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Appleのカナル風インナーイヤー型ANC付き完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro」を試す

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AirPods Pro

AirPods Pro

Appleのアクティブノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro」を試してみました。

イヤーピースを含めて「カナル型」と呼ばれていますが、これまでのEarPodsやAirPodsと同じインナーイヤー型に属する完全ワイヤレスイヤフォンです。


AirPods Pro

AirPods Pro

エラストマー素材のシリコーン製イヤーチップが、S/M/Lの3サイズ(Mサイズは本体装着)と、Lightning - USB-Cケーブルが同梱されています。

これまでのAirPodsにはイヤーチップが付属せず、耳の形状に合わない場合は使用を諦めるしかありませんでした。


AirPods Proバッテリー容量は519mAh

AirPods Proバッテリー容量は519mAh

AirPods Pro充電ケースのバッテリー容量は519mAhで、AirPods (2nd generation)充電ケースのバッテリー容量398mAhと比べて約30%アップしています。

1回の充電で最大5時間の再生時間(AirPods ProはANCオフと外部音取り込みモードオフの場合)、充電ケース併用で24時間以上の再生時間はどちらも同じなので、AirPods Pro本体ユニットのバッテリーも増えていると考えられます。


AirPods Pro 高偏位ドライバー

AirPods Pro 高偏位ドライバー

ドライバーサイズはノギス計測値で縦4mm、横3mmの楕円形で、高偏位で歪みの少ないスピーカードライバが搭載されています。

再生周波数帯域は20Hzからとなっていて、おそらく他のイヤフォン同様に20Hz〜20,000Hzまで対応していると考えられます。


AirPods Pro/AirPods/Powerbeats Pro

AirPods Pro/AirPods/Powerbeats Pro

AirPods Proからイヤーピースを外し、AirPods (2nd generation)、Powerbeats Proのヘッドユニットを比べてみると、AirPods Proは、AirPods (2nd generation)の楕円形フロントハウジング開口部が大きくなった形なのが確認できます。

AirPods Proは、Powerbeats Proに似た斜角度なのも分ります。


AirPods Pro/Powerbeats Pro

AirPods Pro/Powerbeats Pro

また、Powerbeats Proにあるようなノズルを持っていないことも分ります。

AirPods Proは、iPhone付属のEarPods、AirPods (2nd generation)のヘッドユニット部のハウジング開口部が大きくなったヘッドユニットだと分ります。

これに、装着感を上げるためのイヤーピースが追加されたモデルとなります。


AirPods Pro

AirPods Pro

AirPods Proでぜひ試して欲しいのが「イヤーピースを外した状態で装着して使用する」で、これまでのEarPodsとなんら変わらない装着感だと思いますし、この状態で耳から外れることはあまりないと思います。

ノズル式ハウジングのユニットの場合、イヤーピースを外した状態では、そもそも耳に納まってくれません。


AirPods Pro イヤーピース

AirPods Pro イヤーピース

薄いエラストマー素材を使用していると思われるシリコン製イヤーチップは、ヘッドユニット部と2個の留め部で接続される仕組みで、その留め部に芯があり、そこからノズル風形状の風道とイヤーフイット部が続く形状となります。

