Acronis True Image 2017

Acronis True Image 2017

アクロニス・ジャパンが、2002年以降ワールドワイドで550万ライセンス以上が使われているコンシュマー向けバックアップソフト Acronis True Image の最新バージョン「Acronis True Image 2017」の製品説明会が行われました。


今回のバージョンでは、「高速」「簡単に」という側面についてはこれまでと同様に扱いつつ、「全てを」という側面について強いアップデートが行われました。


「Acronis True Image 2017」の管理画面において、その端末の設置場所を問わず登録されているコンピュータやモバイル端末が一覧で表示されます。その上で、管理画面からバックアップの実行を指示したり、バックアップの実行状況を管理することが出来ます。


この管理画面によって、例えば遠隔にある実家のPCのバックアップを実行したり、PCを買い替えた際にバックアップデータからデータの復元を指示するなどの作業が可能になります。

バックアップを指示する際には、そのバックアップデータを外付けHDDに置くのか、Acronis Cloud に置くのか、それとも違うNASに置くのかなど、そのデータの置き場所はユーザが完全に制御できるようになっています。


前バージョンから管理画面で管理できるようになった iOS や Android などのモバイル端末のバックアップについても改良が行われました。

まず、バックアップ対象となる管理台数についてモバイル端末については契約の如何に関わらず「無制限」となりました。


続けて、バックアップの手間を省くための機能として「Acronis True Image 2017」が動作している Windows マシンと同一ネットワークセグメントに存在しているモバイル端末であれば ワイヤレスでのバックアップが可能になりました。


現時点では モバイル端末からのバックアップデータを受け入れられるのは Acronis Cloud か、「Acronis True Image 2017」が動作している Windows マシンに限定されますが、2016年内のリリースが予定されているアップデートによって Mac OS マシンでもモバイル端末のデータをバックアップできるようになる予定ということでした。


これらのPCだけでなくモバイル端末をも全てのデータをバックアップするために「Acronis True Image」が持っているのは、ファイル単位でのバックアップだけでなく、システム全体をイメージとしてバックアップすること。

他社同等製品との差別化要因ともなっている、このイメージ化バックアップは、近年猛威を振るったランサムウェア対策としても有効です。


「Acronis True Image」によってシステム全体をイメージとして取得した後に、そのデータは Acronis True Image を通じて Acronis Cloud などへ保存されます。

Acronis Cloud は「Acronis True Image」からのデータのみを保存するようになっていますので、ランサムウェアがPC内のファイルを改変しても Acronis True Image が壁となりAcronis Cloud へはファイル改変の影響が及ばないこととなります。

よって、PCをリカバリツールで起動させた後に、Acronis True Image を使って Acronis Cloud から全システムのイメージデータを復元させることで PC を短時間で復旧させることが可能になります。

なお、これらの Acronis によるランサムウェア対策は、ポータルサイトに詳細がまとまっています。


最後に、「全てを」バックアップ対象を端末から広げる機能として、個人の Facebook アカウントのバックアップも取得できるようになりました。

Facebook には各ユーザのデータをバックアップとして取得する機能が有りますが、オプションが非常に多い上に、取得するたびに全てのデータがダウンロードされてしまいます。


「Acronis True Image 2017」は Facebook との協業によって、定期的なバックアップデータの取得と、バックアップ差分の取得を可能にしました。

この機能によって 「Acronis True Image 2017」に Facebook のアカウントを設定しておけば、定期的にバックアップを取得できるだけでなく、その取得データをFacebook ライクに作られた Acronis True Image 2017 のインターフェイスで表示できるようになります。

取得できるのはログインアカウントの個人のページのみ。バックアップを取得後に記事を編集した場合には、元記事と共に編集した結果のページも参照できるようになります。

なお、現時点では Facebook からはデータを一方的に取得するのみ。何か有った際に、バックアップされたデータをFacebookに書き戻す機能については搭載されていませんが、「実現できそうな目処は付いている。Facebookと協業しなくてはならないので確約はできないが、出来れば年内のアップデートで提供できればと思っている」というレベルで予定されているそうです。

対応している SNS は現時点では Facebook のみ。「Instagram や、日本では LINE など。他の SNS にも対応したいという意思は有るが、サービス提供会社との協業が必要であるので、順次進めて行きたい」ということでした。

これらの機能を備えた「Acronis True Image 2017」ですが、店頭では「1台のPC (4,980円)」、「3台のPC (7,980円)」、「5台のPC (9,980円)」のバックアップが可能な売り切り型ライセンスと、「PC1台 と Acronis Cloud1年間1TB のサブスクリプション (7,980円)」の 4種類を展開。

これとは別に、メーカーのオンラインストアでは「PC1台 と Acronis Cloud1年間50GB のサブスクリプション (3,980円)」、「PC1台 と Acronis Cloud1年間250GB のサブスクリプション (4,980円)」、「PC1台 と Acronis Cloud1年間500GB のサブスクリプション (5,980円)」や、「PC5台 と Acronis Cloud1年間500GB のサブスクリプション (11,980円)」などのサブスクリプションプランが用意されます。店頭ではAcronis Cloudの容量が 1TB しか選択できない点について「まずは1種類だけでスタート」するものの、将来的には POSAカードなどで何種類かのサブスクリプションを販売することは計画されているとの事でした。

なお、昨年発表されたクラウドへ容量無制限でバックアップできる「Acronis True Image Cloud」については、「販売してみたところ、ユーザの90%は 250GB〜1TB の容量しか利用していなかった」ために「無制限の容量を年間9,980円という1つの価格で提供するよりも、必要な容量を安価に提供する方が良い」と判断して 50GB〜1TB の範囲で設定された容量ごとにサブスクリプションで購入できるように変更されました。

しかし、1TB のサブスクリプションであっても年間7,980円となっているので「大多数 (250GB〜1TB の容量しか利用していない90%の) ユーザによっては価格引き下げ」という事になります。

「Acronis True Image Cloud」はサブスクリプション契約が残っている限りは 2019年01月01日 までは容量無制限で利用が可能。現在のサブスクリプション契約終了時か、サービス提供終了日には、今回変更された 容量ごとのサブスクリプションへ移行する必要が有ります。




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