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Apple Vision Proをチェック

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Apple Vision Pro

Apple Vision Pro

アメリカで発売された空間コンピュータ「Apple Vision Pro」をチェックしてみました。

予約受付開始時は、配送は1ヶ月待ち状態となり、Apple Store店頭受取分は、2024年2月2日発売開始日指定が行えるお店はかなり少なかったですが、発売日当日は、Apple Vision Pro用交換パーツ「Apple Vision Pro Light Seal」などのサイズに合うものがあれば、フリー在庫分を購入することが出来ました。


Apple Vision Pro

Apple Vision Pro

パッケージには、Apple Vision Pro本体、Cover、Apple Vision Pro Light SealApple Vision Pro Light Seal CushionApple Vision Pro Solo Knit BandApple Vision Pro Dual Loop BandApple Vision Pro Battery、Polishing Cloth、Apple 30W USB-C電源アダプタ、USB‑C Charge Cable (1.5m)が同梱されています。


Apple Vision Pro専用アクセサリ

Apple Vision Pro専用アクセサリ

Cover、Polishing Cloth、USB‑C Charge Cable (1.5m)はApple Vision Pro専用で、現時点で別売されていません。

単体販売されている「Apple ポリッシングクロス」とは、サイズ、薄さ、質感などが違います。

また、USB‑C Charge Cable (1.5m)は、現時点で1.5mの長さのケーブルは単体発売されていません。


Apple Vision Pro

Apple Vision Pro

Apple Vision Proの前面には、立体的に形成された1枚の合わせガラスが装着されていて、プラスチックの保護フィルムが貼ってあります。

フロント部分に高解像度メインカメラ 2個、LiDARスキャナー、TrueDepthカメラ、屋外空間認識カメラ 6個、IRカメラ 2個、フリッカーセンサー、環境光センサーなどセンサーがたくさん搭載されています。


Apple Vision Pro Battery

Apple Vision Pro Battery

Apple Vision Pro Battery(A2781)は、最大出力36W(13V/6A)、最大入力は16.5W(5V/3.3A)〜67W(20.3V/3.3A)仕様となります。

同梱されているApple 30W USB-C電源アダプタ以外でも、W数が大きいUSB-C電源アダプタを使用することで、バッテリー充電時間は短くなると思います。

バッテリー容量は35.9Wh(3166mAh)で、iPhone 11(3,110mAh)のバッテリー容量に近い感じです。


Apple Vision Pro Battery

Apple Vision Pro Battery

Apple Vision Pro BatteryのApple Vision Pro本隊側に接続するケーブルは、接続部の横にある穴にSIM PINを使用することで取り外しが可能です。

