CES 2016において、パナソニックが、マイクロフォーサーズシステム規格の望遠ズームレンズ「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. Telephoto-Zoom」を実働展示していました。

レンズの口径こそ太めですが、筐体デザインからするとビックリするほど軽量。

レンズフードが内蔵されていますので、持ち運び時は意外とコンパクトに収まります。ただし、収納式レンズフードでは長さに限りが有るので不満を持つ人のために、パッケージ内にはフィルターネジを使って固定させる固定式フードも同梱されます。

超望遠ズームということで、レンズには雲台マウンタが標準装備されています。

三脚などには雲台マウンタに付けたアダプタを介して接続、固定します。雲台マウンタは固定ネジを緩めることで90度まで回転しますが、この回転時にはAF/MF切り替えやフォーカスリミッタなどのスイッチ類も一緒に回転します。

この機構によって、「レンズの向きを変えたらスイッチが雲台に干渉して、スイッチが切り替えられない」という事態が発生することを防止できます。

将来に向けての技術展示としては、100Gbps超の転送能力を持ち、8K (120fps7,680×4,320) 映像を1本のケーブルで電送できるプラスチックFiberを参考出品していました。

今回は HDMI端子を流用した端子を用いてFiberケーブルの接続を行っており、30m のケーブルを用いて長距離転送でも安定したデータ転送ができることが示されていました。

規格化などは、これより順次 国際機関に提案してゆくという事でした。

by Michio Higashi