iPhone 18 Pro・iPhone 18 Pro Maxをチェック(米国モデル)
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Appleが発表した新型iPhone「iPhone 18 Pro」と「iPhone 18 Pro Max」(米国モデル)をチェックしてみました。
A20 Proチップを採用し、2つのスーパーコアと4つの高効率コア、Neural Acceleratorを搭載したGPUは7コア、デュアル16コアNeural Engine、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング仕様となります。
12GBのLPDDR5X-9600メモリ(メモリバス幅96bit/8Byte、メモリ帯域幅113.7GB/s)を搭載しています。
ブラック、シルバー、グレイシャー、バーガンディの4色がラインアップされています。
iPhone 18 Proは、最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートを持つ460ppiの6.3インチProMotion技術Super Retina XDRディスプレイを搭載し、2,622 x 1,206ピクセル解像度で、iPhone 17 Proと同じ仕様となります。
iPhone 18 Pro Maxは、最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートを持つ460ppiの6.9インチProMotion技術Super Retina XDRディスプレイを搭載し、2,868 x 1,320ピクセル解像度仕様で、iPhone 17 Pro Maxと同じです。
どちらも、最大輝度1,000ニト(標準)、ピーク輝度1,600ニト(HDR)、ピーク輝度3,000ニト(屋外)、最小輝度1ニト仕様で、iPhone 17 Pro・iPhone 17 Pro Maxと同じ仕様です。
また、iPhone 17 Proと同じ前面画面ガラスに「Ceramic Shield 2」を、背面には「Ceramic Shield」を採用し、耐擦傷性能とグレアを抑える反射防止性能を向上させたApple製コーティングが施されています。
iPhone 18 Proの上部スピーカーエリアの長さは27.38mmで、iPhone 18 Proと変わっていません。
iPhone 18 ProのDynamic Island部は、iPhone 17 Proと比べて幅が2mm短くなっています。
投稿イルミネーター、ドットプロジェクターは中央部分に配置されていますが、iPhone 17 Proの左上端のディスプレイ下に環境光センサー実装に加えて、iPhone DuoのインナーアンダーディスプレイFaceTimeカメラのような感じで、赤外線センサーも左上端のディスプレイ下に実装されています。
iPhone 18 Proの頭の部分に「5G NR mmWave」アンテナ用のエリアが設けられています。
日本ではミリ波は使用できませんが、以前からアメリカなどで販売されているeSIMオンリーモデルのiPhoneと筐体を共通化しているため、ボディの本体上部には穴が開けられ、樹脂製パーツがはめ込まれる構造となっています。
なお、中国のデュアルnano-SIMモデルや、EUのデュアルSIM(nano-SIMとeSIM)モデルには、ミリ波アンテナ用エリアは設けられていません。
また、新しくApple C2モバイル通信モデムを搭載(米国iPhone 18 Pro MaxモデルのみSnapdragon X80を搭載)しています。
iPhone 18 Pro本体の重さは実計測値で211.5g、iPhone 18 Pro Max本体の重さは実計測値で248.5gでした。
iPhone 17 Pro本体の重さは実計測値で205gでしたので6g重くなっています。
その分、バッテリー搭載量が増えています。
iPhone 18 Proのメインカメラは、2.44 umの48MP Fusion クアッドピクセルセンサー、24mm、第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正、100% Focus Pixels、反射防止コーティング仕様となります。
ƒ/絞り値はƒ/1.48、ƒ/1.8、ƒ/2.8、ƒ/4.0の4段階の可変式となります。
iPhone 18 Proの超広角カメラは、1.4 umの48MPクアッドピクセルセンサー、ƒ/2.2絞り値、焦点距離13mm、120°視野角仕様で、iPhone 17 Proとおなじです。
iPhone 18 Proの望遠カメラは、1.4 umの48MPクアッドピクセルセンサー、ƒ/2.8絞り値、3Dセンサーシフト光学式手ぶれ補正とオートフォーカス、テトラプリズムの光学8倍望遠カメラ仕様で、iPhone 17 Proとおなじです。
iPhone 18 Pro背面メインカメラに搭載された4段階可変絞り機構は、レーザーカット加工された6枚のブレードをマグネットで左右に駆動する新開発のロータリー機構によって可変させています。
ただしブレードは通常形状で絞りは六角形状となり、円形絞りを意識した作りにはなっていません。
iPhone 16 Proから搭載されたiPhoneカメラを素早く開いて、よく使うカメラ設定にアクセスすることができる幅17.5mmの「カメラコントロール」が継続採用されています。
カメラコントロールを軽くクリックすると、デバイスのベゼルから延びるオーバーレイが表示されます。
