etc / デジカメ

キヤノン、DCI 4K/60P動画撮影可能なデジタル一眼レフカメラ「EOS-1D X Mark II」を先行展示開始

※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。

EOS-1D X Mark II

EOS-1D X Mark II

キヤノンが、DCI 4K/60P動画撮影可能なデジタル一眼レフカメラのフラッグシップ機「EOS-1D X Mark II」を、キヤノンショールームにて先行展示していました。

自社開発の約2,020万画素フルサイズCMOSセンサーと、新映像エンジンを2基搭載した「デュアルDIGIC 6+」やAFセンサー、測光センサーなど、キーデバイスが刷新され、基本性能が大幅に向上しているそうです。


アクセサリーシューの前面にGPSユニットを内蔵し、GPSレシーバーなしで画像に位置情報を付加することが可能です。

また、一定間隔でカメラ位置情報を取得し、記録できるロガー機能も搭載されています。

「ログ記録」を[する]に設定すると、測位モードに関わらずオートパワーオフ時/電源オフ時も測位を継続するそうです。


軍艦回りは、EOS-1D Xと比較して操作レイアウトに変更はされていないようです。

GPSユニット部だけが少し出ているぐらいの差しかありません。


インターフェースは、USBポートがUSB3.0接続対応になり、コネクトステーション「CS100」接続にも対応しています。

拡張システム端子は、5GHz帯のIEEE 802.11acに対応した「WFT-E8B」が接続可能で、転送性能の向上と混信の低減が実現しています。

ワイヤレスファイルトランスミッター接続で、iOSアプリ「Canon Camera Connect」も利用可能です。


グリップ部分の改善が行われていて、指の引っかかりやすさが向上しています。

また、縦位置測距エリア選択/マルチファンクション/FEロック/マルチスポット測光ボタンと、縦位置メイン電子ダイヤル位置も変更されています。

インターフェース側にあったリモコン端子がヘッドフォン端子に変わったため、リモコン端子は縦位置操作ON/OFFスイッチの上に移動しています。


ファインダー撮影時、最高約14コマ/秒の高速連続撮影に対応するため、ミラーチャージとシャッターチャージを独立したモーターで行う2モーターシステムが採用されています。

さらにメイン/サブミラーのバウンドを瞬時に吸収し、確実に静止させるべく、新開発のミラー振動抑制システムが搭載され、高精度なAIサーボAFと安定したファインダー像を実現しているそうです。


背面は、ライブビュー撮影/動画撮影ボタンからレバー式に変更されています。

また、カード/画像サイズ選択ボタンの位置とアイコン表示が入れ替わり、少し上に位置した場所に移動されています。

TFT式カラー液晶モニターは、約104万ドットから約162万ドットに向上し、静電容量方式タッチパネルが新採用されています。


動画撮影機能は、MOV(リニアPCM)形式に加えて、MP4(AAC)形式撮影が可能となりました。

4K撮影はDCI 4K(4096×2160)撮影で、4K UHDTV(3840×2160)ではありません。

4K/60P撮影は、MOV/MP4どちらでも可能です。(4K/60PのMP4撮影はCFast 2.0)

その他の動画記録サイズとして、Full HD(1920×1080)が選択可能ですが、HD(1280×720)、SD(640×480)は仕様から無くなっています。


EOS 7D Mark IIで搭載された歪曲収差補正が、EOS-1D X Mark IIでも利用可能になり、レンズ補正データは本体内に登録されています。

今後発売されるレンズの補正データは、レンズ本体から受け取ることが可能になるそうで、EOS Utilityからの登録は不要になりました。


カメラ内RAW現像の設定可能項目がさらに充実し、Digital Photo Professional 4のみで可能だったレンズ光学補正「デジタルレンズオプティマイザ」がカメラ内RAW現像時に利用可能になっているそうです。

オートホワイトバランス「雰囲気優先」「ホワイト優先」が選択可能。ピクチャースタイルに「ディテール重視」を追加するほか、シャープネス「細かさ/しきい値」も設定できるそうです。




関連記事

この記事のハッシュタグ から関連する記事を表示しています。

新着記事