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Apple、デベロッパのためのツールとテクノロジーを強化

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Xcode 26

Xcode 26

Appleが、WWDC25において、デベロッパがAppleプラットフォーム全体でさらに美しく、インテリジェントで魅力的なアプリ体験を作り出すのに役立つ、新しいテクノロジーとデベロッパツールの機能強化を発表しています。

美しい新たなソフトウェアデザインは、すぐに使える親しみやすさはそのままに、iOS 26iPadOS 26macOS Tahoe 26watchOS 26tvOS 26にわたってコンテンツへの注目を高め、より表現力豊かで楽しい体験を提供します。

一連のツールに、デベロッパがデバイス上のインテリジェンスを活用できるようにする基盤モデルフレームワークが加わります。

また「Xcode 26」はChatGPTなどの大規模言語モデルを利用し、デベロッパにXcodeのコーディングツールやその他のインテリジェントな機能へのアクセスを提供します。


Liquid Glass

Liquid Glass

優雅な新しいデザインは、アプリを、すぐに親しめるものでありながら、より表現力豊かで楽しいものにする機会をデベロッパに提供します。

Liquid Glassと呼ばれる新しいソフトウェアベースの素材を使って構築されており、ガラスの光学的特性と流動性を組み合わせています。

この豪華で新しい素材は、ユーザーが毎日使うボタン、スイッチ、スライダ、テキスト、メディアコントロールといった小さな要素から、アプリ操作のためのタブバーやサイドバーなどのより大きな要素に至るまで幅広く使われています。


ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザイン

SwiftUIのようなネイティブフレームワークは、デベロッパに、アプリに新しいデザインを取り入れるために必要なものすべてを提供します。

ユニバーサルデザインにより、デベロッパはユーザーのコンテンツへの注目を高めることができ、Appleのプラットフォーム全体で開発を行う際に一貫した体験を確立できます。


Icon Composerアプリ

Icon Composerアプリ

まったく新しい「Icon Composerアプリ」により、デベロッパとデザイナーは、アプリのアイデンティティを強化する魅力的な見た目のアプリアイコンを作成できます。

このパワフルなツールは、レイヤーに複数のレンダリングモードの注釈を付けることによって、また、ぼかし、透過性の調整、反射ハイライトのテスト、様々な色合いでのアイコンのプレビューといった先進的な機能によって、アプリアイコンの一貫した視覚的アイデンティティを作り出すのをサポートします。


Automattic:Day One

Automattic:Day One

基盤モデルフレームワークを利用すれば、デベロッパはApple Intelligenceをベースに、無料のAI推論を利用して、インテリジェントで、オフラインでも利用でき、プライバシーが保護される新たな体験をユーザーに提供できるようになります。

このフレームワークはSwiftにネイティブ対応しているため、デベロッパはたった3行のコードでApple Intelligenceのモデルに簡単にアクセスできます。ガイド付きの生成やツールの呼び出しなどがすべてこのフレームワークに含まれているので、既存アプリに生成機能を組み込むことが、かつてないほど容易になります。

例えば、Automatticは日記アプリの「Day One」でこのフレームワークを使い、プライバシーを重視したインテリジェンス機能をユーザーに提供しています。


Xcode 26

Xcode 26

Xcode 26には、デベロッパがアイデアを現実にするのに役立つインテリジェンス機能と体験が詰め込まれています。

デベロッパは、大規模言語モデルをコーディング体験に直接結びつけて、コードの記述、テスト、ドキュメンテーション、デザインの反復、エラーの修正などを行えます。

XcodeにはChatGPTへの対応が組み込まれており、またデベロッパは、ほかのプロバイダのAPIキーを使ったり、Appleシリコン搭載のMacでローカルモデルを実行したりして、ニーズに最適なモデルを選べます。

デベロッパは、アカウントを作成することなくXcodeでChatGPTを使い始めることができ、サブスクリプション登録者は自分のアカウントを接続してさらに多くのリクエストにアクセスできます。


コーディングツール

コーディングツール

コーディングツールは、デベロッパが常に流れの中にいられるように、また、日常業務でより生産性を高められるように支援します。

デベロッパのコードのどこからでもアクセスできるコーディングツールは、プレビューやプレイグラウンドの生成、問題の修正といったアクションの候補を提供し、ほかのタスクを行うための特定のプロンプトもインラインで処理できます。

Xcode 26は、再設計されたナビゲーション体験、ローカライゼーションカタログの強化、Swiftコードを音声入力したり、Xcodeインターフェイスを完全に音声で操作する、音声コントロールのサポート強化など、デベロッパが集中力と生産性を維持するための追加機能を搭載しています。


App Intent

App Intent

App Intentは、デベロッパがアプリのアクションとコンテンツをSiri、Spotlight、ウィジェット、コントロールなど、プラットフォーム全体にわたるシステム体験と深く統合できるようにします。

今年、App Intentにビジュアルインテリジェンスへの対応が加わります。

これにより、アプリはビジュアルインテリジェンスの体験内でビジュアル検索結果を提供でき、ユーザーはその結果からアプリに直接移動できます。

例えば「Etsy」は、ビジュアルインテリジェンスを活用して商品や製品をより速く、より直感的に見つけられるようにすることで、iOSアプリでのユーザー体験を強化しています。


