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ジャストシステム、クラウド「ATOKナントカ変換サービス」を、ATOK Passport 契約ユーザに対して提供開始

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ATOKナントカ変換

ATOKナントカ変換

ジャストシステムが「なんとか」に続いてキーワードを入力する事で当該キーワードに関連する用語を変換候補として提示する「ATOKナントカ変換」機能を搭載した新バージョンの「ATOK 2015 for Windows
icon」を発表すると共に、Mac OS X 版も含む ATOK Passporticon 契約ユーザに対して本日より同機能を提供することを発表しました。


以前の ATOK に搭載された「クラウド推測変換」で用いた機能を活用し、「なんとか」に続く文字を含む変換用語を後方一致で引っ張り出すというのが「ATOKナントカ変換」の仕組み。

このために「なんとかびじゅつかん (なんとか美術館)」と入力することで、「美術館」という文字を含む単語が変換候補としてリストアップされます。後方一致を使っているために「なんとか ろっぽんぎしゅううへんのびじゅつかん (なんとか六本木周辺の美術館)」と入力しても検索候補は出ません。

なお、地名などについては ジャストアカウントの居住地区情報などを参考にすることで、「びじゅつかん (美術館)」で検索されるのは近所の施設を優先するなどのアルゴリズムが働いているということでした。


「なんとか」が起動キーワードになっているので、「なんとか作業を終えた」というような入力をしたい場合には変換の障害になることも有りますが、この例文においては「作業」を入力するまでは ATOKナントカ変換 が働くものの、「作業を」という部分まで入力した時点でATOKナントカ変換の候補が無くなるので、それ以降は通常の変換モードに動作が変わって変換されるという事でした。

なお、「ATOKナントカ変換」の起動予約語は 5つまで登録でき、デフォルトでは「なんとか」の他に「まるまる」「??」などが予約されているそうです。


ATOKナントカ変換については ATOK Passport の「クラウド推測変換」を用いており、また ATOK Passport 契約時に変換候補データの分析に対してのアクセス許可を同意したジャストアカウントのユーザでしか動作しないというように ATOK Passport と強い結びつきをもっているために、iOS 版においては「対応しない」という事になっています。


ジャストシステムによると「ATOK for iOS」のユーザからは、iPhone向けレイアウトに当初からの搭載されていたテンキーキーボードにQWERTYキーボードを追加したところ、「ATOK を使う時にテンキーキーボードのみ。QWERTYキーボードのみ。というように特定のキーボードレイアウトのみを使えるようにしたい」という要望が寄せられており、早い時期に対応できるように努力したいということでした。

また、インライン変換の要望は非常に強く、その実装方法については常に考えているという事でした。




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