教育

第17回 教育 総合展(EDIX)東京:Apple「Appleが引き出す、学びの可能性」講演

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Appleのワールドワイドプロダクトマーケティング教育ストラテジー部門ディレクター、リヒティ ドミニク氏

Appleのワールドワイドプロダクトマーケティング教育ストラテジー部門ディレクター、リヒティ ドミニク氏

2026年5月13日〜15日の期間、東京ビッグサイトにて開催される「第17回 教育 総合展(EDIX)東京」において、5月13日にAppleのワールドワイドプロダクトマーケティング教育ストラテジー部門ディレクター、リヒティ ドミニク氏(Dominic Liechti)氏による講演「Appleが引き出す、学びの可能性」が開催されました。

現在、教育界は大きな転換期にあるが、調査によれば自らの学習に自信を持ち、熱心に取り組んでいる生徒はわずか7%に過ぎない。この課題に対し、Appleは「学習者の主体性(Agency)」、すなわち「自分にとって最適な学習方法を自ら決定し、所有する能力」の育成を核とした教育環境の構築を提唱しています。

主要なポイントは以下の通り

主体性の重要性
主体性は、レジリエンス、自信、そして生涯を通じた学習への意欲を育む。

革新的なハードウェア
教育現場のニーズに応える「MacBook Neo」をはじめ、M5チップを搭載した最新のMacおよびiPadシリーズが学習の可能性を広げる。

エビデンスに基づく成果
Apple製品の導入により、特に日本において生徒のモチベーション、主体性、批判的思考能力の向上が確認されている。

教員支援
「Apple Learning Coach」などのプログラムを通じて、教員がテクノロジーを効果的に活用し、指導の質を向上させるための包括的なサポートを提供する。


学習の中心概念

学習の中心概念

1. 学習の中心概念:主体性(Agency)の育成

現代の教育において最も重要な要素は、学習者が自らの学習プロセスに責任を持つ「主体性(Agency)」である。Appleは、主体性を「どのように学ぶのがベストかを自ら所有する能力」と定義している。

主体性がもたらす価値

レジリエンスと自信

自分の学習スタイル(視覚的学習など)を理解し、奨励されることで、学習者は未知の課題に対して自信を持って取り組むことができるようになる。

批判的思考
数学、科学、歴史など、科目ごとに異なる最適な学習方法を選択することで、批判的思考能力が養われる。

生涯学習者の育成
好奇心を刺激し、自ら問題を解決する経験を積むことで、学校を卒業した後も学び続ける姿勢が身に付く。

実践例

AR(拡張現実)の活用
地球の自転などの抽象的な概念を可視化し、深い理解を促進する。

クリエイティブ・ツール
KeynoteやFreeformを用いたリサーチの整理、コード作成アプリ(Xcode)によるアイデアの具現化など。

2. 教育向け製品イノベーション


MacBook Neo (13-inch, A18 Pro)

MacBook Neo (13-inch, A18 Pro)

Appleのワールドワイド教育プロダクトマーケティング担当マネージャーJennifer Marshall氏が登場し、Appleは「アクセシビリティ」「環境」「プライバシー」を核に、教育現場に最適化されたハードウェアを提供していると語り、Macファミリーに教育機関の予算制約と耐久性へのニーズに応える新製品が導入されたとして「MacBook Neo (13-inch, A18 Pro)」を紹介した。

また、iPadファミリーについては、直感的なタッチ操作と多機能性が学習の幅を広げると説明した。

Macファミリー

MacBook Neoの主な特徴は、A18 Proチップ搭載、16時間駆動、60%リサイクル素材であるとし、教育的価値は圧倒的なコストパフォーマンス、高い耐久性と修理のしやすさだと説明した。

MacBook Airの主な特徴は、M5チップ、メモリ帯域幅の拡大、12MPセンターフレームカメラであるとし、教育的価値はデザインやデータ分析など、より高いパフォーマンスを求める学生・教員向けだと説明した。

