Apple Private Cloud Computeの使用状況を確認する
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Appleは「Apple Intelligence」において、デバイス上では難しい、より複雑な計算が必要な場合、より大きな基盤モデルを実行するためのAppleシリコンを搭載したサーバクラウド基盤システム「Apple Private Cloud Compute」を使用する仕組みを採用しています。
Apple Intelligenceを使用していて、デバイス内処理中なのか?Private Cloud Compute処理中なのか?見分ける方法は用意されておらず、意識することはありません。
Apple Private Cloud Computeが動作する例として「長文の要約」があり、テスト例として青空文庫の夢野久作「ドグラ・マグラ」という約45万字の長編小説をテキスト保存し、作文ツールで要約してみました。
一瞬のラグがあり、要約結果が表示されますが、途中で「作文ツールは、このタイプのコンテンツに機能するように設計されていません。」と表示がされますが「続ける」をクリックすると要約が表示され続けます。
この長文小説の要約の場合、Appleシリコンを搭載したMacでもApple Private Cloud Computeを使用することが分かっています。
Apple Private Cloud Computeの使用状況を確認するには、設定>プライバシーとセキュリティ>Apple Intelligenceレポート>Apple Intelligence Reportでアクティビティを書き出すことで確認できます。
過去15分(デフォルト)または過去7日間のレポートの期間を選択します。オフを選択すると、レポートが無効になります。
レポートは「Apple_Intelligence_Report.json」という名前のファイルとして保存され、テキストリーダーで開いて確認することができます。
今回の例では、SummarizationKit処理するために、Private Cloud Compute全文を送り、データーとして返ってきていることが確認できます。
注:Apple_Intelligence_Report.jsonファイルは、プライベート情報を含む場合があるため、公開するのはやめましょう。