USB-C プラグで接続されているのではなく、独自の特大 Lightning コネクタのようなものでバッテリー パックに接続する仕組みが採用されていました。


Apple Vision Proの電源コネクタ

Apple Vision Proの電源コネクタ

電源ケーブルは、左側のオーディオストラップの電源コネクタに挿入します。

電源ケーブルのドットがオーディオ ストラップの白い輪郭のドットと揃うように、電源ケーブルをわずかに上向きに傾ける必要があります。

電源ケーブルを時計回りに4分の1回転させ、電源ケーブルのドットがオーディオストラップの黒のドットと揃うようにします。


Apple Vision Proの電源コネクタ

Apple Vision Proの電源コネクタ

バッテリーが正常に接続されると、電源ケーブルのライトが点滅し、Apple Vision Pro がオンになります。

約 1 分後、Apple Vision Pro から使用準備完了を意味する音が鳴り、電源ケーブルのライトが点灯します。


Apple Vision Pro Solo Knit Band

Apple Vision Pro Solo Knit Band

Apple Vision Pro Solo Knit Bandは、S、M、Lの3種類のサイズが用意されていますが、同梱されるのは1サイズのみです。

クッション性、通気性、伸縮性を提供するユニークなリブ構造を作り出すために、1つのパーツとして3D編みされています。

手の届きやすいフィットダイヤルでApple Vision Proを頭にフィットさせることができ、使用中の微調整も可能です。

額と頬の間のApple Vision Proのサポートのバランスをとるには、頭の後ろからバンドを上下に動かします。

取り外しは、オレンジ色のリリースタブを引っ張って取り外します。


Apple Vision Pro Dual Loop Band

Apple Vision Pro Dual Loop Band

Apple Vision Pro Dual Loop Bandは、サイズインジケーターが左側に配置され、上部ストラップが直接上向きになり、下部ストラップが頭の下部の周りを回るように向けられていることを確認します。

次に、Dual Loop Bandの両側にあるコネクタを各オーディオストラップの内側にあるコネクタに合わせ、カチッという音が聞こえるまで押し込みます。

Apple Vision Proを装着する前に、必ずストラップを緩める必要があります。


Apple Vision Pro Light Seal

Apple Vision Pro Light Seal

顔にやさしくフィットし、迷光を遮りながら正確にフィットする「Apple Vision Pro Light Seal」は、Apple Vision Proに磁石で取り付けられ、さまざまな形があります。

付属のライトシールクッションは磁石でライトシールに取り付けられ、簡単に取り外してクリーニングできます。

トップ部分には、デジタルクラウンとトップボタンが装備されています。

ホームビューを開いたり、トップボタンとデジタルクラウンを同時に押して画面キャプチャしたりできます。


Apple Vision Pro

Apple Vision Pro

Apple Vision Proは、1.4インチディスプレイ2枚に2,300万ものピクセルを詰め込んだ超高解像度のディスプレイシステムと、M2チップとセンサーまわりを統合管理するR1チップを搭載しています。

シリコンバックプレーンはTSMC製、OLEDフロントプレーンはソニー製で、各ピクセルの幅は7.5 μmで、2つのパネルに合計2300万個のピクセルがあり、これは片目あたり約3400PPI、約3800×3000の解像度に相当します。

IRカメラ 4個を搭載し、内側に配置された複数のLEDイルミネーターによって正確に視線トランキングすることを可能にしています。


Apple Vision Pro Audio Strap

Apple Vision Pro Audio Strap

Apple Vision Proのオーディオストラップは、メインヘッドセットのテンプルの内側にある穴にSIM PINを使用することで取り外しが可能です。

電気接点が列状に並んでいて、デベロッパー向けに販売されているApple Vision Pro用USB-C接続アダプタ「Developer Strap」と交換して使用することができます。

今後、様々なストラップが追加されそうです。


Apple Vision Pro:Quick Start:

Apple Vision Pro:Quick Start:

Apple Vision Proのセットアップは、iOS 17以降がインストールされたiPhoneまたはiPadOS以降がインストールされたiPadがある場合は、クイックスタートを使用して新しいデバイスを自動的に設定できます。2つのデバイスを近づけてから、指示に従います。

iOS 17を搭載したiPhoneまたはiPadOS 17以降を搭載したiPadを須所有していない場合は「Set Up Manually」をタップします。

なお、13歳未満の子供は、Apple IDでApple Vision Proにサインインできません。


Persona (beta)

Persona (beta)

Apple Vision Proを装着している間に使用できる、顔と手の動きのダイナミックで自然な表現が可能な「Persona (beta)」が利用できます。

FaceTime通話や、Personaバーチャルカメラを使用してPersonaを表示する別のアプリでPersonaを使用できます。

Personaをキャプチャした後、照明を調整したり、メガネを選択したりできます。

また、髪型や服装の変化を反映するなど、いつでもPersonaを取り戻すこともできます。


EyeSight

EyeSight

Apple Vision Proの前面に自分の目を明らかにし、アプリを使用しているときや体験に完全に没頭しているときに近くの人に知らせる「EyeSight」機能が利用できます。

