2010年2月3日〜5日にサンシャインシティコンベンションセンターTOKYOにて開催された「PAGE 2010」で、「新たなビジネスチャンスを生み出す電子書籍市場」に参加してきました。

話として面白かったのは、イースト株式会社コミュニケーション事業部シニアマネージャー、藤原隆弘氏による「コンテンツ配信の海外動向と国内戦略」で、インプレスから出版された「電子ブックリーダー調査報告書2010」などでも報告されている、世界の電子書籍市場と歴史が知れたことです。


IREX Technologiesの「Digital Reader」や「iLiad」などを使い、2006年にベルギーから電子書籍の実験が始まり、その後、ヨーロッパやアジア、日本でも実験導入が行われたそうです。

その中で継続して行われているのは、フランスのLes Echosなど少数に留まっています。


韓国では、2008年4月からNEOLUXの端末「NUUT2」(6インチ)が登場し、ブームとなり、2009年5月から、毎日新聞も配信を行っているそうです。


アメリカでは、Amazonの「Kindle」が話題になりますが、それの後を追うように、SONYの「Reader」や、アメリカ最大の書店チェーンである、Barnes & Nobleも、eReaderビジネスとして「Nook」を投入し、米出版大手のHearstが、曲がる液晶を採用することで、割れない電子書籍端末「Skiff Reader」を今年始めることを発表してるそうです。


Barnes & Nobleは、2009年3月に北米最大の電子書籍サイト「Fictionwise」を買収し、2009年7月に世界最大の電子書籍ストア「eReader.com」を立ち上げたそうです。

このeReader.comは、iPhoneアプリ「eReader」も提供しています。


Barnes & Nobleは「Nook」端末に3G回線だけでなく、Wi-Fi機能も搭載し、同社の書店店内にWi-Fi環境を整備することで、紙で買うのかデータで買うのかを選択することが出来るサービス展開を行っているのだそうです。

また、各電子書籍端末が利用出来る電子書籍サービスが紹介され、サービス利用数が多いのは、歴史が長いiREX端末だったりします。

これらの端末は「電子ペーパー」と呼ばれるハードウェアで、電子ペーパーは、液晶に文字表示を切り替える時以外は電力を消費しないのが特徴で、また読みやすさも重用視されているため、拡大/縮小/スクロールはしない。ページジャンプ可能、クリックして読みたいジャンルに飛べるといったことが基本としてあるそうです。


PAGE 2010のイーストブースでは、実際にこれらの電子ペーパー端末が展示されていて、触る事が出来るようになっていました。

そこにはAmazonのKindleや、SONYのReaderも展示されているわけですが、これらは「電子ペーパー」で、それに対してAppleのiPadは「液晶端末」であり、電子ペーパー端末ではなく、電子ブックデータも読める汎用機と考えるのが良いようです。

Amazonは、書籍だけでなくCDやDVDなど様々なジャンルの商品を販売していて、当然、電子書籍以外にも、曲が再生出来たり映画が見れたりする製品を投入できたはずなのに、電子ペーパー端末をあえて投入してきたということです。

もう一つ大きな違いは、電子ペーパー端末は、ハードウェアに物理的なボタンが追加され、中にはペンに反応する物もありますが、iPadのように、液晶タッチセンサーで、全てコントロール出来る電子ペーパー端末は無いということも知りました。


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