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Other World ComputingのeGPUボックス「AKiTiO Node Titan」を試す(AMD Radeon RX 5700 XT EVOKE OC)

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AKiTiO Node Titan

AKiTiO Node Titan

Other World Computingが販売を開始したeGPUボックス「AKiTiO Node Titan」を試してみました。

AKiTiO Node Proの上位版で、PCI Express用補助電源が、最大400Wから、最大500Wの「500W SFX Power Supply」に変更したモデルとなります。


AKiTiO Node Titan

AKiTiO Node Titan

AKiTiO Node Titanには格納式キャリングハンドが装備されていて、重い本体の移動がしやすくなっています。

eGPUの移動が多い方にはかなり便利な機能だと思います。

補助電源アップにより、Radeon RX Vega 64、Radeon RX 5700、Radeon RX 5700 XTがサポートされます。


AKiTiO Node Titan

AKiTiO Node Titan

AKiTiO Node Titanの内部アクセスは、背面にある2箇所のネジを緩めます。

次に、カバーを持ち上げてスライドさせ、エンクロージャーを開きます。

中を見ると底面に空冷ファンが装備されているのが確認できます。


msi AMD Radeon RX 5700 XT EVOKE OC

msi AMD Radeon RX 5700 XT EVOKE OC

GPUとして「msi AMD Radeon RX 5700 XT EVOKE OC」を用意しました。

macOS Catalina 10.15.1以降からサポートされています。

2560 Units(40CU)、解像度8K(7680 x 4320)表示に対応しています。


AKiTiO Node Titan

AKiTiO Node Titan

AKiTiO Node Titanにmsi AMD Radeon RX 5700 XT EVOKE OCを装着してみました。

AKiTiO Node Titan自体の冷却機構は、側面から吸って底面に出す仕組みとなっています。


AKiTiO Node Titan

AKiTiO Node Titan

AKiTiO Node Titanの背面にはThunderbolt 3ポートが1つ搭載されています。

付属するThunderbolt 3対応パッシブケーブルを使用して、MacBook Pro (15-inch, Late 2016)のThunderbolt 3ポートに接続します。


AKiTiO Node Titan

AKiTiO Node Titan

AKiTiO Node Titanから、MacBook Pro (15-inch, 2016)への給電量をシステム情報で確認したところ、85W充電が行われていました。

Apple 87W USB-C電源アダプタを使用した場合と同等性能の給電がおこなわれています。


Geekbench 5 Compute Benchmark

Geekbench 5 Compute Benchmark

Geekbench(64bit)の「Geekbench 5 Compute」で、GPU性能を計測してみました。

macOSで計測出来るのは「Metal」と「OpenCL」ベンチマークとなります。また、GPUはCPU性能にもある程度依存します。

MacBook Pro (15-inch, Late 2016)/AMD Radeon Pro 460と比べて、Metalは約3倍、OpenCLは約2.9倍という結果でした。


Final Cut Pro Xで、4K/MOVの60秒ファイルを4K/H.264ファイルに変換してみました。

MacBook Pro (15-inch, Late 2016)のAMD Radeon Pro 460を使用した場合は1:38秒だったのが、eGPUでAMD Radeon RX 5700 XT EVOKE OCを使用したところ1:21秒と約1.2倍速くなりました。


AKiTiO Node Titan

AKiTiO Node Titan

Thunderbolt 3ポート接続の場合、最大PCIe 3.0 x4接続性能になるため、PCI Express 4.0接続に対応したAMD Radeon RX 5700 XT EVOKE OCのGPUカード性能をフルに発揮できるわけではありませんが、内蔵dGPUよりも性能が大幅に向上することは間違いないです。



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