Apple Vision Proを着用し「Persona (beta)」をキャプチャすると、EyeSightは自分の目でパーソナライズされます。

Personaをキャプチャしていない場合、EyeSightはパーソナライズされた目の詳細なしで自分の目の印象を表示します。

EyeSightは、デバイスを着用していて、他の人が自分の周りにいる場合にのみ表示されます。

フロントディスプレイには、Apple Vision ProをオンにするとAppleロゴが表示され、visionOSを更新するとプログレスバーが表示されます。


Apps View

Apps View

Apple Vision Proでは「Apps View」ですべてのアプリを1か所から開くことができます。

visionOS用に設計されたアプリに加えて、互換性のあるアプリフォルダには、Apple Vision Proで動作する使い慣れたiPadとiPhoneのアプリが含まれています。

複数のアプリを開いて、好きなようにスペースに配置できます。


People View

People View

People Viewは、友人、家族、同僚と連絡を取り合うのに役立ちます。

People Viewでは、FaceTime通話、メッセージの送信、誕生日や住所などの連絡先情報の確認などができます。


Environments View

Environments View

Environments Viewは、美しい3次元シーンで周りの空間を変えられます。

いつでも、デジタルクラウンを回して没入感を調整し、多かれ少なかれ周囲の環境を見ることができます。

環境にいるときは、コントロールセンターを使用して、マウントフッドの雨音などの音の音量を変更し、環境をライトまたはダークに設定します。


Apps & Games

Apps & Games

Apple Vision ProのvisonOS 1には、iPhone、iPad、Apple Watch、Mac、AppleTVと同様にApp Storeが用意されています。

visonOSネイティブアプリは勿論のこと、デベロッパーがvisonOSに許可を与えたiPadアプリもダウンロードすることが出来ます。

なお、Apple WatchのApp Store同様にランキング表示は用意されておらず、Appleエディターによるピックアップされたアプリのみがハイライトされ、他は検索で探す必要があります。


Encounter Dinosaurs

Encounter Dinosaurs

Apple Vision Proには、Apple製visionOS用インタラクティブアプリ「Encounter Dinosaurs」がプリインストールされています。

6,600万年前の太古の生命と対面することができます。

このアプリは、アメリカ合衆国の俳優、映画監督、映画プロデューサー、脚本家であるJon Favreau氏とAppleが共同開発しています。

Apple Vision Pro標準インストールアプリの中で、このEncounter DinosaursとKeynoteも削除することが出来ます。


ゲストユーザー

ゲストユーザー

Apple Vision Proには、本人以外が使用する「ゲストユーザー」機能が搭載されています。

ゲストユーザーは、Optic ID、Apple Pay、EyeSight、Personaにアクセスできません。

なお、Apple Vision Pro ライトシールとヘッドバンドが取り付けられているため、これらのコンポーネントを共有している場合、ゲストは最適なフィット感を体験できない可能性があります。


Mac仮想ディスプレイ

Mac仮想ディスプレイ

Apple Vision ProでMac仮想ディスプレイを使用するには、MacにmacOS 14 Sonoma以降がインストールされ、2段階認証がオンになっている同じApple IDにサインインする必要があります。

また、MacとApple Vision Proの両方にWi-FiとBluetoothがオンになっていることを確認します。

Macのノートパソコンが開いていて、ディスプレイがアクティブになっている場合、Apple Vision Proを着用しながら、Macのノートパソコンを見ることで表示される接続ボタンをタップします。

Macデスクトップコンピュータの場合は、コントロールセンターでMac仮想ディスプレイを選択します。

Macに複数のディスプレイが接続されている場合、Mac仮想ディスプレイにはメインディスプレイとして設定したもののみが表示されます。

AppleシリコンMacの場合は最大4K解像度で、Intel搭載Macの場合は最大3Kの解像度で表示できます。


Mac mini (2023)/M2Pro:Apple Vision Pro

Mac mini (2023)/M2Pro:Apple Vision Pro

HDMIケーブル接続でディスプレイに繋げた状態のMac mini (2023)/M2Proと、Apple Vision ProでMac仮想ディスプレイ接続した後に、Mac mini (2023)/M2Pro側に接続されているHDMIケーブルを抜いてみました。

