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アクロニス・ジャパン、法人向けバックアップ/データ保護ソリューション「Acronis Backup 12」を発表

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アクロニス・ジャパンが、4年ぶりのアップデートとなる、エンタープライズ向けバックアップツール「Acronis Backup 12」の発表会を行いました。


バックアップツールには「確実」「簡単」「高速」「安心」を求められるという事は以前と同じものの、この4年間で「クラウド」が業務に深く関わるようになって来ているというのが最大の変化として挙げられます。


また、ランサムウェアの脅威が増すにつれて、攻撃を受けた後の環境復元のために日常的にバックアップを取得しておく事の重要度は上がってきており、バックアップがセキュリティ対策の一環として捉えられるようになって来ているというのも市場の変化です。


これらの市場の変化に対応したバックアップツールとして登場したのが「Acronis Backup 12」。


まず、これまで製品ごとに専用の管理ツールを必要としていた操作が、WebUI に統一されました。同時にバックアップをコントロールする「管理サーバ」を、これまでと同じようにオンプレミスのサーバにインストールするだけでなく、Acronis 社のクラウド環境に置いておくことも可能になりました。

Acronis 社クラウド環境に「管理サーバ」を置いた場合には、丁度「Acronis True Image Cloud」のような操作性となります。


管理サーバがWebUI となったことで、管理対象がサーバマシンやワークステーションだけでは無く、Amazon EC2 や Microsoft Azure もバックアップ対象として登録し、自動化されたバックアップ処理が可能になっています。

このように物理サーバも、仮想サーバも一括してバックアップ対象と出来るのが、「Acronis Backup 12」の大きなウリです。


ここでバックアップされたデータは「Acronis Universal Restore」技術によって、バックアップ元とは異なる環境に復元する事も可能になっています。

このために、オンプレミス環境にある物理サーバのデータを「Acronis Backup 12」でバックアップした後に、そのバックアップを仮想環境に展開することでクラウドへの移行をサポートできるだけでなく、クラウドサービスから異なるクラウドサービスへの環境移行などを可能にします。


Acronisと言えば、そのバックアップ速度には定評が有りましたが、「Acronis Backup 12」はその高速なバックアップを仮想環境にまで広げてきました。

VMware vSphere と Microsoft hyper-V の環境であれば、仮想マシンの差分のみをバックアップする「vmFlashback」機能に対応したことでバックアップ時間と、バックアップ容量の削減を実現しています。


このようにして取得されたバックアップからデータを復元する際には、バックアップアーカイブの中から VM の動作に必要となる最低限のデータのみを取り出し、他のデータはバックアップアーカイブの中を参照しながら動作することで仮想マシンの復元を高速化する「Acronis Instant Restore」が利用可能になります。


このような最新環境に対応した「Acronis Backup 12」は macOS にも対応しており、「Workstation License」にてCPU単位で利用可能です。「Workstation License」は台数辺り9,600円の永続ライセンスが、4,200円の1年間サブスクリプションなどが選択できるようになっています。

また、業務環境で利用されることが多くなってきている iOS についてはAcronis社のバックアップ用オンラインストレージである「Acronis Cloud Storage」を契約することで契約容量内であれば台数無制限でバックアップできるようになっています。

なお、「Acronis Cloud Storage」は250GB〜5TBで容量を選べるようになっており、250GB 1年間で 35,900円からとなっています。




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