MacBook Proの主な特徴は、M5 / M5 Pro / M5 Maxチップ搭載であるとし、教育的価値はコーディングや高度なデータ解析を再定義する最高峰の性能だと説明した。

iPadファミリー

iPad(標準モデル):A16チップ搭載。カメラ、スケッチブック、ノートとして機能し、数学の式解読やグラフ操作などのAI機能もサポート。

iPad Air:M4チップ搭載。講義ノートの書き起こしなどのAIタスクやマルチタスクに最適。

iPad Pro:M5チップ搭載。クリエイティビティを次のレベルへ引き上げる。

3. 教育的効果と調査結果

Appleのワールドワイド教育プロダクトマーケティング担当マネージャーNicole Posner氏が登場し、2万人以上のK-12教育者を対象とした世界規模の調査、およびBrookings Institutionや世界経済フォーラムの知見に基づき、Appleテクノロジーの導入効果が実証されていると紹介した。

日本における主な成果

日本国内の教員からの報告では、Apple製品を使用している生徒において以下の行動が顕著に見られる。

・モチベーションとイニシアチブの向上:自ら進んで学習に取り組む姿勢。
・リスクを恐れない姿勢:新しい課題に自信を持って挑戦する。
・責任感の醸成:自分の学習結果に対して責任を持つ。

教員への影響

・満足度の向上
Appleデバイスを好む教員の割合は、他社製品と比較して26ポイント高い。

・指導スタイルの変化
テクノロジーを信頼する教員は、より野心的で生徒中心の学習体験を設計する傾向がある。

2030年に求められるスキル

世界経済フォーラムは、AIリテラシーに加え、以下の「自己調整」および「リーダーシップ」に関するスキルを重要視している。Appleの学習環境はこれらを直接的に育むと語った。

コミュニケーション能力
創造的・分析的思考
レジリエンスと敏捷性(アジリティ)

4. デプロイメントと管理(IT環境の最適化)

教育機関がテクノロジーの管理ではなく「学習」に集中できるよう、高度な管理ツールが提供されているとして紹介した。

・ゼロタッチ・デプロイメント
箱から出して電源を入れるだけで、ネットワーク経由で自動設定が完了する。

・MDM(モバイルデバイス管理)
アプリの配布、設定、ソフトウェア・アップデートを一括管理し、安全な学習環境を維持する。

・クラスルーム・アプリ
教員が生徒のデバイス画面を確認し、特定のアプリに誘導したり、画面をロックして集中を促したりすることができる。

・プライバシーとセキュリティ
デバイス上のAI処理によるデータ保護、コンテンツフィルタリング、アセスメントモード(試験用制限)の実装。

5. プロフェッショナル・ラーニング(教員支援)


プロフェッショナル・ラーニング

プロフェッショナル・ラーニング

Appleのワールドワイド教育プロダクトマーケティング担当シニアマネージャーAmanda Afshar氏が登場し、教員が自信を持ってテクノロジーを導入できるよう、段階的な支援プログラムが用意されているとして紹介した。

・Apple Education Community
世界100万人以上の教育者が参加する無料のリソース共有プラットフォーム。

・Apple Teacher
基礎的なスキルを習得した40万人以上の教育者が認定を受けているセルフペースのプログラム。

・Apple Learning Coach(ALC)
概要: 校内の教員を「コーチ」として育成し、ピア・ツー・ピア(同僚間)の学習を通じて学校全体の文化を変革するプログラム。
日本での展開: 2年間のパイロット運用を経て、この夏からすべての教育者を対象に本格導入される。
効果: コーチがいることで、教員はテクノロジー活用に対する心理的な障壁が下がり、より創造的な授業を設計できるようになる。

リヒティ ドミニク氏(Dominic Liechti)は、Appleの教育ビジョンは、単なるデバイスの提供に留まらない。生徒が自らの学びを主導する「主体性」を育み、教員がそのプロセスを最大限にサポートできるエコシステムを構築することにある。

テクノロジーが人間性と融合したとき、生徒は自らの可能性を再発見し、未来を切り拓く力を手に入れることができると結論付けた。

協力:Apple Japan


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