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アドビシステムズの佐分利ユージン新社長に「Mac ラブか?Windows ラブか?」を聞く

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佐分利ユージン社長

佐分利ユージン社長

アドビシステムズが、2014年7月1日に日本法人の新社長として就任した佐分利ユージン社長による就任記者会見を開催しました。

佐分利氏は、アメリカのオレゴン州出身ですが、育ちは横浜だそうで、ワシントン大学卒業後、徳間書店に勤めたあと、マイクロソフトに転職し、19年間マーケティングをはじめとするさまざまな役職を務め、最後はCMO(最高マーケティング責任者)を務めていたと話しました。


佐分利氏は、ALSアイスバケツチャレンジは、SNSなどを通じて一気に拡散したと説明し、マーケティングはデジタルを中心に考える必要があると説明しました。

Adobe Creative Cloudのサブスクリプション数の拡大については、2014年6月現在で、ワールドワイドで約230万件だと紹介し、1年で280%の成長率だと説明していました。

また、Fortune 500企業の64%がAdobe Marketing Cloudを導入してると説明していました。


アドビマーケティング本部のデジタルマーケティングスペシャリスト井上慎也氏によるAdobe Marketing Cloudのデモが行なわれ、自社サイトでABテストを実施し、顧客の反応結果により、役員が好んだ黒ベースよりも白ベースの方が反応が良かったので、最終的に白を採用したと説明し、経営陣判断ではなく、ユーザー目線で判断していると話していました。


Adobeのグローバル売上約40億ドルのうち、デジタルメディアが60%、デジタルマーケティングが40%を占めていると説明し、1992年に日本法人を設立してから、日本は、アメリカに次ぐ売り上げシェアを持っていると紹介しました。

なお、日本は、デジタルメディアのシェアが高いそうで、佐分利氏は、日本市場におけるAdobe Marketing Cloudの普及促進を積極的に進める考えを持っているようでした。


面白い調査結果として、売上が10%以上成長した企業は、クリエイティビティを重視していることも紹介していました。

グローバルマーケッターの意識は76%なのに対して、日本のマーケッター意識は91%と非常に高いことが分かっていると説明し、しかし、CMOを意識したマーケティングを実施している日本企業は少ないと説明しました。


デジタルマーケティングにおける産業売上成長率を比較すると、業界標準成長率と比較して、アドビ顧客の成長率が大幅に高いと説明していました。


Forrester、Gartner、Infotechなどの調査結果から見ても、Webアナリスティック、Webコンテンツ管理、提供プラトフォーム、データ管理プラットフォームなど、様々な製品領域において高い評価を得ていると説明しました。


国内展開施策については、顧客の業界ニーズに合わせたソリューション提案、製品ポートフォリオの強化、導入前後のコンサルティングサービスの提供、国内におけるデジタルマーケティングの認知と理解促進、パートナーとの協業強化を行なうと説明し、Adobe Marketing Cloudを重要視した国内展開を実施することを明らかにしていました。


Q&Aでは、本社から求められているかについて質問されると、定量的なものは特にないとしながらも、Adobe Creative Cloudは前年比20%、Adobe Marketing Cloudは前年比25%という目標があり、それを下回らないように頑張っていきたいと説明しました。


最後に「佐分利社長は、マイクロソフト時代が長っかたようですが、Macラブなのか?Windowsラブなのか?」と質問すると「両方のプラットフォームが重要だと思っていて、Adobe製品は両プラットフォームに製品を提供している」と回答していました。

記者会見後に、佐分利社長は、徳間書店時代はMacを使用していて、前職時代はWindows必須の環境だったが、自宅にはMacが有りますと話してました。




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