Mac OS X

Apple、次期Mac OS X「OS X Mountain Lion」デベロッパプレビューを発表

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OS X Mountain Lion

OS X Mountain Lion

Appleが、世界で最も先進的なオペレーティングシステムの9番目のメジャーリリースとなる「OS X Mountain Lion」のデベロッパプレビューをリリースしましたと発表しています。

iPadの人気アプリケーションや機能をMacにもたらし、OS Xのイノベーションを加速させるものです。Mountain Lionはメッセージ、メモ、リマインダー、Game Center、通知センター、Share Sheets、Twitterとの統合そしてAirPlayミラーリングをMacに導入します。

Mountain Lionは、簡単なセットアップやアプリケーションとの統合ができるようにiCloudが組み込まれた最初のOS Xリリースです。

OS X Mountain Lion Developer Previewは本日より、Mac Developer Programのメンバーに提供されます。

Macユーザは、2012年の夏の終わりに、Mac App StoreからMountain Lionにアップグレードすることが出来るようになるそうです。


iCloud

iCloud

今回紹介されている10の新機能について見ていきましょう。最初に「iCloud」への対応は「Documents in the cloud」という機能によって、これまで、Mac App StoreのMacアプリでもいくつか対応しているアプリはありましたが、新しいAPIを使う事で、デベロッパはiCloudに対応した書類ベースの
アプリケーションを作る事が出来るようになるそうです。

また、iCloudのEasy Setupを利用すると、OS X Mountain LionにApple IDでログインすると、それまで利用していたMacのiCloud情報のうち、iOS 5と同様にメール設定、連絡先、カレンダー、リマインダー、ブックマーク、ノート、AppStoreの設定が反映されるそうです。


先行ベータ版が公開された「メッセージ」は、テキストメッセージに制限無く送信でき、写真と動画(100MB HD動画)の送信も可能で、グループ機能も利用可能のようです。

また、iOS 5と違って、ユーザーリストに、アドレスブックのアイコンが表示されるようです。

OS X Mountain Lionでは、iChat AVと置き換えられることになりますが、AIM、Jabber、Google Talk、Yahoo! Messengerの設定は引き継がれるそうです。


リマインダー

リマインダー

リマインダーは、Google Calendar、Yahoo! Calendar、CalDAVに対応していて、これらのサービスとのデータ連携も可能のようです。


ノート

ノート

ノートは、iOS 5版と少し機能が違い、画像貼付け、フォント変更、箇条書きが可能となっているようです。

Share Sheetsに対応し「Pin」というスティッキーズに似た感じでデスクトップに貼付けることも出来るようです。


通知センター

通知センター

通知センターは、Growlに似ている機能で、バナーとダイアログの2種類で表示され、フルスクリーン表示でも右側に表示させることが可能のようです。

製品説明ページによると、トラックパッド上を指でスワイプすると、隠れている通知センターを直ぐに表示させることも出来るようです。

対応しているのは、カレンダー、メール、メッセージ、リマインダー、FaceTime、Game Center、Mac App Store、TwitterのDMとメンションなどで、APIも公開される予定のようです。

なお、メールの通知は、受信する数が多い人になると、かなりうるさくなりますが、通知表示させたいアカウントを「VIP」として作成することで、表示を指定することが可能になるようです。


Share Sheets

Share Sheets

Share Sheetsは、個々の標準搭載アプリから、Twitter、AirDrop、Flickr、Vimeoにすぐ投稿することが出来る機能で、これは、アプリによって投稿出来る先が異なるようです。

また、QuickLookからも共有することも可能になるようで、写真を直ぐに確認した後に共有出来るようになるのは結構便利かもしれません。


Twitter

Twitter

iOS 5同様にTwitterがシステムレベルで統合されまたようです。Twitterにログインしていれば、iOS 5の用に様々なアプリから簡単にツイートすることが出来るようになります。


Game Center

Game Center

iOSでしか利用出来なかったGame CenterもMacで利用可能になります。デベロッパーが、公開されるAPIを実装したMacゲームが出てくれば、スコアランキングも白熱するかもしれません。


AirPlayミラーリング

AirPlayミラーリング

これまでAirPlay機能は、iTunesやiPhotoなど一部のMacアプリレベルでしか利用することが出来ませんでしたが、OS X Mountain Lionでは、システムベースでAirPlayミラーリングが利用可能になるようです。

暗号化された720pビデオストリームを、Apple TV (2nd generation)を使ってHDTVにワイヤレスで送ることができるようになります。


Gatekeeperは、Macにより安全に使う為に3つの実行レベルを設定することが可能な機能で、1つ目はMac App Storeのアプリだけ、2つ目はMac App StoreとAppleが発行したユニークなデベロッパIDを持つデベロッパからのアプリケーションだけ、3つ目は全てOKという3段階の制限をかけることが出来るそうです。


最後に、今回中国対応がピックアップされていて、入力が変換効率や手書き文字入力精度の向上、Safariの検索エンジンがBaiduになるそうです。

QQ、126、163などのトップメールサービスプロバイダで連絡先、メール、カレンダーを簡単にセットアップすることができます。

中国のユーザはまた、Share Sheetsを用いてYoukuやTudouといった主要なビデオウェブサイトに直接ビデオをアップロードすることができ、Sina weiboをシステムワイドでサポートしているため、マイクロブロギングも簡単に利用できるそうです。


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