Bloomberg:Apple、製品設計の監督体制を刷新
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Bloombergが、John Ternus氏が次期最高経営責任者(CEO)に任命されたのと同時に、最高ハードウェア責任者(CHO)としてJohny Srouji氏は、Apple社員へのメールで、新たに統合されたハードウェアエンジニアリング部門とハードウェアテクノロジー部門を、5つの主要分野に分かれて組織再編すると通達したと伝えています。
チームはハードウェアエンジニアリング、シリコン、先端技術、プラットフォームアーキテクチャ、プロジェクト管理の各部門に編成され、この変更は、組織構造の簡素化を目的としており、これにより数千人の従業員が増え、iPhone、iPad、Apple Watchなどの製品のエンジニアリングに関する責任も増大することになります。
Johny Srouji氏が担当していたハードウェアエンジニアリング部門は、ハードウェアエンジニアリング部門の製品品質担当ヴァイスプレジデントTom Marieb氏が担当することになるそうです。
シリコン部門はシリコンエンジニアリング担当ヴァイスプレジデントSribalan Santhanam氏が担当し、プラットフォームアーキテクチャ部門は引き続きヴァイスプレジデントのTim Millet氏、先端技術部門はモデムチップの開発を主導するヴァイスプレジデントZongjian Chen氏、プロジェクト管理部門はハードウェアエンジニアリング・プログラムマネージメント担当ヴァイスプレジデントDonny Nordhues氏が担当するそうです。
ハードウェアエンジニアリングチームとハードウェアテクノロジーチームを統合するという今回の決定は、Appleが10年以上前に採用していた組織構造に回帰することを意味します。
このグループは、かつてハードウェア部門の責任者だったBob Mansfield氏の下で一つのチームとして活動していましたが、2012年の彼の最初の退職に伴い分割されました。
Bloombergが、Appleの最高ハードウェア責任者Johny Srouji CHOは、将来のデバイス開発を加速させる取り組みの一環として、ハードウェア開発の再編と、製品設計などの主要機能の監督体制の見直しを進めていると伝えています。
関係者によると、今回のハードウェア部門の再編は、社内シリコン開発チームと製品開発チームの連携を強化することも目的としているそうで、製品設計部門は、Appleのハードウェアエンジニアリング担当ヴァイスプレジデントKate Bergeron氏から、長年彼女の部下を務めてきたShelly Goldberg氏とDave Pakula氏の2人に移管されることになるそうです。
Shelly Goldberg氏は既にMac製品開発を統括しており、Dave Pakula氏はApple Watch、iPad、AirPodsの開発を主導してきました。Richard Dinh氏は、iPhoneの製品設計の責任者として引き続き指揮を執るそうです。
Appleでは、製品デザイングループは工業デザイングループとは明確に区別されており、工業デザイングループはCEO直属の別の幹部によって率いられていて、工業デザインは新製品の全体的なビジョンと外観を決定づける一方、製品デザインはそれらのコンセプトを消費者に届けられる実際の製品へと具体化することに重点が置かれているそうです。
一方、Kate Bergeron氏は、Apple製品全体の信頼性を監督するという重要な役割を担うことになったそうで、この役職は以前Tom Marieb氏が務めていました。そのTom Marieb氏はJohny Srouji CHOの直属の部下となるそうです。
Tom Marieb氏の直属となるKate Bergeron氏は、Apple製品全体で使用される材料の開発責任者という以前の職務も引き続き担うそうです。
Tom Marieb氏は、Apple Watchのエンジニアリングを統括するEugene Kim氏、電気エンジニアリングを率いるDeniz Teoman氏、そして現在メガネやAIデバイスに注力しているVision Proヘッドセットの開発元であるApple Vision製品グループのエンジニアリングを監督するPaul Meade氏など数名を留任させる予定だそうです。
Johny Srouji CHOは、John Ternus氏の元部下で、Appleのホームオーディオ製品の開発を率いてきたMatt Costello氏に、新たなエコシステムプラットフォームおよびパートナーシップチームを統括させ、ロボット機器に特化した特別プロジェクトグループを率いるKevin Lynch氏の2人を直属の部下として異動させたそうです。
Appleはまた、Johny Srouji CHOの長年の側近であるシリコンエンジニアリンググループ責任者のSribalan Santhanam氏と、先端技術グループリーダーのZongjian Chen氏の責任範囲を拡大し、Sribalan Santhanam氏は既にApple製品全体で使用される主要チップの開発を統括しており、Zongjian Chen氏は携帯電話モデムなどの重要な新プロジェクトを主導してきたそうです。
Sribalan Santhanam氏は、イスラエルにあるAppleのシリコンエンジニアリングチームに加え、チップパッケージングやアナログ・ミックスドシグナル(AMS)技術に特化したグループの責任者も兼任するそうです。これらのスタッフは、システム統合、電源管理、信号処理、その他アップル製品にとって重要な低レベルのチップ機能を担当するそうです。
Zongjian Chen氏は、Myra Haggerty氏が率いるAppleのセンサーソフトウェアおよびプロトタイプ開発チーム、そしてAlan Gilchrist氏が率いるバッテリーおよびカメラエンジニアリングチームの監督権限を得るそうです。これらの組織はこれまでJohny Srouji CHOの直属でした。Zongjian Chen氏はまた、Victor Yin氏が率いるAppleのディスプレイエンジニアリンググループも統括するそうです。
Zongjian Chen氏はまた、非侵襲型血糖値センサーの開発という長年のプロジェクトも引き継ぐそうで、このプロジェクトは、Appleのシリコン向けプラットフォームアーキテクチャグループを率い、2023年にこの取り組みの監督を引き継いだTim Millet氏の監督下から移管されるそうです。
