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第4回神戸医療イノベーションフォーラム:Session 4 レポート

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第4回神戸医療イノベーションフォーラムにおいて、 東海大学工学部医用生体工学科 高原 太郎教授が「MRIを利用した繰り返しがんドック」と題しプレゼンテーションを行った。

父のMRIを用いた画像診断を行ったところ、ステージ4ということが分かって愕然としたと話した。


ひとたび進行癌になると、2ヶ月間もの治療日数がかかり、家族にも負担がかかると話し、ステージ4にまで見つけられなかったことに悩み、早期に癌スクリーニングが行えるようにする必要性を強く感じ、被爆0というMRIを年に複数回検診する取り組みを行っていると説明した。

今の癌発生確率は50%にもなっており、この取り組みを積極的に進める必要があると語った。


クラシコ株式会社 代表取締役大和 新氏が「デザインが医療を変えていく: なぜかっこいい白衣はなかったのか?」と題しプレゼンテーションを行った。

医師の白衣はひどい扱いで、白衣に対するアンケートを行ったところ、値段が高くてもデザインの良い白衣が欲しいと思っているということが分かったと話した。

そこでテイラードの技術を利用した白衣を作る事にしたと話した。

今後は、白衣の次にデザインを考えた聴診器を開発する予定だと予告した。


Eyes, JAPAN 代表取締役山寺 純氏が「医療 x セキュリティハッカソン: いかに週末で世界を変えるか?」と題しプレゼンテーションを行った。

イギリスのSF作家アーサー・C・クラーク氏の言葉「優れた技術は魔法と変わらない」を引用し、医療ITの世界最大のコンファレンス「Health 2.0」を日本でも「

プロジェクトマネージャらが集中的に共同作業をするソフトウェア関連プロジェクトの医療を目的とした「Hackathon」も行い、新しい医療ソフトウェアのアイデアが生まれていると紹介した。

Health 2.0の事業では、6チームから5つのアイディア出てきたと話し、その後、アメリカの医療Hackathonで問題を可視化して寄付募るアイディアで優勝したと話した。


神戸大学大学院医学研究科 内科学講座消化器内科学分野 特命講師杉本 真樹氏が「3Dプリンタ生体質感造形の開発:産学連携と知財戦略」と題しプレゼンテーションを行った。

生体質感造形を開発し、これは「Thirty Years of Mac」でも紹介されたと紹介した。


自然史国立博物館で、ティラノザウルスの骨格標本などを見て、リアル化することで何かが変わると感じ、3D質感臓器成形を研究しはじめたと話した。

この3D質感臓器成形によって、施術シミュレーションや、術後の経過予測も行えるようになると語った。


手術中に若い医師が、模型を見て確認しながら施術が行えるなるなど、今までには考えられなかったことが実現出来るようになると説明した。


柔らかい樹脂を使用した3D質感臓器成形を使うことで、手術訓練の修練度を高める事も可能になっており、多くの症例に対応出来る医師を育成することが実現出来ると紹介した。


九州大学外科小児外科で、大人の肝臓を子供に移植する手術で、3D質感臓器成形を用いる事で成功したと話した。


3D質感臓器成形によって、今まで医師以外が知る事が出来なかった知識の共有も可能になっていると説明した。

ただし、医療従事者と一緒に運用することが重要だと話した。


千葉県立千葉高等学校の山本恭輔君が「デジタルネイティブと考える健康と教育の未来」と題しプレゼンテーションを行った。

医療も教育も、何らかの問題が起きてから解決するというアクションが始まると話し、それ以外では関心が向かないことが問題だと考えていると話した。


自分の体を3D化してもらい、健康な状態でも自分自身の体を知ることを実際に行ったと話した。

UP by JawboneNike+ FuelBand SEなどを利用する中で、能率手帳などログを取るという行動の重要性を感じ、広尾学園の学習管理ツールなどを紹介した。


健康は維持し続ける必要があり、 学習だと効果がテストの点数などとして可視化されるので改善しやすいが、健康は効果測定がわかりにくく継続が難しい。

そこで目標を立て、それを達成することで、健康維持が難しい途上国の支援が行えるようにすると良いのではないか?と提案した。


神戸大学連携創造本部 客員教授 石井昭三氏が「医療イノベーション神戸連携システム(MIKCS)」と題しプレゼンテーションを行った。

産学官金連携による地域発のイノベーション創出による地域活性化について説明した。

医療機器開発に必要な機能や人材のコーディネートを行っていると話した。




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