ATOK Pad

ATOK Pad

ジャストシステムが、日本語変換エンジン「ATOK」を搭載したiPhone/iPod touch用ノートアプリ「ATOK Pad」を、App Storeにて、販売開始すると発表しています。

このアプリは、ATOKの優れた日本語変換エンジンを搭載し、ATOK 2010 for MacまたはATOK 2010 for Windowsiconと、ユーザー辞書の単語ファイルを共有することが出来るノートアプリです。

その試用版をいち早く試させてもらいました。

このアプリは、iOS 4の日本語入力キーボードを使用せず、独自開発の入力キーボードを実装しています。そのため、iOS 4のキーボード設定とは別となり、また、iOS 4のユーザー辞書も利用することが出来ません。また、Bluetooth キーボードから利用することが出来ません。

Update:iOSのキーボードを英語だけに設定すると、Bluetooth キーボードからATOK Padの入力が出来るそうです。

iOSは、システムベースの拡張利用が出来ないため、このような実装方法となりますが、それでも、日本のケータイに組み込まれてきた、大手日本語エンジン開発メーカーとして、その使いやすさは、標準キーボードと比べて、格段に違います。


リボルバーモード

リボルバーモード

テンキー入力では、iOS 4の候補文字が十字に表示されるモードの他に、文字候補が、ダイヤルの上部に表示されるリボルバーモードを選択することが出来ます。

指の影に隠れてしまう文字量が減り、上下左右の文字位置を体で覚えるという負担も少ないため、かなり使いやすいと思います。

また「音楽を聴く」「話を聞く」「風邪薬が効く」などの同音語を正しく変換することができ、長文入力時の、文節の区切り位置を適切に判断して変換してくれるため、文節を区切り直す手間が省け、頭で描いた文字変換が、正しく反映されるという特徴を持っています。


全角スペース

全角スペース

iOS 4の日本語キーボードが苦手としている(ていうか、なぜ出来ない?)「全角スペース」入力にも対応しています。

spaceを長押しすると、ダイアルが表示され、前候補、次候補の選択も出来るようになっています。


テンキー入力を英語入力に切り替えた場合でも、文字推測変換が有効になるため、名詞のスペルミスが少なくなるという特徴も持っています。


deleteキー

deleteキー

deleteキーは、長押しした場合、カーソル位置の前か後の削除を行う事が出来るほか、文を一気にに消す事が出来ます。

iOS 4でも一気に消すことは出来ますが、deleteキー長押しによって、1文字削除が連続した後に一気消しという2段階アクションのため、煩わしさがありますが、ATOK Padでは、意図した通りに削除することが出来ます。


カーソルキー

カーソルキー

カーソルの入力位置を移動することが出来る「カーソル」ボタンは、通常は右側に一文字ずつ移動することができ、長押しすると、左移動、上下移動することが出来ます。

iOS 4の標準では、直接指で指定しなければならず、文章量が多いと選択し辛い状態となりますが、ATOK Padでは、ゲーム感覚で移動させることが出来ます。


定型文

定型文

左側にあるノートアイコンをタップすると、予め用意した定型文を呼び出して反映することが出来ます。

また、長押しすることで、入力した文字を、直ぐに単語登録したり、文字コードパネルを表示させたりすることも出来ます。


数字テンキー

数字テンキー

数字キーをタップすると、数字テンキー入力キーボードに変わります。

この数字キーは、数字だけでなく、記号も表示され「+」「〒」「?」などを直ぐに入力することも出来ます。


記号入力

記号入力

また、数字キーを長押しすると、絵文字、顔文字、記号入力モードを直ぐに呼び出す事が出来ます。

記号入力も便利ですが、通常、SNS入力時にしか有効にならない絵文字入力も行うことが出来るのが特徴的です。


QWERTY キーボード

QWERTY キーボード

QWERTY キーボード(ローマ字入力モード)では、英字が小文字で表示され、矢印キーをタップすると大文字表示に切り替わります。

iOS 4の場合は、物理的なキーボードのキートップ表記に合わせているため、常に大文字表示なのですが、ソフトウェアキーボードであるという利点を生かして、小英文字表記になります。

また、単語候補変換時に、部分変換する場合、その候補変換の選択位置と、選ばれている変換単語との表記が変わるため、どのような変換候補が表示されている状態なのかが、判断しやすくなっています。


記号キーボード

記号キーボード

スペースバーの右側にある記号キーをタップすると、Macintoshのキーボードで、シフトキーを押しながら入力出来る記号類などが表示されます。

スペース的に全てを納める事が出来ないためか、左の矢印キーをタップすると、別の記号類が表示されるようになっています。


Ctrlキーをタップすると、顔文字、絵文字、記号入力呼び出しボタンや、入力変換中の文字を、ひらがな、カタカナ、全角/半角、カーソル移動などのボタンが表示されます。

また、選択中の文字列を、カット/コピー/貼り付けすることも出来るようになっています。

iOS 4のQWERTY キーボードでは、地球アイコンを長押しすることで、ローマ字/英数字を切り替えることが出来ますが、変換モードの有無の違いが出てしまいますが、ATOK PadのQWERTY キーボートは、メインの入力状態を維持したまま、1回のアクションで、ローマ字/英数字を変換文字毎に指定することが出来ます。


