Appleが、2022年11月1日に発効し、2023年5月2日に施行されたEUにおける「The Digital Markets Act」に関して、EUのユーザーにApple製品を設計・提供する方法について、懸念すべき変更を私たちに強いていると発表しています。

Appleでは、常に人々の可能性を広げ、生活を豊かにする技術の開発に注力し、直感的で使いやすく、シームレスに連携し、プライバシーとセキュリティを保護する製品を設計していると説明し、2008年にApp Storeを立ち上げて以来、開発者と共に世界で最も活気に満ち、安全で成功したデジタルマーケットプレイスのひとつを築いてきたと述べています。

DMAによって、EUのAppleユーザーは次のような状況に直面していると説明しています。

・Apple製品同士のシンプルでシームレスな連携が損なわれている
・新たなリスクにさらされている
・新しいテクノロジーが登場するたびに、EU以外の地域よりも利用できる機能が遅れる可能性が高まっている

また、DMAは必ずしも欧州市場の健全な競争につながっていません。多くの企業が革新ではなく、自社の都合のために法律を利用し、EU市民のデータ収集やAppleの技術の無償利用を狙っています。

それでもAppleは、EUのユーザーに新しい機能を届けられるよう、法律に準拠しながら数千時間にわたるエンジニアリング作業を続けています。しかし、DMAがもたらすすべての問題を解決できるわけではありません。

Appleは規制当局に対し、この法律がApple製品を日々利用するEU市民にどのような影響を与えているのか、より丁寧に検討していただくよう強く求めています。

Appleは、EUのユーザーにも、他の地域と同じ水準の最高の体験をお届けしたいと考えていて、そのためにAppleは、これからも全力を尽くすと説明しています。