その状態でもApple Vision ProでMac仮想ディスプレイ表示が利用可能なことが分かりました。

visionOSのMac仮想ディスプレイは、Apple Remote Desktopを利用しているような仕組みのようです。


Apple Vision Pro:フロントカメラ撮影写真

Apple Vision Pro:フロントカメラ撮影写真

Apple Vision Proのフロントカメラで写真撮影を行い、ファイル情報を確認してみました。

解像度:幅2,560 ピクセル x 高さ2,560ピクセル、72DPI
色空間情報:sRGB
35mm換算レンズ焦点距離:18mm
レンズ名:Apple Vision Pro Left Main Camera 2.16mm f/2.0
プロファイル名:Display P3

Apple Vision Pro内部では、この仕様を左右で撮影して「空間写真」(spatial photo)として処理していると考えられます。


Apple Vision Pro:フロントカメラ撮影動画

Apple Vision Pro:フロントカメラ撮影動画

Apple Vision Proのフロントカメラで動画撮影を行い、ファイル情報を確認してみました。

実解像度:2200ピクセル × 2200ピクセル
解像度:1916ピクセル × 1916ピクセル
ビデオフォーマット:HEVC
オーディオ形式:MPEG-4 AAC, 48000 Hz
ビット数:8ビット
エンコードFPS:30fps
カラーの原色:P3-D65
再生階調カーブ特性:sRGB
YCbCrマトリクス:ITU-R BT.709
チャンネル:ステレオ(L R)

Apple Vision Pro内部では、この仕様を左右で撮影して「空間ビデオ」(MV-HEVC)として処理していると考えられます。


Apple Vision Pro:探す

Apple Vision Pro:探す

Apple Vision Proは「探す」機能が設定できますが、それはVision Pro を紛失したり盗難された場合に、他人が Vision Pro を使用できないようにする「アクティベーションロック」を利用する機能として実装されています。

アクティベーションロックがかかっていれば、たとえ第三者の手に渡ってしまってもデバイスは安全に守られ、取り戻せる確率が高くなります。

デバイスを置き忘れた場合は、単に紛失した場合でも盗まれたと思う場合でも、すぐに「探す」アプリで「紛失としてマーク」機能を使用します。

なお、別の Apple デバイスや Web を使用して地図上で Vision Pro を見つけたり、見つけやすくするためにサウンドを鳴らしたり、紛失モードをオンにしたりすることはできません。


visionOS 1の設定>キーボード

visionOS 1の設定>キーボード

Apple Vision Proの言語とキーボード入力、音声入力、Siriは英語(米国)のみのサポートなります。

Apple Vision Proへのインストールを許可している日本語入力可能なキーボードアプリをインストールしたとしても、iOS、iPadOSの時とは異なり、visionOS 1の設定>キーボードに他社製キーボードを追加するための「新しいキーボードを追加」の項目は表示されません。


Apple Vision Pro:法律に基づく情報および認証

Apple Vision Pro:法律に基づく情報および認証

Apple Vision Proの法律に基づく情報および認証を確認してみたところ、アメリカで発売されるApple Vision Pro「Model A2117:EMC 4075」の法規証明書は「United States」のみでした。

FCC IDは「FCC ID:BCGA2117」となっています。

アメリカで購入したApple Vision Proは、技術基準適合証明が無いため、総務省の「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」に申請を行う事で、180日以内の短期間の実験・試験・調査を目的とした使用が可能になります。

届出の前に、本人確認とアカウントの作成が必要です。

執筆:大石結花




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