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アドビシステムズ「CREATE NOW DESIGN TOUR CS vs CC 徹底比較セミナー」を開催

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アドビシステムズが、全国5カ所で「CREATE NOW DESIGN TOUR CS vs CC 徹底比較セミナー」を開催し、名古屋でもセミナーが行われました。

最初は、アドビシステムズの岩本氏が、Adobe Creative SuiteとAdobe Creative Cloudとの違いについて説明し、Adobe IDによる管理により、Mac/Windowsの両方で使用でき、1人2台まで同時起動による利用が出来ると説明しました。


また、Adobe Creative Suite 6までという制限はあるが、様々なバージョンのアプリケーションを自由に使用することが出来る事もメリットの1つだと説明しました。

最新版の導入はユーザーの任意で行う事が可能で、異なるバージョンの同時機能も可能だと紹介していました。

同じパソコンに、異なるバージョンをインストールして使用することも可能で、30日毎に行われるライセンス認証作業を除き、オフライン環境でも使用することが出来ると説明していました。


Adobe Creative Cloudグループ版は、アドミンコンソールによって管理でき、離職者の利用権利を削除し、アクティブなユーザー数を保持・管理することが出来ると説明しました。


デモとして、Adobe TypeKitの紹介を行い、Webフォントだけでなく、デスクトップフォントとしても利用出来るようになったと紹介しました。


注意点として、InDesign CCなどでAdobe TypeKitを使用する場合、クラウド上にあるフォントと同期することが出来るので、Adobe Creative Cloudユーザー同士であれば、同じフォントを利用することが可能だが、ファイル保存時のパッケージには含まれないと説明しました。


Adobeのクラウドストレージのグループ版は、契約している間、1ユーザーに付き100GBまで期間制限はなく利用可能で、InDesignやIllustratorファイルのプレビュー表示ができるほか、Photoshopファイルの場合は、使用されているカラー情報やレイヤー情報なども確認することが出来ると紹介していました。


crema designの黒野明子さんによる「過去バージョンとの比較、PS、AI、IDの機能紹介」と題した講演が行われ、過去のAdobe Creative Suiteのバージョンと、Adobe Creative Cloudとの機能違いを説明しながら、どれだけ作業効率が向上しているかの紹介が行われ、Adobe Creative Cloudでは、レイヤーパネル回りの機能強化が多く行われており、複数同時適用など、様々な機能強化が行われていると説明していました。


Photoshop CCの機能として、遠近法ワープや、リンクされたスマートオブジェクトなど、Adobe Creative Cloud以降に利用可能になった機能についても説明していました。

また、スウォッチパネルやシェイプの上部に最近利用したカラーが表示されるようになっているといった細かい機能も紹介していました。


新規ドキュメントの作成時、カンバスカラーに「その他」が追加されていて、カラーピッカーから色指定することが出来るようになったことなどを紹介していました。


次に、Illustrator CCについての紹介が行われ、画像配置作業で複数選択することが出来るようになり、文字タッチツールは、フォントレイアウト編集を行っても、文字情報をそのまま保持していると紹介していました。


最近追加されたライブコーナーは、ダイレクト選択ツールで図形を選ぶと、角を引っ張るだけで角丸編集が出来るようになり、直感的な編集作業が出来るようになったと紹介した。

また、複数図形の角を選択して、同時に変形させることも出来ると紹介した。


セグメントリシェイプワークフローの機能強化が行われ、アンカーポイントツールを利用し、セグメント上にアンカーポイントを置くと、ハンドルや長さを自由に変形させなから編集が可能になっていると紹介していました。

また、新しくなった鉛筆ツールでは、鉛筆ツールできれいなパスを描けるようになり、直線も簡単に描けるようになったと紹介していました。


メニューバーの新規ツールパネルを作成し、自分が使いたい機能だけをまとめたカスタムツールパネルが利用可能になっていて、作業内容に応じてパネルを切り替えることが可能だと紹介していました。

また、小ネタとして、自由変形ツールの基準点の位置を変更することが出来るようになった事も紹介していました。


InDesign CCの機能として、プライマリテキストフレーム機能を利用すると、3段組の本文を4段組レイアウトに合わせた形でテキストの流し込みが出来ると紹介していました。

また、テキスト量に合わせて、テキストフレームのサイズが自動調整されるテキストフレーム調整オプションを利用することが出来るようになったと紹介していました。(CS6から利用可能)



 


ユーザー導入事例として、株式会社ニューキャスト代表川原正隆氏が登壇し、初期費用として考えると、作業担当者に付きかかる費用を算出しやすくなったことが大きく、年間計画においても予算計画が立て易くなったと説明していました。

また、Adobe Creative Cloudグループ版のライセンス管理も簡単になり、クライアントからの案件によって、様々なツールを利用することが可能になるため、スタッフのモチベーションも上がっていると話していました。


続いて、大寳製版株式会社代表取締役山田学氏が登壇し、2010年度改訂にて、PDF/X-4を活用したリモートプルーフ作業を行っていて、印刷事故はほぼ発生していないと説明していまいした。

現在は、出力環境は大変安定しているが、コミュニケーションミスや、編集作業におけるケアレスミスを減らすことに注力することで、リモートデスクトップシステム「EQUIOS Online」などが重用視されることになると話していました。

RIPや入稿対応の機器についても説明が行われ、アドビシステムズの出力対応店には、印刷会社だけでなく、RIPメーカーの対応情報も掲載していると説明していました。


セミナー終了後、参加者の方々と、講演者の方々を交えた懇親会が行われました。

アドビシステムズから、特製半袖Tシャツのプレゼントが行われました。




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