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Claris、FileMakerの最新バージョン「FileMaker 2025プラットフォーム」製品を発表

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Claris FileMaker

Claris FileMaker

Claris Internationalが、高速アプリケーション開発が可能なローコード開発プラットフォームである Claris FileMaker の最新版「Claris FileMaker 2025」を発表しています。

新たに強化された FileMaker の機能を活用することで、AI を搭載したカスタムアプリケーションを構築できるようになります。

AI を活用するための新しい機能

新バージョン Claris FileMaker 2025 にはこれまでの継続的な投資を反映した数々の新機能が追加されており、開発者がすでに使い慣れた開発環境の中で、AI の力をより簡単に活用できるようになりました。これまでに導入された AI 機能を拡張し、以下のような AI 機能をカスタム App に組み込むことが可能になっています。

・ユーザからの質問に対して、FileMaker 内のデータをもとに AI が自然な言葉で回答を生成。
・LLM(大規模言語モデル)と RAG(検索拡張生成)の仕組みを活用し、ドキュメントに基づいた回答を生成。
・ファインチューニング機能により、FileMaker 内のデータを使って AI モデルを学習させ、特定のユースケースに最適化した AI の活用を支援
・回帰モデルを用いて、FileMaker のデータから将来の結果を予測し、必要に応じてモデルの再学習も自動で実行。

これらの機能により開発者は既存の、あるいは新たなカスタム App で最大限 AI を活用することができます。

さらに、AI を利用したユーザ用チャットエージェントを構築するためのアドオンも提供予定です。

これにより開発者はドラッグアンドドロップなど簡単な操作で AI を利用したチャット機能をカスタム App に追加できます。

オンプレミスで AI を活用するためのローカル LLM

Claris FileMaker Server に同梱の AI モデルサーバーにより、一般的なクラウド上の AI モデルに加えてオンプレミス環境でローカル LLM を利用する構成も可能です。

これにより、社内の機密情報や個人情報を外部の AI モデルに送信することなく、安全に AI を活用できます。

AI モデルサーバーは FileMaker Server の管理コンソールから操作・管理できるため、高度な AI の知識がなくても利用可能です。Apple の一員として、Claris はお客様のデータセキュリティを常に最優先に考え、安心して利用いただける機能と環境を提供しています。

統合された Claris プラットフォーム

今回のリリースでは、Claris FileMaker の保守の有効な対象のライセンス契約があれば、追加料金なしで Claris プラットフォーム全体(Claris FileMakerClaris StudioClaris Connect)が利用できるようになります。

Claris Studio は、用途に応じて各種 Web ビューを手軽に作成可能なクラウドサービスです。Web フォーム作成して顧客や取引先などからのデータを収集・管理できるほか、スプレッドシート形式やリスト/詳細ビューに加え、カンバン、タイムライン、カレンダーといった複数のビューでの表示・編集に対応しており、業務に合わせた柔軟なデータ管理が可能です。さらに、目的に応じたダッシュボードの作成機能も備えています。

Claris Studio と FileMaker の双方向連携がさらに強化され、Claris Studio で収集したデータを FileMaker に直接連携できるようになったことで、プラットフォーム内でワークフロー全体を完結させることが可能になりました。

Claris Studio は Claris プラットフォームの中でもデータ収集・可視化のフロントエンドとして、より高度な業務フローに対応可能になりました。統合されたプラットフォームの強みを最大限に活かし、開発者はより短時間で高付加価値なソリューションを提供することができます。


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