Rumor

iPhone 4ホワイトのホワイトパネル製造に対する、厳しい品質基準は変わっていない

※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。

10ヶ月遅れで発売が開始された「iPhone 4ホワイト」は、ガラスに白い塗装を施す処理の難しさから、生産が難航していましたが、新しい被膜厚指定の塗料が開発された事によって解決したのだと思っていました。しかし、関係者の話しでは、今でも白いガラスパネルの生産は難しいようです。


背面ガラスの問題は解消されたようですが、表面ガラスは、液晶部分を露出させるため、白枠塗装がされていて、その、端の境部分の塗装が難しく、歩留まりは改善されてはいないようです。

出荷されている製品は、品質をクリアしているので分かりませんが、弾かれる物は、ルーペで見ると、わずかに薄く、下の黒い部品との混色によって、薄いグレーのように見えてしまうらしいです。

また、ガラスその物への品質要求も高く、AGC旭硝子のタッチスクリーンオーバーレイガラスを採用しているiPad 2の場合は、装着して、表面がフラットであるとか、透過率などのチェックが行われ、また厚みに対する基準も厳しいため、ODM製造メーカーが、納品されたガラスの表面を、コンマレベルで削り、基準に合うよう処理を行っているようです。

こうした厳しい品質基準によって、Apple製品は製造されており、ユーザーの満足度は高いわけですが、ODMメーカーにとっては、大手クライアントでありつつも、手強い相手だと思っているようです。


関連エントリー
Appleの「iPhone 4 ホワイト」をチェック、ただ白いだけにあらず
AllThingsD:Steve Jobs CEO、Phil Schiller、白い物をつくるほど単純ではなかったと、iPhone 4 ホワイト発売の遅れについて説明
iPhone 4のホワイトモデル製造安定のため、被膜厚指定の塗料を開発?
iPhone 4のホワイトモデル用の白いガラス塗装は、未だ安定せず?
iPhone 4ホワイトモデルの遅れは、部品メーカーの製造遅れが原因?
旭硝子、板厚0.5mmを実現した、スマートフォン、タブレット PC向け電子機器用化学強化カバーガラス「Dragontrail」を販売開始


関連記事

この記事のハッシュタグ から関連する記事を表示しています。

新着記事