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PFUのiPad/iPhoneと簡単に連携可能な「ScanSnap Connect Application(日本語版)」説明会

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PFUが、eドキュメント JAPAN 2011に合わせてマイナーバージョンアップを発表した「ScanSnap S1500」シリーズと、ScanSnapシリーズの iOS 及び クラウドサービス への対応についての説明会が行なわれました。

ScanSnap S1500シリーズはハードウェアの変更は無いものの、「自炊だけではない、スキャナーを より身近なモノとするための活用方法を提案」するためにドライバ・ソフトウェアの大幅アップデートがされました。

まず、添付の Adobe Acrobat について、バージョンが 1つ進み「Acrobat 9 Pro」が添付されるようになりました。OS にPDF作成機能を持たない Windows 版では Acrobat の Standard版が同梱されますが、Mac OS X の場合には PDF 作成機能は OS の標準機能ですので、作成された PDF ファイルに対して OCR機能やファイル統合機能を持つ Acrobat Pro が同梱されています。これによって、ScanSnap でスキャニングされた PDF データを活用しやすくなっています。

続けての新機能は、クラウドサービスとの連携。これまでもクイックメニューで簡単に Evernote などへスキャニング結果が送れるようになっていましたが、今回のアップデートによって SugarSyncSalesforce Chatter などへもポスト出来るようになりました。


最後に、最大のアップデートは iOS との連携についてですが、USBポートに ScanSnap を接続した PC と、iPhone/iPadアプリ「ScanSnap Connect Application(日本語版)」をインストールした iOS 搭載機を Wi-Fi 経由でペアリングしておくことで、ScanSnapにてスキャンした書類が自動的に iOS搭載機に転送されます。

最初に必要となる PC と iOS搭載機とのペアリングは非常に簡単。まずはPCにドライバと一緒にインストールされる転送用アプリケーション「モバイルに保存」において接続用パスワードを決めておきます。


続けて、iOS搭載機において「ScanSnap Connect Application(日本語版)」を起動することによってWiFi接続されたローカルネットワークがスキャニングされ、ScanSnapドライバがインストールされているマシンがリストアップされます。リストより接続したいマシンを選択し、事前に決めておいた接続用パスワードを入力することでペアリングが完了です。


接続用パスワードによって誰にでもペアリングされる事が防げる一方、出張先などでもパスワードさえ分かれば出先の ScanSnap を利用することが可能です。

ペアリングが完了すれば、あとは ScanSnap に原稿をセットし、Scanボタンをクリックするだけ。ScnaSnap でスキャンされたデータは一度PCへ送られ、斜め補正や色補正の処理が自動的に行なわれた上で、iOS 搭載機の「ScanSnap Connect Application(日本語版)」へ送られます。この iOS への転送は Wi-Fi 経由でダイレクトに行われますので、iTunes などを利用する必要が有りません。


このために「出先にあった ScanSnap をちょっと利用して iOS 搭載機へデータを送る」というようなシチュエーションでも、iOS 搭載機内のデータが消えたり壊れたりする心配をする必要は有りません。

スキャン作業中に iOS搭載機とのペアリングが途切れた場合には、スキャニングデータは転送用アプリケーション「モバイルに保存」へ蓄積されます。その上で、次に iOS搭載機とのペアリングが再開され次第に速やかに転送されます。

ちなみに、PC の転送用アプリケーション「モバイルに保存」は独立しての動作も可能であり、またドロップ&ドラッグにも対応しています。このために、スキャンして一旦は PC に保存したデータを、素早く iOS 搭載機へ転送する為のツールとしても利用が可能です。


PFU としては ScanSnap と iOS搭載機を直接接続することも視野には入れているものの、「現在のCPUパワーやバッテリでは、スキャンデータの内容を分析して最適化するような処理を モバイル機器にさせるのは荷が重い。また、クラウドサービスでは信頼性と処理速度の問題をまだ解決出来ない」ということで現時点では一旦PCを介しての接続となっています。今後、時代の経過と共に形態が変化することは充分に考えられるものの、「現時点では、PC を介して処理するのがベスト」という事で現在にようなスタイルになっています。

このように、ソフトのパワーで新たなる魅力を身に付けた ScanSnap シリーズ。

最新機能を実現・搭載するドライバ・ソフトウェアについては、既存モデルの ScanSnap でも利用することが出来、Adobe Acrobat を除き全て無償でアップデートが公開されています。

最新バージョンの Adobe Acrobat を同梱したScanSnap S1500シリーズについては既に受注が開始されており、2011年10月21日より出荷が開始されます。


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