Other World ComputingのThunderbolt 4対応ハブ「OWC Thunderbolt Hub」を試す
Other World Computingが、Thunderbolt 4ポートを4つ、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)ポートを1つ搭載したハブ「OWC Thunderbolt Hub」を販売開始したので試してみました。
Thunderbolt 4対応製品として、日本で最初に発売が開始された製品となります。
前面にThunderbolt 4ポート、USB 3.2 Gen 2ポートを装備し、背面にDC電源コネクタ、Thunderbolt 4ポートを3つ、セキュリティロックポートを装備しています。
前面のThunderbolt 4ポートは、Thunderbolt 4接続による60W給電に対応しています。
アクセサリーとして、長さ約80cmのThunderbolt 4ケーブルが同梱されています。
Thunderbolt 4ケーブルはThunderbolt 3ケーブルとコネクタ形状は同じですが、USB4に準拠し、PCI Express通信速度32Gbpsによるストレージデバイスでのデータ転送性能最大3,000MB/sに対応します。
Shenzhen Honor Electronic製DC電源アダプタ「ADS-110DL-19-1 200110E」は、110W(20V/5.5A)出力に対応しています。
電源ケーブルを含めた重さは573gで、OWC Thunderbolt Hub本体の重さ253gよりも重いです。
OWC Thunderbolt Hubを付属するThunderbolt 4ケーブルを使用して、MacBook Air (M1, 2020)に接続してみました。
macOS Big Surのシステム情報>電源で確認したところ、USB PD 3.0/60W給電が行われていました。
前面にあるUSB 3.2 Gen 2(10Gbps)にUSB 3.0接続USBメモリを接続してみました。
このポートを使用することで、USB-Aコネクタ接続アクセサリーを使用することが可能です。
MacBook Air (M1, 2020)にOWC Thunderbolt Hubを接続し、Dell UltraSharp U2212HMをUSB-C変換アダプタケーブルで接続してみたところ、外部ディスプレイとして使用可能でした。
クラムシェルモードでも使用可能で、クラムシェルモードから通常モードへの復帰も瞬時に行えました。
この環境に、DisplayPort to USB-Cケーブルを使用しDELL U2713HMをさらに接続してみたところ、Dell UltraSharp U2212HMは使用出来なくなりました。
これは、M1チップを搭載したMacBook Air (M1, 2020)、MacBook Pro (13-inch, M1, 2020)の制限で、外部ディスプレイは1台のみという制限があるためです。
OWC Thunderbolt Hubに、付属するThunderbolt 4ケーブルを使用して、iPad Pro 11-inch (1st generation)を接続してみたところ、Dell UltraSharp U2212HMがミラールング表示が可能でした。
運用範囲が広く、Thunderbolt 4対応という将来性の高さもあり、買って損はない周辺機器だと思います。