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ソフトバンクの下り最大612Mbpsに対応するモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 601HW」を試す

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Pocket WiFi 601HW

Pocket WiFi 601HW

ソフトバンクの下り最大612Mbpsに対応する、ファーウェイ製モバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 601HW」を試してみました。

4×4 MIMOや256QAMなどの技術により、最大612Mbpを実現しているそうです。

IEEE 802.11ac接続に対応し、USB-Cコネクタを搭載しています。

バッテリー容量は2,400mAhで、連続通信約8.5時間となっています。


256QAM

256QAM

無線通信における変調方式のひとつである「256QAM」は、64QAMの6ビットから、256QAMの8ビットに増えることで、より効率的なデータ通信が可能になり、通信速度は約1.3倍となるそうです。

Pocket WiFi 601HW以外に、Xperia XZAQUOS Xx3STAR WARS mobileがサポートしています。


Pocket WiFi 601HW

Pocket WiFi 601HW

本体底面のフタを外すと、容量3.8V/2,400mAh(9.2Wh)のバッテリーが見えます。

そのバッテリーを外すと、SIMスロットがあります。

また、デフォルト設定時のSSID、パスワードなども記載されています。


Pocket WiFi 601HW 同梱品

Pocket WiFi 601HW 同梱品

同梱品は、Pocket WiFi 601HWを充電やUSBモデムとして使用するためのUSB-Cケーブル、マニュアルとなっています。

USB電源アダプタは別売となっており、iPhoneなどに付属するUSBアダプタを使用して充電を行います。


Pocket WiFi 601HW

Pocket WiFi 601HW

本体電源を入れると直ぐに起動して、ネットワーク回線のロードが始まります。

SoftBank 4G LTE(下り最大350Mbps/上り最大37.5Mbps)、SoftBank 4G(下り最大612Mbps/上り最大13Mbps)のどちらかに接続されます。

画面上部に「LTE」または「4G」の表示がされ、どちらのパケット通信方式に接続されているのか確認できます。


Pocket WiFi 601HW

Pocket WiFi 601HW

5GHz帯はデフォルトではオンになっておらず、設定>Wi-Fi通信規格設定で変更する必要があります。

切り替え時に、気象レーダーなどとの干渉が無いか確認する(1分ほどかかる)チェック機能が働きます。

なお、屋外で5GHz帯を使用するためのDFS(Dynamic Frequency Selection)機能に対応しています。


Pocket WiFi 601HW

Pocket WiFi 601HW

USB通信規格設定で、USB3.0またはUSB2.0を選ぶことが出来ます。

USB3.0でUSB接続通信した場合、電波状態に影響を与える可能性があるそうです。

デフォルトはUSB3.0規格になっています。


Pocket WiFi 601HW

Pocket WiFi 601HW

Pocket WiFi 601HWは、ソフトバンクWi-Fiスポットなどの公衆無線LANに接続して、無線LANブリッジルーターとして使用できます。

通常Macなどパソコンから接続出来ないソフトバンクWi-Fiスポットも、Macで利用出来るようになります。

なお、無線LANブリッジルーターとして使用する場合、2.4GHz帯となり、5GHz帯を利用することが出来ない仕様となっています。


5GHz帯(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)に設定して、MacBook Pro (15-inch, 2016)から接続すると「DFS, 5GHz, 20MHz」と表示され、IEEE 802.11n接続で使用されるチャンネル幅だと確認出来ます。

転送レートは156Mbpsで、IEEE 802.11n の20MHz帯域幅2x2 MIMOを使用した場合の最大通信速度に近い値しか出ていません。


Safariから「web.setting」にアクセスして、高度な設定画面にアクセスします。

設定タブのLAN Wi-Fi>詳細設定で、周波数幅を「20MHz」から「Auto」に変更し、画面下の適用ボタンをタップします。

なお、iPhoneのSafariからアクセスした場合、モバイルレイアウトになるため、上記設定が表示されません。

その場合は、画面下のPCの画面を表示をタップして、表示方法を変更してください。


設定を適応したら、一旦接続が切れて再び接続されます。

すると「DFS, 5GHz, 80MHz」と表示され、IEEE 802.11ac接続で使用されるチャンネル幅に変わったことが確認できます。

転送レートは780Mbpsで、IEEE 802.11ac の80MHz帯域幅2x2 MIMOを使用した場合の最大通信速度に近い値に向上したことが確認出来ます。


Pocket WiFi 601HW, 2.4GHz, 20MHz

Pocket WiFi 601HW, 2.4GHz, 20MHz

「4G」が表示されている環境で、USENスピードテストを実行してみました。

2.4GHz帯設定の場合は「45.117Mbps」という結果でした。


Pocket WiFi 601HW, 5GHz, 80MHz

Pocket WiFi 601HW, 5GHz, 80MHz

次に周波数幅をAutoに変更したDFS, 5GHz, 80MHzの場合は「91.896Mbps」という結果でした。

5GHz帯設定でも、上記の帯域幅を変更しないと回線速度は2.4GHz帯と同程度しか出ませんので、なるべく設定変更した方が良いです。


Pocket WiFi 601HW + ソフトバンクWi-Fiスポット

Pocket WiFi 601HW + ソフトバンクWi-Fiスポット

公衆無線LANのソフトバンクWi-Fiスポットに接続して、Pocket WiFi 601HWを無線LANブリッジとして使用した場合は「2.554Mbps」という結果でした。

やはり、無線LANを無線LANでブリッジするためか、iPhoneなどでソフトバンクWi-Fiスポットに接続した場合と比べてかなり遅くなるようです。


Pocket WiFi 601HW + USB-C

Pocket WiFi 601HW + USB-C

Pocket WiFi 601HWにUSB-C to USB-Cケーブルを接続し、MacBook Pro (15-inch, 2016)でUSBモデムとして使用してみました。

接続するとドライバのインストールを行うアイコンが表示され、それをクリックするだけでインストールは完了します。

DFS, 5GHz, 80MHzの場合「95.016Mbps」という結果でした。

USB3.0のデータ転送速度最大5Gbpsにより、無線LAN接続よりも安定したインターネット環境を得ることが出来ます。


RBB SPEED TEST

RBB SPEED TEST

IIDのiPhoneアプリ「RBB SPEED TESTを使用し、iPhone 7 Plusで、DFS, 5GHz, 80MHz環境設定に接続した場合は「下り最大102.40Mbps/上り最大63.51Mbps」という結果でした。



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