バッファローの家電レベルで使えるデジタルフォトアルバム「おもいでばこ」を試す
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おもいでばこ
バッファローが販売するデジタルフォトアルバム「おもいでばこ」を試してみました。
デジタルカメラやiPhone、iPadで撮影した写真やビデオを簡単に取り込み、自動整理できるデジタル写真用のアルバムです。
デジタル時代の活用シーンをトータルサポートする同社が、家電製品レベルで使えることを目指したホームデジタルデバイスです。
おもいでばこ
付属品はリモコン、リモコン用単4乾電池×2個、HDMIケーブル(1.2m)、ACアダプター、取扱説明書、保証書などとなっています。
HDMIケーブルは、ノイズ対策や画質劣化防止に効果を発揮する高密度フェライトコア付仕様となっています。
その変わり、最近のHDMIケーブルとしては太い部類に入ります。
おもいでばこ
前面に、USB2.0端子、SDカードスロット、背面に電源端子、HDMI端子、LAN端子、USBバックアップ端子を装備しています。
無線LAN環境がある場合、付属する電源アダプタ、HDMIケーブルだけで使用することが出来ます。
らくらく！セットアップシート
同社の周辺機器に同梱される取扱説明書は墨一色刷りですが、この、おもいでばこ取扱説明書「らくらく！セットアップシート」は、写真やイラストが多く使われたカラー仕様で、なるべく難しい言葉を排除した書き方がされています。
リモコンの電池の入れ方からわざわざ説明するほどで「初心者とは？」を研究してるように思えます。
最初に電源を入れてすることは現在時刻の設定で、その後ホーム画面が表示されます。
ホーム画面は、麻布風の壁紙上に家庭向けを意識したボタン類が表示されます。
HDMI接続による機器連携HDMI CECには非対応ですが、その変わり、おもいでばこのリモコンで、簡易テレビリモコン機能を利用できます。
その他の機能＞設定＞テレビ操作を選び、テレビメーカーを選んで、指定操作を行うことで利用可能になります。
Macのピクチャフォルダ内に含まれている写真は、USBフラッシュメモリにコピーして、それをおもいでばこの前面USBポートに接続し、とりこみボタンを押すだけで読み込みされます。
読み込みが完了すると、写真ファイルのメタ情報を元にカレンダー整理されます。
SDカードは、おもいでばこの前面SDカードスロットに入れ、とりこみボタンを押すだけで読み込みされます。
RAWファイルには対応していないため取り込みされません。
なお、おもいでばこはファイルを#番号付加管理しているため、ファイル名が重複していたとしても、メタ情報が異なれば読み込みされる仕組みのようです。
USBポートにLightningケーブルを接続し、iPhone/iPad内の写真も取り込むことが可能です。
アップデーター Ver.1.20以降であれば、iOS 9以降の端末をUSBケーブルで接続して、写真や動画をとりこむことが可能です。
また、iPhone 6s・iPhone 6s PlusのLive Photos（写真と動画にわかれる）も取り込み可能です。
高速CPUが採用されたことで、非常にレンスポンスよく表示することが可能です。
デフォルトでは祝日アルバムが設定されており、撮影された日付を元に個々の祝日に絞り込まれた写真を閲覧することが可能です。
こうした、メタ情報による絞り込みは、データベースをリアルタイムに稼働させてるようです。
おもいでばこ App
iPhone/iPadアプリ「おもいでばこ」を使用し、iPhone/iPad上からもリモート操作することが可能です。
ピンコードによる認証方式を採用し、高度なセキュリティシステムが使用されていますが、それを感じさせないように構築されています。
おもいでばこ Appのリモコン画面は、テレビ画面上に表示される傾いたリモコンと同様に、表示画面で使えるボタンだけがアクティブになります。
物理的なリモコンの場合でも動きませんが、使えるボタンはどれなのか？が直ぐに分かるのは良いと思いました。
おもいでばこ for Mac
Mac App Storeにて、Mac用アプリ「おもいでばこ」が提供されていて、Mac上からも、おもいでばこに保存した写真や動画を閲覧／編集したりすることが出来ます。
ネットワーク超しに、おもいでばこ内を閲覧する仕組みですが、かなりレンスポンス良く動きます。
おもいでばこ for Mac
編集機能は、コメント編集、回転、撮影日変更などといったファイル管理上の編集で、写真そのものを編集したりすることはできません。
リモコンでアルバムを作成するより、Macからアルバム作成した方が簡単だと思います。
おもいでばこの弱点は「暗い写真は暗いまま」という点で、デジタル処理による写真の明るさ調整などの機能は搭載されていません。
FAQでは、おもいでばこアプリを使って一度「おもいでばこ」の中の写真を書き出して、それを写真加工アプリで編集することが出来るとあります。
確かにそれで調整可能ですが、明るさ調整した写真をおもいでばこ側に戻そうとしても、すでに取り込み済みと判断され入れ替わったりしてくれません。
通常使用時やスライドショー表示などで使用されるBGMは、家庭を意識した楽曲がラインアップされています。
仕事とは別に家族の写真を管理したい。そう考えている方には良いアイテムだと思います。