ダブルトリガーキーボード

ダブルトリガーキーボード

ATOK Padには、ゲームのバーチャルコントローラーのように、両手で文字入力する方向けに「ダブルトリガーキーボード」が用意されています。

左側が、文字の分類を行い、右側の文字キーで、文字を確定するモードで、ひょっとすると、このモードに慣れると、文字入力は、テンキー入力よりも早く行えるかもしれません。


コード表記キー

コード表記キー

コード表記キーをタップすると、文字コード表が表示され、コード表から文字を選択して入力することが出来ます。

また、iをタップすると、文字コード表を「シフトJIS/Unicode」に切り替える事も可能になっています。


Codeをタップすると、Unicodeの場合は、ラテン文字、IPA拡張、修飾文字などが、シフトJISの場合は、ギリシャ文字、ロシア文字、第一水準、第二水準、外字が表示され、コード表の該当部分に飛ぶことが出来ます。


設定

設定

設定画面には、ATOK Padのデザインを変更するテーマの設定や、フォントを切換え(日本語無しフォントの場合、英数字のみの反映)、文字色、効果音を切り替えることが出来ます。


定型文

定型文

定型文の呼び出しをタップすると、登録されている定型文章が一覧表示され、任意の文章をタップすると、本文入力画面に反映されるようになっています。


アクション

アクション

ノートの下にあるアクションボタンをタップすると、入力した文章を、メール、SMS、クリップボードに受け渡すことが出来ます。

また、設定で、TwitterやEvernoteアカウントを入力すると、ツイートしたり、Evernoteに送信したりすることが出来ます。


キーボード設定

キーボード設定

キーボードの設定は、各キーボードのオン/オフがボタンで簡単に切り替え可能で、画面の縦表示/横表示で、使用するキーボ ードの設定を変えるか変えないかを設定することが出来ます。


テンキー設定

テンキー設定

さらに、テンキーの項目では、iOS 4風のフリック入力か、ATOK Pad特有のリボルバー入力モードを切り替える事が出来ます。

またフリック入力する方向を示す、ガイドの表示速度を遅くしたり、早くしたり、また非表示にしたりすることが出来ます。


単語登録

単語登録

単語登録は、iOS 4の設定>キーボード>ユーザ辞書を編集から、単独編集する仕様で、文章入力中に、この単語を登録したいと思っても、いちいちコピー&ペーストして、アプリから設定に切換えする必要がありますが、ATOK Padの場合は、単語登録機能を呼び出して即座に登録することが出来ます。

また、膨大な品詞設定のなかから割当を行う事で、長文変換時に候補表示させる推測値を指定することが出来ます。


ユーザー辞書

ユーザー辞書

ユーザー辞書の登録および単語辞書の出力/取り込みは、設定の「ユーザー辞書」をタップすることで行う事が出来ます。

ただ、この項目は、左側の「ユーザー辞書」テキスト表示エリアと、右側の青いボタン(単語辞書出力/取込み)とで動きが異なります。

これは、分かり辛いので、2つに分けて欲しいと思います。


ユーザー単語登録

ユーザー単語登録

ユーザー単語登録は、先に紹介した画面で行いますが、ここでは、すでに登録されている単語が一覧表示されます。

単語を検索することも出来ます。

なお、検索は、iOS 4のSpotlight検索機能を利用するためか、iOS 4の標準キーボードによる入力となるようです。


一括処理

一括処理

ユーザー辞書の青いボタンをタップすると、ユーザー単語辞書を出力したり、ATOK 2010 for Macから出力した単語ファイルを取込んだりすることが出来ます。

また、iOS 4の連絡先から登録情報を取込みすることも出来ます。


出力されたユーザー単語辞書は、iTunesの共有機能をつかって取り出すことが出来ます。

なお、ATOK Padのユーザー単語辞書ファイルは「user_word.txt」固定で、複数のユーザー辞書を登録することは出来ません。


ATOK 辞書ユーティリティ

ATOK 辞書ユーティリティ

ATOK 2010 for Macから、ATOK Padに単語ファイルを渡す場合、まず、ATOK 辞書ユーティリティを起動し、ツール>単語・用例の一覧出力を選択します。


単語出力で、設定ボタンを押し、保存ファイル名を「user_word.txt」にして単語出力ボタンをクリックします。

作成されたuser_word.txtを、再び、iTunesの共有にドラッグし、ATOK Padのユーザー辞書>一括処理から一覧出力ファイルの読み込みをタップします。

なお、元のユーザー単語辞書の内容は、別に保存されていて、ATOK 2010から書き出ししたユーザー単語辞書を読み込みすると、重複単語は弾かれて、新しい単語のみ随時追加する仕組みとなっています。


ジャスト システムは、他のアプリでの入力時にATOK Padを呼び出すことが可能になる「デベロッパー向け技術情報」も9月22日から公開するそうです。

具体例として、ITmediaアプリとの連携が可能になるそうです。

また、他アプリへの組込用途向けにATOK Padを提供する予定だそうです。

上位版として、iPad版も提供する予定だそうです。


関連エントリー:AUGM 長崎 2010:ジャストシテム「ATOK for iPhone」について説明

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