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MacBook Pro (2018) をチェック

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MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)

MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)

Appleが発表した「MacBook Pro (2018)」をチェックしてみました。

第8世代 インテル Coreプロセッサー(Coffee Lake-S)を採用したモデルです。

チェックした機種は、CTOのMacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)/Intel Core i7/2.7GHz/16GB/1TBSSD/Intel Iris Plus Graphics 655です。

更新:2018年7月29日


MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)

MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)

Thunderbolt 3ポートの仕様も変更はなく、Thunderbolt 3ポート間のピッチも変更はありません。

このサイドポートの仕様を変えないというのは、パソコンメーカーとしては珍しいですし、旧モデル用に買った周辺機器を継続使用出来る可能性が高いのは重要なことだと思います。


MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)

MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)

これまでのMacBook Pro (13-inch, Four Thunderbolt 3 Ports)モデルでは、右側のThunderbolt 3ポートに帯域幅制限がありましたが、サポート情報「Mac の Thunderbolt 3 (USB-C) ポートまたは USB-C ポート用のアダプタ」から、その記載が無くなったため、MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)から帯域幅制限は無くなったようです。


第3世代のキーボード

第3世代のキーボード

これまで、MacBook Pro (2016)の第1世代キーボードは音がうるさいと評価されていましたが、今回、MacBook Pro (2018)の第3世代キーボードは、キーを叩いた音の大きさは変わっていませんが、耳障りな高い音を削減する改良が加えられている感じで「カチャカチャ」から「コトコト」に変わっています。


第3世代のキーボード

第3世代のキーボード

サポート情報「Mac の電源を入れる/切る方法」が更新され、MacBook Pro (15-inch, 2018)、MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)では、右上隅にある電源ボタン以外にも蓋を開けたり電源に接続したりしただけでも電源が入る従来の仕様に加えて、第3世代のキーボードのキーや感圧タッチトラックパッドを押すだけでも電源が入る仕様に変わっています。

なお、クラムシェルモードで外付け接続されたキーボードやトラックパッドでは電源は入りません。


Thunderbolt 3コネクタ

Thunderbolt 3コネクタ

MacBook Pro (2018)のThunderbolt 3コネクタは、従来のThunderbolt 3コネクタと比較して固くなっています。

コネクタを拡大してみると、MacBook Pro (2018)のThunderbolt 3コネクタの内側ピンの側面に金属が追加されていることが確認出来ます。

おそらく何度も抜き差しを繰り返すうちに、内側ピンが摩耗し抜け易くなるのを防ぐ仕組みだと考えられます。


True Toneディスプレイ

True Toneディスプレイ

iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPad Pro (9.7-inch)、iPad Pro (10.5-inch)、iPad Pro (12.9-inch) (2nd generation)で採用されている「True Toneテクノロジー」が採用されています。

最初のセットアップ時にも説明と設定ガイドが表示されるようになっています。


True Tone

True Tone

システム環境設定の「内蔵Retinaディスプレイ」項目のディスプレイタブに「True Tone」チェックボタンが用意されています。

この機能は内蔵ディスプレイだけでなく、mini DisplayPort接続した「DELL UP3216Q」も同期して有効になることが確認できました。

なお、マルチ環境光センサーを使用するため、クラムシェルモードでは利用出来なくなります。


Geekbench 4ベンチマーク

Geekbench 4ベンチマーク

MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)/Intel Core i7/2.7GHzと、MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)/Intel Core i5/2.9GHzをGeekbench 4でベンチマークした比較は約2.4倍速い結果となりました。


AJA System Test

AJA System Test

AJA Video Systemsのディスクベンチマーク「AJA System Test」を使用して内蔵ディスクのベンチーマークを計測してみました。

MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)のSSDドライブ性能は、Write 1628MB/s、Read 2503MB/sだったのに対して、MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)のSSDドライブ性能は、Write 2734MB/s、Read 2843MB/sでした。


eGFX Breakaway Box Developer Edition (with Sapphire PULSE Radeon RX 580 8GB Card)

eGFX Breakaway Box Developer Edition (with Sapphire PULSE Radeon RX 580 8GB Card)

Sonnet TechnologiesのeGPU「eGFX Breakaway Box Developer Edition (with Sapphire PULSE Radeon RX 580 8GB Card)」を接続して使用することも可能です。

Intel Iris Plus Graphics 655(eDRAM 128MB)と比較した場合「約3.5倍」の性能差が出ることが分かりました。


Blackmagic eGPU

Blackmagic eGPU

Apple Storeで販売されている、Blackmagic DesignのeGPUボックス「Blackmagic eGPU」も、AMD Radeon RX 580 8GBを搭載しています。

