日本経済新聞が、Apple Vision Pro向けニュースアプリ「日経空間版」を発表しています。

2024年6月28日から提供を開始し、当初は一部機能を搭載し、主に日経電子版の有料会員向けに実験的に提供。順次機能を追加・改善し、将来の本格的なサービスに育てるそうです。

「Paperium （ペーパーリウム）」と「StoryFlow （ストーリーフロー）」の2つの主な機能が用意され、「ペーパーリウム」は、新聞を意味する 「ペーパー」 と「プラネタリウム」を組み合わせた造語で、新聞の全てのページを空間上に浮かべて表示する新しいUI（ユーザーインターフェース）を提供するそうです。

ビジョンプロが持つ視線追跡の機能を活用し、読みたい紙面に視線を合わせて指でタップすると選んだ紙面が手前に近づき、記事の見出しやテキストを拡大できます。

「ストーリーフロー」は空間上でタップしたニュースの関連記事群を人工知能（AI）が抽出し、空間上に時系列に浮かべて表示する機能です。3D空間を効果的に利用し、記事の背景や前後関係の理解を助けます。

リリース企画として、日経電子版のビジュアルデータコンテンツ「『地震列島』日本」を日経空間版用に再構成した3Dコンテンツを公開するそうです。

このコンテンツはアプリをダウンロードすれば誰でも視聴できます。