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リンクシェア・ジャパン、トラフィックゲート合併事業説明会&記念パーティーに参加

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記念パーティーの鏡開きシーン

記念パーティーの鏡開きシーン

2010年5月14日にグランドハイアット東京にて開催された「リンクシェア・ジャパン、トラフィックゲート合併記念パーティー」に参加してきました。

最初に、リンクシェア・ジャパンの津田圭吾社長から「アフィリエイトマーケティング最新動向」と題し、2009年度のリンクシェア実績を元にしたトレンド説明が行われました。

なお、今回は、事業説明会においては、撮影全面禁止ということになったため、写真はありません。


津田氏は、リンクシェアのユーザー登録者数が40万人を超え、個人が増えている傾向は変わらないと説明しました。

リンクシェアのアフィリエイトを通じての売り上げを示す流通総額は956億円となり、昨年度より105%アップし、ネットブックの市場シェア拡大により単価が下がり、売り上げ総額が低迷したPCカテゴリーを除いた流通総額は797億円となり、昨年の712億円より112%アップとなったと説明していました。

流通額推移は11月から上昇し、2月にいったん下がり再び上昇する傾向は従来通りだそうです。

リンクシェアとして、テクノロジー最適化(コンテンツマッチによるアフィリエイトリンク)を展開しており、リレーションの最適化を目的として「Windows 7祭り」といったカテゴリー別イベントを今後も行っていきたいと説明していました。

また、マーケティング/レコメンドエンジンと、アフィリエイトリンクを組み合わせたサービスを提供し、外部企業や個人の技術力を活用したテクノロジーの導入として、mixi、Twitterなどへのアフィリエイトリンクへの提供を行っていると説明していました。なお、同社のレコメンド導入で、成約率が2倍を達成した事例が出ているそうです。

Twitter、mixi、facebookといったソーシャルサービスや、iPhone、Google Androidといったスマートフォン対応することで、Eコマースの向上を計っていく予定だそうです。


ShopStyle

ShopStyle

海外の事例として、「ShopStyleは、アメリカで成果を上げているサイトで、複数ECサイトから提供されたファッションアイテムを用いて、コーディネート出来るサービスで、そのコーディネート共有をTwitterやFacebookと連携することで売り上げを伸ばしているアフィリエイトパートナーだそうです。


Ztail

Ztail

Ztail」は、サイトから商品購入時に下取り価格を決定し、次回買い替え時に使えるポイントを付与する仕組みを採用しているそうで、本来、ECサイト側が提供するものだが、それをアフィリエイトサイトが行う事で、ECサイトへのリテンション率を高めることで成果を上げているそうです。


リンクシェアでは、純広告、リスティング、などの分析し、SiteCatalystなどに追加する事でECサイト向けに「Advertiser Link parameters」サービスを夏頃に提供する予定だと説明していました。

続いて、リンクシェアジャパンの島田亨会長が、三井物産と米LinkShareでサービスを提供してきた歴史を説明した後、楽天が米LinkShareを2005年に買収し、先にトラフィックゲートも2001年に買収しており、リックシェアはEC系が強く、トラフィックゲートはLEAD系が強い。これに楽天アフィリエイトが加わり、より幅広いサービスが提供出来ると考え合併することになったと説明しました。この新生リンクシェアジャパンは、近い将来、アジア展開も考えているそうです。

新リンクシェアジャパンの代表取締役共同社長となったトラフィックゲートの小宮山晋太郎氏から事業戦略説明が行われました。

市場環境について、インターネット広告は9,004億円で142%、EC市場119,573億円で182%の成長が推測されていると説明し、アフィリエイト広告は1,235億円で、うちモバイルは490億円で、アフィリエイト広告の成長率は130%、モバイルアフィリエイト広告は136%に達ししていると説明していました。

ECサイト側がアフィリエイト広告に求めるものとして、ROIが42%、新規率が41%、CG効果10%、その他7%となっており、顧客獲得率を求める傾向が強くなっていると説明していました。

合併による流通総額は約4,000億円(リンクシェア1,000億円、楽天3,000億円)、ユーザー数566万もの最大アフィリエイトネットワークとなると説明していました。

再び、取締役共同社長、津田圭吾氏が壇上に上がり、新生リンクシェアジャパンでは、5年後にリンクシェア2,000億円、楽天6,000億円を2014年度までに目指すと説明していました。

これらは、アフィリエイトビジネスの強化とネットワーク規模の拡大、パフォーマンスマーケティング(成果報酬型)領域の拡大、アジアなどの対象地域拡大により実現するそうです。

技術プラットフォームに関して、現在、米LinkShareから提供されているシステムにトラフィックゲートのシステムを統合する予定で、トラッキング技術、データベース技術にグローバル技術を積極的に採用し、世界共通ツール群として、BentoBox、マーチャンタイザー、コンテンツマッリリンク、クーポンWebサービスを実現し、日本ローカルシステムとして、管理画面などの最適化と、ソーシャルサービスに積極的に展開していくと説明していました。

また、リンクシェア、トラフィックゲート、楽天アフィリエトを共通ID化し、管理画面で3つのネットワークを管理出来るような仕組みを考えているそうです。

サービス領域の拡大については、海外大手アフィリエイトサービス「TradeDoubler」「Commission Junction」もグローバル進出してくると想定され、リンクシェアもアジア展開を含めた対象地域の拡大を行い、積極的にROIの向上を目指すと説明していました。


三木谷浩史氏

三木谷浩史氏

その後、会場が新たになり、楽天の代表取締役会長兼社長、三木谷浩史氏が挨拶を行いました。

Facebookが、ポータルサイトへのトラフィック誘導元サイトとしてGoogleを超えたという調査結果が発表されたように、ソーシャルネットワークの市場拡大は進んでおり、リンクシェアとトラフィックゲートを合併し、最大アフィリエイトサービス企業となることで、ユーザー拡大を計った方が良いという判断になったと説明していました。


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