ちょっと変えると大きく変わる!〜文字と書体、フォントのホントの話〜

ちょっと変えると大きく変わる!〜文字と書体、フォントのホントの話〜

富士ゼロックス中部が、2016年7月26,27日に「DTP & Automation Festa 2016」を開催し、フォントワークスの執行役員で、LETSプロジェクト マーケティング本部の仁田野良介本部長による「ちょっと変えると大きく変わる!〜文字と書体、フォントのホントの話〜」と題したセミナーが行われました。

近年、ちょっとしたフォントブームが起きており、そもそも「フォント」って?、最近のトレンド、書体についてなどについて説明が行われました。


NHK プロフェッショナル 仕事の流儀で「異端の文字、街にあふれる 書体デザイナー・藤田重信」が放送され、同社への注目度は高まったそうです。

1990年代初頭にフォントは、DTP用として開発され、2000年以降から、さまざまな業界でデジタルフォントのニーズが飛躍的に高くなったそうです。


2010年に「Webフォント」が登場し、CSSを使ってブラウザ上で任意のフォントが表示用フォントとして利用出来るようになったと説明し、ほぼ日刊イトイ新聞「吉本隆明の183講演」を事例として紹介していました。


フォントワークスは毎年のようにフォントをリリースし続けており、2004年に筑紫明朝を発表後、明朝体、ゴシック体をリリースし続けているメーカーだと説明していました。

同社のフォントは、地デジ対応でテレビ局がテロップ用、家庭用ゲーム機のシステムフォント、電子書籍リーダーの本文用書体として採用されているそうです。


文字、書体、フォントは、それぞれ意味が異なり、文字は言葉や情報を記録および伝達する記号、書体は文字の集合体を一定のルールまたは特徴でデザインしたもの、フォントは書体をコンピュータで使用するために規格に基づきプログラム化したものだと説明してました。


Appleは「OS X El Capitan」の製品説明で、4つの新しい「ドキュメントフォント」が加わり、それぞれ2種類の太さが選べます。と説明していると紹介していました。

Appleがこだわる理由は「情報伝達の重要なツール」であることだろうと説明していました。


デザインの材料と要素は「文字、図版、写真、色、余白」とした5つの構成素材によって作られており、これらを使って編集作業を行うと説明し、ヨコハマeアンケート「印刷物のバリアフリーに関するアンケート」(平成20年)によると、印刷物について、工夫が必要だと思われる点として「字の大きさ・字体」「レイアウト」が上位を占める結果から、フォントに注目した方がよいと話していました。


書体の種類には、よく使われる、明朝体、角ゴシック体、丸ゴシック体に加えて、教科書体、硬筆体、ペン字体など数十種類もの書体があると紹介しました。


書体には、長い文章を読みやすくするなどの機能があると紹介しました。

小説など約6割で、イワタオールド明朝体が多く利用されており、漢字に対して、かなが少し小さく作られているのが特徴だと説明していました。


イメージや感情を表現する例として、MS明朝書体で書いた文章を、他のフォントに変える事で伝わり方が異なり、狙った気持ちを伝えることが出来るようになると紹介しました。


情報に優先順位をつける例として、同じ天気に関する文章だが、複数書体や太さを変えることで、目につく内容が変わってくると説明しました。


品位や価値を上げる例として、書体のデザインで商品の品位を高めたり、イメージの統一で、企業・ブランドの価値を高めたり、書体のもつ機能活用で、商品の価値を高めたりすることが出来ると紹介してました。


有償無償に関わらず提供されている日本語フォントの数は3,000〜4,000といわれており、昔のように印刷物を見ればどのフォントか直ぐに判別することが出来たが、今ではかなり難しくなってきていると説明しました。


書体には「スタイル」があり、同じサイズの明朝体で表現した場合、モダンスタイル、ベーシックスタイル、オールドスタイルの選び方で感じ方が変わると紹介しました。

モダンスタイルは見出しに向き、本文には向かない。ベーシックは本文に適しており、オールドは万能型だと説明していました。


フォントには、同じ書体でも太さの展開がると紹介し、ウェイトの作り方は、縁を太らせてるわけではなく、それぞれの太さを見極めながらデザインを変えていると説明しました。


フォントワークスの場合、L、R、Mなどで太さを表しており、細いフォントは上品で優しく、太いフォントは激しく力強い印象を与えると説明しました。

昔は本文でライトが使われる事が多かったが、最近はレギュラー、ミディアムが使用されることが多くなっているそうです。


ヨコハマeアンケート「印刷物のバリアフリーに関するアンケート」によると、印刷物のレイアウトについての質問に対して、字が小さい、文字が多い、字体が見にくいなどが上位を占め、また、読みにくい字体という質問に対して、白抜き文字、影つき文字、網掛け文字などが上位を占める結果だったと紹介しました。

こうしたエフェクトは、World特有のエフェクトスタイルのようです。


最近の書体の使い方のトレンドとして、文字を上品に見せる、押し付けがましくない、メッセージ・キーワード、細い角ゴシック体、文字間をあける、オールドスタイルの書体、UDフォントを使うなどを紹介していました。


UDフォントは、可読性、視認性、判別性に優れており、年齢・性別に関係なく、誰もが読みやすく、見やすいデザインを施された書体だと紹介しました。


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