対応について質問されたEsge B. Andersen氏は「コーデックを変更しなくても、大きな進歩を遂げることができることを理解することが重要です。」と質問への回答をはぐらかし「Appleは音質を前面に押し出したいと思っていますが、それは他の多くの要素で実現できます。現在、コーデックがBluetooth製品の音質の限界だとは思っていません。」と述べています。



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