Beats by Dr. Dreのダイナミックヘッドトラッキングによる空間オーディオに対応し、Apple H1チップを搭載した完全ワイヤレス・ノイズキャンセリングイヤフォン「Beats Fit Pro」を試してみました。

アメリカでは販売が開始されていて、日本では2022年初旬より発売開始されます。

ブラック、ホワイト、グレー、ストーンパープルの4色がラインアップされています。

圧迫感を和らげる通気孔を備えているので、1日中快適に装着できます。

デュアルビームフォーミングマイクが声をピンポイントでとらえ、デジタルプロセッサーが外部のノイズや風をカットし、声がクリアで聞き取りやすくなります。

途切れにくく安定した接続を実現する高出力Bluetooth Class1を採用し、会話のタイミングを検知して、最高のサウンドを実現します。

耳に合わせて曲がる、快適で確実にフィットするウィングチップを備えています。

このユニバーサル・ウィングチップ・デザインは、あらゆる種類のアスリートによって究極のテストが行われたため、このイヤホンが仕事の日やワークアウトでもしっかりと固定されます。

ヘッドフォンは最大6時間の音楽再生が可能で、充電ケースと併用することで18時間の充電が可能です。

充電ケースは、USB-C接続で充電を行います。

ワイヤレス充電には非対応となります。

Beats Fit Proには、３種類のイヤーチップ（Mサイズはイヤフォンユニット装着済）、USB-Cケーブル（20cm）、ステッカー、説明書などが同梱されています。

USB-C充電時の入力電力は最大18Wとなるようです。

Beats Fit Proケースの蓋を開けて、ロックを解除した iPhone、iPad、iPod touch に近付けるだけで設定画面が表示されます。

また、Fast Pair を使って Beats Fit Pro を Android デバイスとペアリングすることもできます。

Beats Fit Proのコントロール機能はAirPods Proと同じで、アクティブノイズキャンセリング、外部音取り込みモード、オフの 3 つのノイズコントロールモードが用意されています。

左右いずれかのイヤーバッドの Beats ロゴボタン を長押しして、アクティブノイズキャンセリング、外部取り込みモード、オフの間で切り替えることができます。

自動耳検出機能も搭載されていて、耳に入れるとそのことを感知し、デバイスからの音声を受信します。

イヤーチップ装着状態テストを使えば、音質やノイズキャンセリングが一番いい状態になるように装着できているか確かめることができます。

テストでイヤーチップを調整するか、別のサイズのイヤーチップに付け替えることを提案された場合は、Beats Fit Pro の位置を調整してからもう一度テストします。

その後、別のサイズを試してみます。

左右の耳でそれぞれ違うサイズが必要になる場合もあります。

Beats Fit Proでは、周囲の音をどの程度取り込むかもコントロールできます。

左右いずれかのイヤーバッドの Beats ロゴボタン を長押しして、アクティブノイズキャンセリング、外部取り込みモード、オフの間で切り替えることができます (オフにするとバッテリーを最大限長持ちさせることができます)。

iPhone で「Hey Siri」をすでに設定してある場合は、「Hey Siri」をそのまま Beats Fit Pro でも使えます。「Hey Siri」がまだ設定されていない場合は、設定手順が案内されます。

Beats Fit Proで、Apple Music再生してみました。

ドルビーアトモスでミキシングされた曲の再生時に、Beats Fit Proが自動的に空間オーディオに対応するため、鮮明さを備えた臨場感あふれるサウンドを楽しめます。

トオンのiPhone用オーディオ測定アプリ「Audio Frequency Analyzer」を使用し、YouTubeにある「周波数テストトーン　1kHz. Sweep 20Hz - 20kHz」を再生し、1/3オクターブ・スケールで対数表示してみました。

中音域から次第に上がり、中高音域がブーストされる感じです。