そもそもノズルに柔軟性を持たせるということは構造上不可能でしたが、イヤーピース側にノズルの役割を持たせるという発想が凄いと思います。


AirPods Pro

AirPods Pro

AirPods Proからイヤーピースを外した状態で充電ケースに収納してみると、イヤーピース部分に相当する場所が大きく空くことが確認できます。

これまでのAirPodsはヘッドユニットと充電ケースがピッタリ設計だったため、0.1mm以下の極薄シリコンカバーしか装着できませんでした。

今後は、サードパーティからAirPods Pro用の様々なイヤーチップが出てくると予想されます。


AirPods Pro/AirPods

AirPods Pro/AirPods

AirPods Proのステムを含めた長さは30.9mmで、AirPods (2nd generation)の40.5mmと比べて短くなっています。

なお、FCCに提出された書類「BCG-A2083」(右)「BCG-A2084」(左)から、Bluetooth 5.0用アンテナの長さは2.5mmだと分ります。


AirPods Pro

AirPods Pro

AirPods Proは、ステムをタップではなく「つまむ」という動作に変わっています。

また、これまでのAirPodsと同じく、ボリューム調整を行う場合、Siriに「音量上げて」「音量下げて」と頼む仕組みで、物理的な操作方法は用意されていません。

この場合調整量はレベル1段階ステップとなるので「音量を50%上げて」などと具体的に頼むのが良いです。


AirPods Pro

AirPods Pro

アダプティブイコライゼーションで、音楽を耳の形に合わせて自動的に調節。いつでも豊かで一貫したサウンドが耳に届き、優れた音質を楽しめます。

AirPods Proは、通話時に加速度センサーを使用して顎の位置を推測し、本体のメッシュ部分にあるデュアルビームフォーミングマイクロフォンで声を拾う指向性を絞り込んでノイズキャンセリングする仕組みになっています。


AirPods Pro:Qiワイヤレス充電対応

AirPods Pro:Qiワイヤレス充電対応

AirPods Proは、Qiワイヤレス充電に対応しています。

Lightning接続による充電は5W(5V/1A)仕様のため、Qiワイヤレス充電も最大5W充電だと考えられます。


イヤーチップ装着状態テスト

イヤーチップ装着状態テスト

AirPods Proの機能として、iOS 13.2以降、iPadOS 13.2以降で、AirPodsを両耳に快適かつ確実に装着してから、再生ボタンを押して装着状態をテストできる「イヤーチップ装着状態テスト」機能が利用できます。

いくらイヤーチップの種類が増えたとしても、これまで正しく装着できているかどうかは、ユーザーの判断まかせでしたが、この機能を利用することで、正しいイヤーチップを装着しているかどうかが分かりやすくなりました。

ちなみに、テストを行う上で曲が流れますが、この曲はTychoの「Awake」です。


Bluetooth:AirPods Pro

Bluetooth:AirPods Pro

設定>Bluetooth>AirPods Pro>詳細からノイズコントロールが利用できます。

ノイズキャンセリングまたは外部音取り込みのオン/オフが行えます。

また、AirPods Proのステムをつまむ動作の割り当て機能のオン/オフも行えます。

ノイズキャンセリングまたは外部音取り込みのオン/オフは、コントロールセンターのボリュームからも行えます。


watchOS 6.1

watchOS 6.1

watchOS 6.1以降がインストールされているApple Watchでもノイズキャンセリングまたは外部音取り込みのオン/オフが行えます。

watchOSの場合は、ミュージックアプリなど楽曲再生中の左下ボタンをタップしてオン/オフを行います。


アクセシビリティ:AirPods

アクセシビリティ:AirPods

AirPods Proのステムをつまむ長さの調整は、設定>アクセシビリティ>AirPodsで、遅さと間隔を選択できます。

また、AirPodsを1つだけ装着時にノイズキャンセリングをオンにする設定も用意されています。


VoiceOver:オーディオ

VoiceOver:オーディオ

AirPods Proを装着した状態で、設定>アクセシビリティ>VoiceOver>オーディオに「音声チャンネル」「サウンドチャンネル」項目が表示されます。

右左のユニットに音声またはサウンドチャンネルを割り当てることが可能です。

デフォルトでは、音声チャンネル、サウンドチャンネルが、両方のユニットに割り当てられています。


Tycho:Awake

Tycho:Awake

iOS 13.2以降、iPadOS 13.2以降から利用可能な「オーディオ共有」機能と「Siriで着信メッセージの読み上げ」機能も利用できます。

Apple Musicで楽曲再生した場合、256kbps/AACを基本とした再生サウンドになります。

モバイル通信環境でも256kbps/AAC再生にする場合は、設定>ミュージック>モバイルデータ通信>高品質ストリーミングをオンにします。


Audio Frequency Analyzer

Audio Frequency Analyzer

トオンのiPhone用オーディオ測定アプリ「Audio Frequency Analyzer」を使用し、YouTubeにある「20Hz to 20kHz (Human Audio Spectrum)」を再生し、1/3オクターブ・スケールで対数表示してみました。

中低音域から中高音域までシャープに持ち上がり、余韻の領域である超高音域は、18kHz以上はカットされる感じです。




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