他のeGPUと違う点は、Thunderbolt 3ポートを2つ搭載していることで、LG UltraFine 5K Displayが接続可能です。


Apple T2チップ

Apple T2チップ

iMac Pro (2017)から採用された、システム情報のハードウェア>コントローラに「Apple T2チップ」の表示がされ、セキュアブート機能と暗号化ストレージ機能の基盤となるSecure Enclaveコプロセッサが組み込まれた仕様となりました。

また、T2チップが搭載されたことで「Hey Siri」にも対応しています。


APPLE SSD AP1024M

APPLE SSD AP1024M

1TBSSDとして搭載されていたフラッシュストレージは「APPLE SSD AP1024M」(1TB)で、MacBook Pro (2017)と同じ、NVM Express接続(リンク幅x4 リンク速度8.0 GT/s)されていました。


AJA System Test:APPLE SSD AP4096M

AJA System Test:APPLE SSD AP4096M

MacBook Pro (15-inch, 2018)では、4TBフラッシュストレージ「APPLE SSD AP4096M」(4TB)が選択できます。

他の容量と同じNVM Express接続(リンク幅x4 リンク速度8.0 GT/s)されています。

AJA System Testを使用してベンチマーク計測してみたところ、Write 2800MB/s、Read 2854MB/s性能で、性能差は無く容量の違いだけのようです。


Hey Siri

Hey Siri

システム環境設定>Siriに「"Hey Siri"を聞き取る」の項目が追加されています。

このMacBook Pro (2018)から、Hey Siriが利用可能になりました。


Apple内蔵キーボード/トラックパッド

Apple内蔵キーボード/トラックパッド

これまで、SPI接続されていた「Apple内蔵キーボード/トラックパッド」や「FaceTime HD Camera」などは、iBridgeバスにUSB 2.0接続方式に変更されています。

使用上の違いはありませんが、ソフトウェアユーティリティによっては、対応アップデートしないと機能しない場合があると思います。


オーディオ

オーディオ

これまで、システム情報のオーディオで「内蔵マイク」「内蔵スピーカー」と表示されていたのが「MacBook Proのマイク」「MacBook Proのスピーカー」と表示されるように変更されています。

この表記の変更は、システム環境設定の「サウンド」でも同様の表記変更がされています。


MacBook Pro (2018)のマイク

MacBook Pro (2018)のマイク

Audio MIDI設定でMacBook Proのマイクを見てみると、これまで入力2、2チャンネル/4チャンネル仕様だったのが、iMac Pro (2017)と同じ、入力1、モノラルチャンネルに変更されています。

これは「Hey Siri」に対応するための仕様だと考えられます。


MacBook Pro (13-inch, 2018) USB PD/60W

MacBook Pro (13-inch, 2018) USB PD/60W

同梱されている「Apple 61W USB-C電源アダプタ」ではなく「Apple 87W USB-C電源アダプタ」を接続して最大電力を調べてみたところ「60W」でした。

MacBook Pro (15-inch, 2018)のバッテリー容量は7379mAh、MacBook Pro (13-inch, 2018)のバッテリー容量は5231mAhでした。

Thunderbolt 3接続対応のMacBook Pro (13-inch, 2018)は、旧モデルと同じ最大60Wまでのサポートとなっているようです。


起動セキュリティユーティリティ

起動セキュリティユーティリティ

T1チップからT2チップに変更されたことにより「起動セキュリティユーティリティ」による管理が、iMac Pro (2017)同様の機能に変更されています。

電源を入れ、Apple ロゴが表示されたらすぐに「command (⌘) + R」キーを押し続けて、macOS 復元から起動し、macOS ユーティリティのウインドウが表示されたら、メニューバーから「ユーティリティ」>「起動セキュリティユーティリティ」を選択します。

デフォルトで「完全なセキュリティ」「外部メディアからの起動を許可しない」が選ばれています。


Apple 61W USB-C電源アダプタ(A1947)

Apple 61W USB-C電源アダプタ(A1947)

Apple 61W USB-C電源アダプタのモデル番号が「A1718」から「A1947」に変わってます。

重さは、196gから204gに少し重くなっています。

また、USB PD仕様として、これまでの60.9W(20.3V/3A)、27W(9V/3A)、12.5W(5.2V/2.4A)に加えて「45W(15V/3A)」が追加されています。


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撮影協力:MACお宝鑑定団 江東支部



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