カメラコントロールを軽く2回クリックすることで、使用できるコントロールが表示されます。
コントロールを選択した後、カメラコントロールで指をスライドさせて値を調整して、コンテンツを自由に撮影することができます。
iPhone 18 Proのフロントカメラ
iPhone 18 Proのフロントカメラは、18MPセンターフレームカメラを搭載し、ƒ/1.9絞り値、Focus Pixelsを使ったオートフォーカス、Photonic Engine、スマートHDR 5、Deep Fusion、ナイトモードのタイムラプス撮影、フォーカス機能と被写界深度コントロールが使える次世代のポートレート、6つのエフェクトを備えたポートレートライティングに対応しています。
0.96 umのSONY製23MP正方形ピクセルセンサー「IMX914」が搭載されています。18MPはセンサーの最大出力サイズを指しています。
Apple Log 2、ProRAWにも継続対応しています。
iPhone 18 Proの背面カメラ
iPhone 18 Proのメインカメラは、2.44 umの48MP Fusion クアッドピクセルセンサー、ƒ/1.78絞り値、第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正、100% Focus Pixels、ナノレベル反射防止コーティング仕様となっています。
SONY製「IMX905」センサーが搭載されています。
レンズ焦点距離は24mm (35mm換算) で、iPhone 15 Proから変わっていません。
iPhone 18 Proの背面超広角カメラは、1.4 umの48MPクアッドピクセルセンサー、ƒ/2.2絞り値、焦点距離13mm、120°視野角、Photonic Engine、Deep Fusion、レンズ補正、ナノレベル反射防止コーティング仕様となっています。
iPhone 16 Pro/17 Proの背面超広角カメラと同じSONY製「IMX972」センサーが搭載されています。
レンズ焦点距離は13mm (35mm換算) となります。
iPhone 18 Proの背面望遠カメラは、1.4 umの48MPクアッドピクセルセンサー、ƒ/2.8絞り値、3Dセンサーシフト光学式手ぶれ補正とオートフォーカス、テトラプリズムの光学4倍望遠カメラ、反射防止コーティング仕様となっています。
iPhone 17 Proと同じSONY製「IMX973」センサーが搭載されています。
カメラ機能
iPhone 18 Proのカメラアプリで、プロレベルのコントロールが利用可能になっています。
レンズ絞りでは、ƒ/絞り値として、ƒ/1.48、ƒ/1.8、ƒ/2.8、ƒ/4.0の変更が行えます。
また、シャッタースピード、ホワイトバランス、絞りの手動コントロールと、ヒストグラムを使える機能により、創造の幅をさらに広げます。
iPhone 18 Proのメインカメラは、レンズ絞り機能を利用することで、ƒ/1.48、ƒ/1.8、ƒ/2.8、ƒ/4.0の4段階の可変式が選択できます。
これまではソフトウェア処理による被写界深度調整でしたが、光学的な絞り変更が可能になります。
光を通過させる時間を調整できる「シャッタースピード」は、1/16000〜1秒まで設定が可能です。
たとえば風景写真の場合、シャッタースピードに低速を選べば、清らかな川の流れを表現できますし、ゆれる花を狙えば風や動感を表現することが可能です。
逆に高速を選んで滝を写せば、清涼感あふれる滝の飛沫をとらえることが可能です。
スポーツ撮影の場合、シャッタースピードが低速なら躍動感がある写真になりますし、逆に高速なら時間を止めたような決定的瞬間の撮影ができます。
焦点(ピント)を合わせる「フォーカス」はウルトラワイドカメラ、メインカメラ、望遠カメラをまず選択でき、さらにマニュアルフォーカスできます。
コントラストの弱い空や壁などの被写体や近距離での花のマクロ撮影では、オートフォーカスではピント合わせに迷うこともあります。
そのような場合、マニュアルフォーカスに切り替えて撮影しましょう。
ホワイトバランスは、AWB(オートホワイトバランス)の場合、色温度(ケルビン値)をリアルタイムに表示してくれます。
マニュアルでは「白熱灯(3200k)「蛍光灯(4000k)」「昼光(5500k)」「曇り(6500k)」「シャドウ(7500k)」が用意されています。
iPhone 18 Proのフォトグラフスタイルに、従来のパレットに加えて「テクスチャ」が追加されています。
テクスチャでは「肌の柔らかさ」の調整、「グロー」調整が行えます。
肌の柔らかさを調整することで、肌の美しさや表情・仕草の柔らかさを調整できます。
グローを調整することで、明るい部分をふんわりとにじませ、光が広がっているように見せることができます。
iPhone 18 Proの設定>カメラに「タイムラプス撮影を開始」が追加されています。
これまでタイムラプス撮影はフルHD撮影でしたが、iPhone 18 Proでは4Kでタイムラプス撮影が行えます。
iPhone 18 Proの設定>カメラの「シネマティック撮影」に「1080p HD/60 fps」と「4K/60 fps」が追加され、60 fps撮影が可能になりました。
1080p HD/60 fpsの場合1分間に60MB、4K/60 fpsの場合1分間に400MBのストレージを消費します。
Appleのプロ向け動画カメラ「Final Cut Camera 2.3」以降など対応するアプリを利用する場合、Apple ProRes RAW、Apple ProRes RAW HQ撮影が行えます。
