etc / レポート

アップル:Final Cut Studio 製品紹介レポート

※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。

FInal Cut Studio

FInal Cut Studio

フォーカルポイントコンピュータが、アップルジャパン セミナールームにて「Go with Final Cut Proセミナー No.34」を開催し、その場にて、アップルによって、新しく発表された「Final Cut Studio」の説明が行われました。

 まずは、FInal Cut Studio の製品名称について。

今回、Final Cut Studio 2の後継バージョンとして発売されたのは「Final Cut Studio」。一部では「Final Cut Studio 3 とか Final Cut Studio 2009 などとも呼ばれているようですが、『製品名をシンプルに保つ為に』 "Final Cut Studio" のみが製品名」となっています。

 なお、Final Cut Studio 2 をリリースした2年前は 100万ユーザでしたが、現在のユーザ数は140万ユーザ。全世界で、これだけ多くのユーザが居るアプリケーションですので、今後新機能を活用した Final Cut Studio をサポートするハードウェアなどがリリースされることが予定されています。


Apple ProRes

Apple ProRes

さて、新Final Cut Studio の製品構成について、まずはメインの「Final Cut Pro 7」から。

まずは ビデオコーデック についてですが、Final Cut Pro 6 によって導入された編集用codec 「Apple ProRes Codec」にファミリーが増え、編集・製作現場以外でも利用出来るようになりました。


プロ用の最上位バリエーションとして追加されたのが「Apple ProRes 4444 (フォーバイフォー)」codec。444色深度だけでなく、アルファチャンネルも保持出来るようになりました。アルファチャンネルは全て LossLess の可逆圧縮されることで、データ容量を減らしつつもデータの損失は発生しないようになっています。

ProRes 422 codecよりも、更にデータ容量を小さく出来る codec として登場したのが「Apple ProRes 422 (LT)」codec。これらはProRes 422 codecと比較して容量を少なく抑えられる代償としてダビング特性が低くなっているので、ニュースやスポーツ、報道などのカット編集向けcodec となっています。

更に オフラインcodec として登場したのが「Apple ProRes 422 (Proxy)」codec。HDV の2倍程度という少ないデータ容量でありながらも、Apple ProRes 422 codec の All Iフレームという特徴は残っており、ピント合焦などの或る程度の画質評価までは出来るcodecとなっています。


なお、九州放送機器展2009にて、来場者に対して42インチ マスモニを使用し、非圧縮映像とProRes 422 (LT) codec を同時に表示させたところ、1.5m ほど離れた距離から見た場合には 1名の方のみが区別をつけられたものの、2mも離れれば誰も見分けがつかなかったほどのクオリティを持ちます。


様々な codec を選択出来るようになった「取り込みと転送」機能

様々な codec を選択出来るようになった「取り込みと転送」機能

これらの Apple ProRes codecシリーズを用途に合わせて最適なモノを選択することで、転送量を減らせるので、ポータブルマシンのような非力なマシンや、ディスクでも高品質な編集を可能にするなど、環境を問わない編集環境が実現します。


さて、Final Cut Pro 7 の更なる新機能ですが、「取り込みと転送」機能で映像データを取り込む際に、これまではファイル名がそのままクリップ名となっていましたが、FCP7 では取り込みクリップ名のプリセットが組めるようになり撮影日時データや転送速度をクリップ名に入れる事などが簡単に出来るようになりました。


また、Panaosnic DVCPRO AVC-Intra codec にネイティブ対応し、AVC-Intra codec のまま取り込むだけでなく、ネイティブ編集が可能になります。


書き出しは Compressor によって実行される

書き出しは Compressor によって実行される

また、新しい速度ツールが搭載された事で、これまで様々なテクニックを駆使しないと実現できなかったスムーズな映像を簡単に実現出来るようになりました。

編集時にアルファトランジションを設定・利用出来ますので、オリジナルワイプを作成出来るようになっています。

アルファトランジションの設定方法は、Apple のWebページにて配布されているAppleのコンテンツの「アルファトランジションサンプルを見ることで直ぐに理解出来るので、参考にして勉強して欲しいという事でした。

編集速度についての追加情報としては、SONY XDCAM HD / XDCAM HD422 / XDCAM EX / HDV の各code についてはチューニング ナップをしたために速度向上が見られます。

書き出しについては「Easy Export」機能による書き出し作業を Compressor に処理させるようになったので、書き出し処理をさせている間でも Final Cut Pro は使えるようになりました。

また、書き出しオプションとして「Blu-ray」というオプションが追加されていますが、全部の Blu-ray 書き込み装置に対応出来ている訳ではないので、対応出来るかどうかは各ドライブメーカーのサポート情報を参照して欲しいという事でした。



光関連の設定が数多く投入され、表現力が向上している

光関連の設定が数多く投入され、表現力が向上している

続けて、Motion 4の新機能について。

ハードウェアとして3Dconnexionのような 3Dマウス に対応しました。

これによって慣れが必要ではありますが、カメラの移動などが非常に高速に出来るようになります。

 これまで作成に手間が掛かっていた クレジットロール については、専用のエディタが搭載されたことでインターレース映像やプログレッシブ映像でもチラつきの無い、見易いクレジットロールが簡単に作成出来るようになっています。

 ライトのタイプ設定として「アンビエント・ライト」がサポートされたことで、現実世界でも発生する空気による乱反射もシュミレートしたような効果が得られるようになります。30%前後が現実世界に近いので、30% から設定を攻め込むのが近道となります。


反射にて、現実に近い表現が出来るようになる

反射にて、現実に近い表現が出来るようになる

また「反射」というパラメーターも新しく出来ており、これは「反射率」と「減衰率」のパラメーターを使いこなす事で良い結果を得られるようになります。


「カメラ」ビヘイビアの「焦点」を設定するのを忘れないように

「カメラ」ビヘイビアの「焦点」を設定するのを忘れないように

更に良い効果を得られる新機能としては「焦点の移動」。これは レンダリング メニューの項目に「フィールドの深度」という項目が増えているので、これを 選択して On にすることで利用出来るようになります。タイムライン上で焦点を合わせたいオブジェクトを選択して [Command + F] キーでピントが合います。

タイムラインを通して、1つのオブジェクトに焦点を合わせ続けたい場合には、[レイヤー] メニューから「カメラ」を選択してから、「カメラ」ビヘイビアの「焦点」を設定。


ターゲットを設定すれば、設定レイヤーに焦点を合わせ続けられる

ターゲットを設定すれば、設定レイヤーに焦点を合わせ続けられる

これによって HUD が表示されますので、HUDに「ターゲット」という項目で焦点をフォローし続けたいレイヤーを選択すれば、フォーカスをずっと追いかけ続ける事になります。


設定において、ビヘイビア の設定をする事を忘れがちなので気をつける必要があります。

Color 1.5については、4K 映像をサポート。


専用SDK のリリースで、対応専用ハードウェアが出荷される予定が出て来た

専用SDK のリリースで、対応専用ハードウェアが出荷される予定が出て来た

また、Color SDK をリリースしたので、専用のハードウェアが出る予定となっています。

これら極一部の新機能を見るだけでも、これまで苦労して設定していた各種表現が容易に実現出来るようになった Final Cut Studio ですが、パッケージの値段が下がり 108,800円という非常に低価格で購入出来るようになりました。

また、これまで何らかの形で Final Cut Pro を保有しているユーザは、僅か31,800円でアップグレードが可能になっています。


↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い


関連記事

この記事のハッシュタグ から関連する記事を表示しています。

新着記事