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ウエスタンデジタルジャパン「MyBook Live」製品説明会

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ウエスタンデジタルジャパン (WD) のマーケティングマネージャー牛島学氏による、同社のホーム ネットワーク ドライブ「MyBook Live」の製品説明が行われました。

まず、ストレージのニーズについて。

スマートフォンの普及 や デジタルカメラの高性能化、デジタルビデオの更なる普及によって今年は1家庭当たり平均 200GB のデータが存在していると推計されており、これが 2014年には 840GB というように保存したデータ容量は 年々 倍々で増加していくと考えられています。このように増え続けるデータ容量にクラウドサービスが対応して行くことは無理が有る上に、家族のプライベートが詰まっている重要なデータを他者に託すのは心理的な抵抗感も少なからず有ります。


これらの問題の解決としてWD社がこれまで取り組んできたストレージというコンポーネントを基に、「家庭内では共有できるストレージとして使えるだけでなく、それを家庭外からもインターネットを介して利用することが出来、家族のデータを全て集積することが出来るストレージ」として プライベートクラウドの「MyBook Live」が登場しました。


家庭内におかれている NAS ですので、その保存されているデータは全て家庭内に存在しますし、外部に対して公開していたとしても 設定を変更するか、それで無くともルータからケーブルを引っこ抜いてしまうだけで外部からのアクセスは不能になるという「ユーザが完全に制御出来るクラウド」というのが魅力です。


MyBook Live のハードウェアについて。

搭載されている HDD はWD社が誇る省電力設計 "WD Green Power Technology" が使われている 「WD Caviar Green」であり、連続稼働させても気にならないほどしか電力を消費しない省電力設計になっています。また、この省電力設計によって HDD のディスク回転速度が繊細にコントロールされており、このために耳を澄まさなければHDD駆動音が聞き取れない「無音」と言っても良いほどの静寂性を持っているだけでなく、空冷却ファンが不要になっているために振動などの環境騒音も発生しにくくなっています。

このような省電力設計がされているものの、動作速度には影響がないどころか、Gigabit Ethernet 接続時には Firewire 800 の実測転送値80MB/secを越える 100MB/sec の転送値を叩き出すという俊足さも持ち合わせています。

この MyBook Live を Mac OS X から利用する時には、通常の ネットワークボリュームとして見えます。それだけでなく「バックアップ」のオプションを利用することでフォーマットを変更することなく Time Machine の保存先ドライブとしても利用することも出来ます。

また、iTunes のストリーリングサーバが搭載されていますので、デフォルトで作られる Public ミュージックフォルダ内のデータであれば iTunes より参照し、再生することが可能になります。

現時点では Mac OS X においては標準でサポートされていないので Windows や PS3 などの他プラットホームへのフューチャーになりますが、メディアサーバー機能によってDLNA準拠のデータとして 動画、音楽、写真をストリーミングすることも出来ます。


ここまでは他社の NAS でも高機能モデルであればサポートされている機能ですが、MyBook Live は「プライベートクラウド」になるための機能も持ちます。このプライベートクラウドを実現するのが「WD2go」テクノロジーになります。


WD2go

WD2go

製品に付属のディスクを使って、MyBook Liveに内蔵されている Webベースの設定ツール「MyBook Live ダッシュボード」にアクセスし、ここで「リモートアクセス」を有効化するだけで リモートアクセス技術「WD2go」 が利用出来るようになります。


WD Photos

WD Photos

この WD2go は PC だけでなく、専用アプリを利用することで iOS からも利用可能になります。


まずは iOS からのアクセスについて。

iOS から MyBook Live にアクセスするためのアプリは、写真共有に特化された「WD Photos」と、保存されているファイルのプレビュー用の「WD 2go / WD 2go Pro」。


WD Photos は MyBook Live に保存されている写真をアクセスする iPhone・iPad での閲覧に最適化された形で表示することが出来ます。また、iOS 搭載機の Photo Library から指定した画像を MyBook Live へアップロードしておくことも可能です。


WD Photos で写真をアップロードした際には、MyBook Live 内に iOS デバイスの名称でフォルダが作成され、そのフォルダ内にアップロードされたデータが蓄積されて行きます。もちろん、転送されるデータは iOS 搭載機で撮影された画像データの生ファイル。このために、MyBook Live へアップロードした後には iOS から当該画像を消去し、データ保存容量に制限が有る iOS 搭載機の空き容量を広げておくことが出来ます。


WD 2go

WD 2go

続けて、iOSアプリの「WD 2go」は MyBook Live に保存されているデータのプレビューを可能にするアプリケーション。プレビューは、画像ファイルやテキストファイル、映像データのような一般的なデータに限らず、PDF や MS Office、Apple iWorks などのファイルにように iOS で表示可能なデータであれば、何れでも表示が可能です。このために、MyBook Live にデータを蓄積しておけば、ネットワークを介して何時でも参照が可能になります。


WD 2go Pro

WD 2go Pro

さて、「WD 2go」の上位バージョンとなる「WD 2go Pro」は 250円の有料アプリとなります。こちらでは大容量ファイルを事前の iOS へダウンロードしておくことが出来る「クリッピング機能」や、クリッピングによってダウンロードをしておいたデータが更新された際には自動的に iOS にダウンロードされているデータを最新のモノに差し換える「Auto Sync機能」などが搭載されます。


また、参照しているデータを iOS の AirPrint 機能で印刷をする事や、他人とファイルを共有したい際に共有を希望するデータのみをダウンロード出来るリンクを生成し、メールとして送れるようにするファイルリンク送信機能などがサポートされます。


以上が iOS からのアクセス方法。

Mac OS X からアクセスする場合には、Safariで WD2go のサイトにアクセスすることで、リモートアクセス可能な MyBook Live の一覧と共に、アクセス権限が有る共有エリアの一覧が表示されます。その一覧からアクセスを希望する共有エリアを選択することによって、Finder の共有ディスクとしてマウントされますので、それ以降は通常のドライブと同じように利用可能です。

なお、これらのWAN経由のファイル通信は AES 128bit キーで暗号化されて行われますのでデータ通信の安全さは必要充分なレベルで保証されます。

このように、WD社の「MyBook Live」を利用することで、簡単に個人や家族のデータを集積し、何処からでも利用・参照出来るプライベートクラウドを手に入れることが出来るようになります。


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