ProRes RAW撮影を行うためには、OWC Envoy Pro miniなどの転送性能510 MB/s以上で、消費電力900 mA以下で動作するUSB-C接続ストレージが別途必要です。
iPhone 18 Pro・iPhone 18 Pro Maxは、設定>カメラ>フォーマット>に「プロストレージを構成」が追加されています。
ビデオ撮影用に確保するストレージの量を設定します。
いつでもプロビデオストレージを変更または削除して、空き領域を取り戻せます。
iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Maxでは、Appleリファレンス画像を使って写真が本物であるかを確認できます。
「カメラ」アプリでリファレンスモードを使用すると、新しいメインカメラがセンサー上でピクセルレベルの写真データを安全に取得して署名できます。
作成されたリファレンス画像は、安全なデジタルネガのようなもので、通常の写真と比較して、その写真が編集または変更されていないかどうかを確認できます。
Appleリファレンス画像は、デフォルトではオフになっています。
Appleリファレンス画像を使用するには、設定>カメラ>リファレンス画像>リファレンスモードを追加をオンにします。
設定関連
iPhone 18 Proには、ブラック、シルバー、グレイシャー、バーガンディに合わせた専用壁紙が用意されています。
これらの壁紙を使用するには、設定>壁紙>新しい壁紙を追加で、iPhone 18 Proを選択します。
ベンチマーク
UL Solutionsのベンチマークアプリ「3DMark」を使用し、レイトレーシングベンチマークテスト「3DMark Solar Bay Stress Test」計測を行ってみました。
最高ループスコア「15510」、最低ループスコア「9871」という結果でした。
iPhone 17 ProのA19 Proチップと比較して約1.4倍高速となります。
A20 Proチップは、ハードウェアアクセラレーテッド機能としてGPUに「Neural Accelerator」が追加されています。
iPhone/iPad用AI Chatアプリ「PocketPal AI」を利用し、超軽量VLM「SmolVLM2-500M-Instruct (Q8_0)」をダウンロードしてベンチマークを計測してみました。
結果はPrompt Processing「7053.62 t/s」、Token Generation「193.04 t/s」、Total Time「2s」、Peak Memory「7.9%」という結果でした。
iPhone 17 ProのA19 Proチップと比較して約1.8倍高速となります。
Tomas Kantorのストレージベンチマークアプリ「Disk Test by Magic Benchmark」を使用して、iPhone 18 Pro/512GBモデルとiPhone 18 Pro Max/1TBモデルストレージ性能を計測してみました。
iPhone 18 Pro/512GBモデルの計測結果の最速値は「Wirte:6351MB/s」「Read:2364MB/s」という結果でした。
iPhone 17 Pro/512GBモデルと比較して、Wirteは約4.3倍高速、Readは約1.9倍高速という結果でした。
MacBook Pro (14-inch, M5)の内蔵ストレージ速度に近い性能があるようです。
iPhone 18 Pro Max/1TBモデルの計測結果の最速値は「Wirte:2628MB/s」「Read:1945MB/s」という結果でした。
iPhone 18 Proシリーズは256GBまたは512GBでTLCセルを採用し、1TBまたは2TBではQLCセルを採用しています。
USB-Cケーブル充電
iPhone 18 Proに、充電出力量をリアルタイム表示できるアンカー・ジャパンのモバイルバッテリー「Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)」をThunderbolt 3ケーブルで接続し、充電出力量をチェックしてみました。
バッテリー残量が減っている状態の場合、最大で34.4W出力が確認出来ました。
以前のiPhone 17 Proでは最大45W充電でしたので、使用は変わっていないようです。
iPhone 18 Proは、中国品質認証センター(CQC)に登録申請された情報から最大45W充電(15W〜45W)できる仕様となっていることが確認出来ています。
iPhone 18 Pro Maxの発送準備機能
バッテリー容量が5391 mAhとなるiPhone 18 Pro Maxは、ほとんどの国や地域で、国際的な輸送規則(IATA航空危険物規則書など)において、通常の「非危険物(規制対象外)」としては扱えず、完全な危険物(Class 9 / Section IA または IB)として規制された配送手続きが必要になります。
設定>一般>転送またはiPhoneをリセットの項目に「発送準備」が追加されています。
この機能は、バッテリーを20Wh未満に放電し、充電の上限を設定して、配送中はiPhoneがこの上限を下回るようにします。この設定は元に戻すことができ、配送後に充電の上限をリセットできます。
アクセサリー
iPhone 18 Pro用ケース「Apple MagSafe対応iPhone 18 Proテックウーブンケース」に「Apple リストストラップ」を接続し、iPhone 17 Proに装着してみました。
iOS 26以降からの新機能により、Apple純正MagSafeケースを装着すると、ホーム画面の色合いを自動切り替えすることが可能になっています。
執筆:大石結花
