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NECアクセステクニカのIEEE802.11ac接続やBluetoothテザリングに対応したSIMフリーLTEモバイルルータ「AtermMR03LN」を試す

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AtermMR03LN

AtermMR03LN

NECアクセステクニカが販売する、BluetoothテザリングやIEEE802.11ac接続に対応したSIMフリーLTEモバイルルータ「AtermMR03LN」を、イオンリテールで、端末単体購入しました。

SIMは「BIGLOBE LTE・3G」を使用することにしました。

セミナー会場などで、モバイルルーターが立ち過ぎて、電波干渉していしまう2.4GHz帯とは違い、電波干渉に強い5GHz帯を使用することで、非常に強力なモバイルアクセスポイントを確保することが可能になります。


最初は、イオンリテールのSIM取り扱い店舗で販売されている「BIGLOBE LTE・3G for イオン」の端末付きプラン(アシストパック)で購入した場合、BIGLOBE LTE・3Gが、通常パッケージ価格3,150円のところ、980円で購入出来るとの事だったので、これを購入するつもりだったのですが、これだと分割による端末支払い金額は23,520円となり、端末も後日発送ということでした。

イオンでの端末単体販売金額は「22,800円」で、しかも、BIGLOBE LTE・3Gか、IIJmio高速モバイル/Dサービスのどちらかのパッケージ(3,150円)がもれなく貰えます。

BIGLOBE LTE・3G for イオンを2年契約するよりも、通信使用料を除いた金額として「4,850円」(実質端末金額19,650円)も安くなり、迷わず端末単体購入しました。


パッケージには、Aterm MR03LN本体、充電池パック(リチウムイオン電池)2,300mAh、microUSBケーブル、USB ACアダプタ、マニュアルなどが入っています。

一般通信時(Wi-Fiテザリング)LTE 最大約12時間、3G 最大約12時間、一般通信時(Bluetoothテザリング)最大約24時間、休止状態時(ボタン操作による起動)約1,000時間利用出来ます。

バッテリーは、結構持ちます。


BIGLOBE LTE・3G

BIGLOBE LTE・3G

SIMカードにBIGLOBE LTE・3Gを選んだ理由は、公衆無線LANスポットとして「BBモバイルポイント」(mobilepoint)、「UQ Wi-Fi」(UQ_Wi-Fi)「Wi2 300」(Wi2)が無料で利用出来るからです。

なお、事前にMACアドレス登録が必要で、料金プランが「スタンダードプラン」(3,980円/月)の場合は3台まで接続出来ますが、それ以外のプランでは1台までしか接続出来ないので注意が必要です。


AtermらくらくQRスタート for iOS

AtermらくらくQRスタート for iOS

アクセス設定は、同梱されているパケージには、デフォルトアクセスSSID/パスワード設定出来るQRコードシールが入っていて、これを、iPhone/iPadアプリ「AtermらくらくQRスタート for iOS」で読み取って、プロファイル設定を読み込みさせる事で、iPhone/iPadで簡単にアクセスすることが出来ます。

なお、SSIDやパスワードを変更した場合は、Aterm MR03LNにSafariからアクセスして、新しいQRコードを作成する必要があります。


IEEE802.11ac、IEEE802.11n(5GHz)および IEEE802.11a 通信利用時は、5GHz帯の電波を使用しますが、5.2GHz、5.3GHz 帯の電波の屋外での使用は電波法により禁じられています。

そのため、デフォルトでは5GHz帯の設定はなく、Safariで設定画面にアクセスして有効にする必要があります。

設定を有効にすると、次回からは端末液晶画面から切替可能になります。


マニュアルの説明によると、5GHz 帯で使用するチャネルは 36/40/44/48ch(W52)、52/56/60/64ch(W53)、100/104/108/112/116/120/124/128/132/136/140ch(W56) です。

従来の IEEE802.11aで使用の34,38,42,46ch(J52)の装置と、IEEE802.11a モードでの通信はできません。

W53(52/56/60/64ch)または、W56(100/104/108/112/116/120/124/128/132/13 6/140ch)を選択した場合は、法令により、各チャネルの通信開始前に、1 分間のレーダー波検出を行いますので、その間は通信が出来ません。

また、通信中にレーダー波を検出した場合は、自動的にチャネルが変更されるため、通信が中断される場合があるそうです。


さっそく、MacBook Air (Mid 2013)からAterm MR03LNの5GHz帯を有効にしてWi-Fi接続してみました。

IEEE802.11ac、チャンネル36(5GHz)と認識されました。

IEEE802.11ac対応のMacBook Air (Mid 2013)、MacBook Pro (Retina, Late 2013)では、通信環境におけるメリットが発揮でき、IEEE802.11n対応のLightningコネクタ仕様のiPhone/iPad/iPod touchでも、5GHz帯を利用することが可能になります。

ただ、IEEE802.11acの速度を発揮した環境を構築するには、ギガイーサネット対応のクレドール「PA-MR03L-EX3C」を利用した、トラベルルーターとして利用した場合と考えた方が良いかもしれません。


Bluetoothテザリングを利用するには、簡単無線接続から、Bluetoothのペアリングを設定行い、Macまたは、iPad、iPod touchでペアリングを確率します。

仕様はBluetooth4.0(Class2)で、最大3Mbpsまでの制限付きで、接続可能な外部機器(子機)条件として、Bluetooth2.1以上、かつネットワーク接続ができるプロファイル(PANU)に対応している必要があります。

なお、iPhoneはPANUに対応していないため、Bluetoothテザリングのクライアント利用は出来ません。(親機にはなれます)


iPhone/iPadアプリ「Aterm Mobile Tool」を使用して、Aterm MR03LNの通信状況や、インターネットの接続切り替え(LTE/3G/公衆無線LAN)などを画面操作で行う事が出来ます。

これの他に、Safariからも、アクセスして通信状況や、各種設定の変更を行うことは出来ます。


公衆無線LAN設定は、BIGLOBE LTE・3Gの公衆無線LAN利用を見越してか、公衆無線LANスポットとして「BBモバイルポイント」(mobilepoint)、「Wi2 300」(Wi2)の設定項目が用意されています。

設定した公衆無線LANのアクセスポイント接続の優先順位を設定することが可能です。

また、自宅の無線LANルーターや、会社の無線LANルーター設定なども手動設定して利用可能です。


USENスピードテストを利用して、インターネット速度計測を行ってみました。

色々な場所で計測してみましたが、他社のモバイルルーターと同じような速度しか出ず、バックボーンが強力な、公衆無線LAN速度以上の速度は出ない感じがします。

ただ、混信しないというメリットは結構大きいので、セミナー講師や、展示会で安定した無線LAN環境を構築したい方には良いと思います。




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