ハードウェア

イーフロンティアの米Sling Media,Inc社製フルHD対応インターネット映像転送システム「Slingbox PRO-HD」を試す

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Slingbox PRO-HD

Slingbox PRO-HD

イーフロンティアが、2月上旬から発売を開始する、米Sling Media,Inc社のFull HD対応インターネット映像転送システム「Slingbox PRO-HD」を、同社の協力を得てチェックしてみました。

:試験機は最終出荷版のファームウェアなどを使用している分けではありません。そのため出荷版とはことなる場合があります。)

まず、最初に、このSlingbox PRO-HDは、HDレコーダーなどから出力される映像データーをストリーミング送信する機械のため、最終出力端末で地デジ録画を行う液晶テレビ「REGZA」の場合、デジタル放送を480iに変換したアナログ信号が出力される、音声出力兼用の「アナログダビング(録画)出力端子」しか無く、また、テレビリモコンデーターも揃っていないため、利用するのは難しいです。(私は、REGZA 42Z8000で挫折しました)

基本としてブルーレイ・DVD・HDのレコーダー型「REGZA」などが必要になると考えた方が良いです。

また、Mac OS X Snow Leopardの環境で映像を視聴する場合、ブラウザープラグインが32 ビットモードでしか利用出来ない(サポート情報)ため「Safari」か「Firefox」を32ビットモードで起動する設定を行う必要があります。


背面端子は、コンポジット/S-VIDEO端子の入出力、コンポーネット端子の入出力、10/100 Base-T イーサネット端子、アナログ用アンテナ端子、IR(赤外線)発光端子などがあります。

アンテナ端子はデジタル放送には非対応なので通常利用せず、USB端子は、メンテナンス用で、こちらも利用しません。


付属品として、ステレオオーディオケーブル、コンポジットAVケーブル、Sビデオケーブル、コンポーネントケーブル、アンテナケーブル、電源アダプター、赤外線リモコンケーブル、LAN(ネットワーク)ケーブルが同梱されています。

HDレコーダーと液晶テレビとの間の中間中継機としてSlingbox PRO-HDを接続する場合、液晶テレビ側とSlingbox PRO-HDを繋ぐための「D端子コンポーネントビデオケーブル」が別途必要となります。

多くの液晶テレビは、映像入力端子としてHDMI端子、D端子、コンポジット端子を装備していて、コンポーネット端子を装備していることはまれなので、変換ケーブルが必要になるためです。

なお、このコンポーネット端子接続を利用しないと、最高1080i 映像出力は出来ません。


私が使ってるHHDレコーダーは、東芝の「VARDIA RD-XD71」で、それを使った接続例として説明します。

VARDIA RD-XD71のD端子は、REGZAに繋がっていて、コンポーネント映像出力端子に、Slingbox PRO-HDのコンポーネント映像入力端子に接続するためのケーブルを接続します。

音声は、出力2のオーディオ端子を使い、それをSlingbox PRO-HDのコンポーネント映像入力端子横にあるオーディオ入力端子に接続します。


Slingbox PRO-HDの各端子接続状況は写真の通りで、Slingbox PRO-HDから液晶テレビ側に戻す設定をしないパターンとなります。


Slingbox PRO-HDに付属する赤外線リモコンケーブルのIR部を、VARDIA RD-XD71のリモコン受光部近くに設置します。

Slingbox PRO-HDの10/100 Base-T イーサネット端子をルーターのイーサネット端子と接続します。


接続が完了したら、Slingbox 公式サイトにある「Slingbox - ユーザー登録と設定」の手順に従って登録作業を進めます。


SlingPlayer.plugin

SlingPlayer.plugin

ユーザーアカウント登録か完了すると「SlingPlayer.plugin」が自動的にダウンロードされ、プラグインをインストールします。

SafariかFirefoxを32ビットモードで起動する必要がありますが、私は、Firefoxの方を32ビットモードで起動して利用することをお薦めします。理由は、私の環境の場合、Safari 5だと、上手くプラグインが動作しなかったためです。


32ビット起動したSafari/Firefoxから、再びSlingbox 公式サイトを開き、Slingbox PRO-HDのファームウェア更新、などの後、Slingbox PRO-HDの設置場所や名前などを設定します。


入力端子としてコンポーネントを選択し、映像が表示されることを確認します。

今回、コンポジット、Sビデオも試してみたのですが、表示されたのはコンポーネントだけでした。


次に、コンポーネント映像表示で使用するリモコンの設定を行います。

リストから「PVR」(HDDレコーダー)「Toshiba」「RD-XD71」を選択し、赤外線リモコンデータをダウンロードします。


リモコンデーターがダウンロードされると、リモコンがポップアップ表示され、正しく利用出来るかどうか確認を行います。

Safariだと、なぜかリモコンがポップアップ表示されないのですが、Firefoxだと表示されます。


Slingbox 公式サイトの「観る」をクリックして、登録したSlingbox PRO-HDが表示されたら、アイコンをクリックすると、映像が表示されます。

ただ、私の場合、リモコン確認設定では利用出来たリモコンが使えなくなり、DVDプレイヤーリモコンを設定すると使えるといった状況です。

この原因は、米Sling Media,Inc側に登録されているRD-XD71のリモコンデーターが、DVDプレイヤーとPVRとが逆に登録されていることが原因のような気がします。


SlingPlayer Mobile

SlingPlayer Mobile

ブラウザー経由だと、何かと不便な感じがしますが、米Sling Media,Incでは、iPhoneアプリ「SlingPlayer Mobile」と、iPadアプリ「SlingPlayer Mobile for iPad」を別途販売(29.99ドル)しているので、iPhone版を購入してアクセスしてみました。


アカウント/パスワードを設定しログインを行うと、Slingbox PRO-HDからの映像が表示されます。

アプリ起動時はスタンダード解像度なので、HQボタンをタップして、解像度を上げると、ワイド映像でテレビ放送、HD録画番組を視聴することが出来ます。

また、見ているテレビ番組をVARDIA RD-XD71でリモート録画することも出来ました。


米Sling Media,Incのリモコン設定で、RD-XD71のDVDプレイヤー設定を行うと、iPhoneアプリからは、番組表も表示出来ました。(登録されている機器リモコンジャンルが逆だと分かった。)

簡単そうで簡単にはいかない機械という印象を持ったので、ある程度、AV機器とパソコン機器の知識が必要かもしれません。


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