Appleが、WWDC20において「Accelerate your app with CarPlay」を公開し、多くの機能強化が行われるCarPlayについて説明しています。

Audio Bookアプリが新しくなり、コンテンツ再生時の全画面表示ではなく、CPListImageRowItemによる新しいユーザーインターフェイスに変わります。

新たに「コミュニケーションアプリ」カテゴリが追加され、サードパーティのコミュニケーションアプリの友達情報から、メッセージの送信、電話、経路などのがCarPlay上で行えるテンプレートが新しく追加されます。

連絡先の名前だけの表示だけでなく、ユーザーアイコン付きにしたり、お気に入り登録などもできます。

電気自動車アプリあるいは駐車場アプリに、電気自動車充電ステーションの場所を表示するテンプレート、駐車場情報などを表示する新しいテンプレートが追加されます。

iOS標準マップではすでに搭載されている機能ですが、こうした機能がサードパーティアプリでも利用可能になります。

BMWとフォードの電気自動車に関しては、マップで経路情報を検索する場合、到着予定時刻とバッテリー残量に基づいた走行可能な時間を予測し、目的につくまでに充電した方が良い場合、経路途中のEV充電ステーションを表示することが可能です。

サードパーティアプリで、レストラン情報をCarPlay上に表示するテンプレートが追加されます。

お店までの経路を表示するだけでなく、現在地からの到着時間が表示されます。

レストランへの予約をするために電話することも可能です。

ウィンドウにタブボタンのフローティング表示が出来るようになります。

ミュージックリストをスクロールしたりしても常時表示させることが可能になり、使い勝手が向上します。

オーディオコンテンツ再生時の画面表示で、次の曲へのスキップ、ループ再生、クロス再生、その他のアクションなど、より多くのアクションボタンを追加することが可能になります。

これまでは、どのミュージックアプリでも再生画面は同じでしたが、アプリ固有の操作体型が構築できることになります。

WWDC 2020 Special Event Keynoteにおいて、CarPlayで壁紙が変更できるようになると説明しています。

この壁紙設定は、車種毎に変更することが可能になるようです。

CarPlayに中国語と日本語のキーボードが追加されます。

これまでは英数キーボードのみでしたが、日本語ローマ字入力と、日本語テンキー入力が出来るようになります。