Swift 6.2

Swift 6.2

Swift 6.2は、パフォーマンス、並行性、C++、Java、JavaScriptなど、ほかの言語との相互運用性を強化するパワフルな機能を導入します。

また、オープンソースコミュニティとの協力により、Swift 6.2はWebAssemblyに対応するようになります。

Swift 6のStrict Concurrencyチェックを基盤に、Swift 6.2はシングルスレッドのコードの記述を簡素化します。

デベロッパはデフォルトで、メインアクターで動作するモジュールや個々のファイルを構成できるようになり、追加の注釈が不要になります。


Containerizationフレームワーク

Containerizationフレームワーク

Containerizationフレームワークにより、デベロッパはMacで直接、Linuxコンテナイメージを作成、ダウンロード、または実行できるようになります。

これはAppleシリコンのために最適化されたオープンソースフレームワーク上に構築され、コンテナイメージ間の安全な分離を提供します。


Game Porting Toolkit 3

Game Porting Toolkit 3

Game Porting Toolkit 3は、ゲームの評価とプロファイリングのためのアップデートされたツールをデベロッパに提供します。

デベロッパはMetal Performance HUDをカスタマイズできるようになり、グラフィックスコードを最適化するための洞察とガイダンスを画面に表示して、評価環境で可能な限り最高のパフォーマンスを実現できます。

また、デベロッパはMac Remote Developer Tools for Windowsを使って、既存の開発ワークフローにあるリモートのMacでMacのゲームを構築できます。


Metal 4

Metal 4

Metal 4はAppleシリコン専用に設計されており、先進的なグラフィックスと機械学習テクノロジーに対応して、Appleプラットフォームに次世代ゲームのための土台をもたらします。

デベロッパは、シェーダーで直接、推論ネットワークを実行してライティング、マテリアル、ジオメトリを計算し、ゲームのための極めてリアルなビジュアルエフェクトを実現できます。

MetalFX Frame Interpolationは、あらゆる2つの入力フレームの中間フレームを生成して、より高速でより安定したフレームレートを実現し、MetalFX Denoisingは最も先進的なゲームで可能なリアルタイムレイトレーシングとパストレーシングを作り出します。


Apple Games

Apple Games

Apple Gamesのアプリは、自分のすべてのゲームや、iPhone、iPad、Macでゲームをプレイする友人たちをすべて一か所にまとめてプレイヤーに提供する、新しい場所となります。

また、既存のプレイヤーを呼び戻し、新規プレイヤーを惹きつけるための新しい専用アプリをデベロッパにもたらします。

チャレンジは、スコア制の対決で友人と競い合う新しい方法をプレイヤーに提供し、シングルプレイヤーのゲームを友人との共有体験に変えます。

ゲームにGame Center Leaderboardを設定しているデベロッパは、簡単にチャレンジを追加して、グループを招集したり、勝者を称えたり、再試合をしたりするさらに多くの方法をプレイヤーに提供できます。


ゲームオーバーレイ

ゲームオーバーレイ

ゲームオーバーレイは、Game Centerの機能をゲームプレイに直接統合することによって、ゲーム内でのエンゲージメントを強化します。

プレイヤーは、次の達成項目や最近のスコアにアクセスしたり、どの友人が今プレイしているかを表示したりでき、ゲームから離れることなく簡単にチャットを始められます。

プレイヤーは設定を調整したり最新のアプリ内イベントを表示したりすることもでき、ゲームへの没入感を途切れさせることなく、つながりやコントロールを維持できます。

Managed Background Assetsは、デベロッパのアセットホスティングを簡素化し、アプリやゲームでアセットがダウンロードされる方法をデベロッパがコントロールできるようにします。

デベロッパは自分でホスティングするか、Appleがホスティングを処理するApple-Hosted Background Assetsを選ぶことができます。

すべてのApple Developer Programのメンバーシップには、App Store向けの200GBのAppleホスティング容量が含まれます。

Apple-Hosted Background Assetsは、構築されたアプリとは別に提出できます。


Declared Age Range API

Declared Age Range API

子どもたちがアプリ内で楽しく、豊かで適切な体験ができるように、デベロッパはペアレンタルコントロールやSensitive Content Analysisフレームワークなどの幅広いツールを活用して、子どもたちの安全を強化したりプライバシーを保護したりできます。

このような既存ツールをもとに、デベロッパは新しいDeclared Age Range APIを使用して、ユーザーの年齢範囲に応じて年齢に適したコンテンツを提供できます。

デベロッパがこのAPIを実装すると、保護者は子どもたちが生年月日やその他の機密情報を開示せずに年齢範囲を共有することを許可でき、デベロッパはそれに応じて体験を調整できます。

この機能はプライバシーを考慮して作られています。年齢範囲のデータは、保護者が共有を許可した場合にのみ共有され、いつでも共有を無効にできます。


Accessibility Nutrition Labels

Accessibility Nutrition Labels

App Storeの製品ページの新しいAccessibility Nutrition Labels(アクセシビリティラベル)は、ユーザーがアプリやゲームをダウンロードする前に、どのアクセシビリティ機能に対応しているかを知るのに役立ちます。

デベロッパは、VoiceOver、音声コントロール、さらに大きな文字、キャプションなどが含まれているかどうかなど、アプリやゲームの対応状況についてApp Store Connectで情報を共有できるようになります。

Accessibility Nutrition Label(アクセシビリティラベル)は、対応している各プラットフォームに固有のアプリ製品ページに表示されます。

デベロッパはアプリのApp Store製品ページにURLを追加して、詳細情報が記載されたウェブサイトにユーザーをリンクすることもできます。

iOSとiPadOSのApp Store Connectアプリもアップデートされ、デベロッパは、ベータ版テスターからフィードバックが提供された際にプッシュ通知を受け取れるほか、TestFlightのスクリーンショットやクラッシュフィードバックを表示できます。

App Store Connect APIはこれらの機能強化に対応し、デベロッパがウェブフックを作成してリアルタイムのアップデートを入手できる機能や、Apple-Hosted Background AssetsやGame Centerの設定への対応を導入します。


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