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ファイルメーカーのSafariからデーターベース編集を可能にする「FileMaker WebDirect」機能を搭載した「FileMaker Server 13」の変更点

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FileMaker Server 13

FileMaker Server 13

ファイルメーカーが発表したデータベースサーバーの最新版「FileMaker Server 13」は、従来のFileMaker Server 12とFileMaker Server 12 Advancedという2つの製品に分かれていたのが1つになりました。

FileMaker Pro 13FileMaker Pro 13 Advancedからの同時接続ユーザー数は無制限のままですが、FileMaker Go 13または、Safariからアクセスを行う場合は、同時接続ユーザーアカウントが別途必要になりました。

なお、FileMaker Server 13には、FileMaker WebDirectアクセス出来るユーザーとして1ユーザーの権利が付いてきます。

接続の追加購入は、adminコンソールの一般設定>接続にある「接続の追加購入」から行います。


FileMaker WebDirectは、以前のインスタントWeb 公開機能と比べて、Safariからアクセスした場合、レイアウトメニューだけでなく、Finderに表示されるメニューなども同じように表示されます。

また、レコード編集を行った場合、いちいち送信ボタンを押す事無く、リアルタイムにデータ更新が実行されます。

なお、現時点では、iPhone/iPadやAndroidなどのインターネットブラウザーからのアクセスは未対応となっていますが、一応表示させることは可能です。


FileMaker Go 13からアクセスする場合、FileMaker Pro 13、FileMaker Pro 13 Advancedのファイル共有を利用する場合は、最大5同時接続範囲内で利用出来ますが、FileMaker Server 13の「FileMaker WebDirect」を利用したインターネット接続を利用する場合は、FileMaker Server 13の標準である1ユーザー数を超えてアクセスすることは出来ません。

どちらの場合も表示方式は同じで、単にローカルネットワークなのか、インターネット経由なのかの違いしかありません。


従来のFileMaker Server 12 Advancedの場合、FileMaker Go接続数は無制限で、インスタント Web 公開は100 までの同時 Web 接続が可能でした。

これらが、FileMaker Server 13からは、インターネット接続による「FileMaker WebDirect」を利用する場合は有料となり、5ユーザー同時接続で104,400円必要になります。

FileMaker Server 12を利用して、iPadを大量導入している場合、おそらくコストアップになると考えられますが、FileMaker Go 13は、FileMaker Server 12へのアクセスも可能なため、FileMaker Server 12で構築したシステムを維持しつつ、新しいFileMaker Server 13を利用した運用について、 FileMaker 認定コンサルタントと相談した方が良いと思います。




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