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RAW現像処理キャリブレーション・ツール「SpyderCube」を試す

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SpyderCube

SpyderCube

ソリューションシステムズが販売を開始したDatacolorのRAW現像処理キャリブレーション・ツール「SpyderCube」を購入して試してみました。

今までは、共同写真要品が販売するQP card ABのグレーチャート「QP card 101 v2」を段ボールに貼って、立つようにして使ってました。

外箱は、どことなくAppleのProソフトウェアシリーズに似た感じのデザインで、箱の中には、立方体のSpyderCube本体、上質な収納袋、マニュアルなどが入っています。


ストラップを使って、吊るして使ったり、本体の底面の雲台取付ネジ穴を使って、三脚などに固定して使用することも可能です。

manfrottoのカメラスタンド「797 Modopoket」に装着してみました。

使用する場合は、本体に空いている「ブラックトラップ」と呼ぶ穴を正面側に向けます。


トップにあるクロームボールは、単なる飾りではなく、光源の向きや、光源数を確認するためのツールです。

グレーフェースは18%グレーで、キューブの上段に位置するように配色されています。

Photoshopなどのトーンカーブで、グレーをスポイトで拾う時に使う場所になります。

ホワイトフェイスは、ハイライトを調整する場合に使用します。


SpyderCubeの一番優れた部分は、絶対黒(RGBが全て0値)になるブラックトラップを持っていることで、今までのカラーチャート、グレーチャートでは有り得なかった部分です。

撮影されたRAW現像ファイルの中で、絶対黒となる部分を決め打出来るだけでなく、輝度を調整する際、このブラックトラップの部位がRGB値0となるように調整し、ブラックトラップの回りのブラックフェイスのRGB値が「3,4,5」といった感じで、0以上になるよう調整します。

このブラックトラップによって、シャドウの潰れを無くすことが出来るようになります。

為にミッキーマウスのぬいぐるみを、蛍光灯の下で撮影してみました。

間引きされたJPEGデータではなく、RAW現像ファイルで行なうのが本来の使用方法ですが、その効果は一目瞭然です。

これは便利なアイテムだと思います。

正確な色修正を行なうためには、モニターのカラーマネージメント調整にhuey使ってますで紹介した「huey」や「Spyder2express」「Spyder3Pro」など、モニターキャリブレーションツールを使用して調整する必要があります。


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