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2004年6月28日~7月2日の5日間サンフランシスコで開催されたWWDC 2004に関するページです。 |
関連 Link |
・WWDC
2004 Keynote Webcast(Apple) |
発表資料 |
・Mac
OS X "Tiger"をプレビュー |
基調講演レポート | |||||||||||||
・Steve Jobs CEOが登場し、今回のWWDC
2004には昨年よりも17%多い3,500人ものデベロッパーが参加している 今日で80店舗目となるApple Retail
Storeをオープンし、1年間にRetail Storeの顧客数は2,000万にを越えたと説明した。次に、iTunes Music
StoreやAirPort Expressなどの紹介を行ったあと、BMW社と共同で開発したiPodアダプターによって、iPodをハンドルから簡単に操作できると説明し、「これは本当に大きな最初のスタートとなる」と説明した。
20インチは1,299ドル、23インチは1,999ドルで7月から、23インチよりも77%表示領域が大きい、2560x1600ピクセル表示か可能な30インチを3,299ドルで8月から発売すると発表した。NVIDIA
GeForce 6800 Ultra DDL グラフィックカードを使用することで、30インチディスプレイをデュアルで使用すると、800万ピクセル表示が可能になると説明した。 ![]() UbisoftのKaren Conroeさんが登場し、同社のゲームソフト「Myst
IV Revelation」のデモを行った。 ![]() Naitive Instruments社のDaniel
Haver CEOが登場し、AudioUnitsプラグイン「GuitarRig」のデモを行った。 ![]() Analytic Systems Design社のAaron
Anderson氏が登場し、地球外の衛星を追跡する「Orbit」のデモを行った。従来、こうしたソフトウェアはスーパーコンピュータが必要だったが、G5のパフォーマンスによって実現可能になったと説明した。 ![]() Mac OS X v10.4 "Tiger."は、2005年上半中に出荷する予定。SMBサポート、Windowsサポート、Mail機能の改善などに加え、全てのプロセスが64
bit対応となると説明。このMac OS X v10.4 "Tiger."には、150以上の新機能があると説明した。
iTunesの検索機能を、Finderやシステム全体で使用可能にする新しい検索技術である「Spotlight」を紹介した。手作業で見つけられないようなファイルも見つけだせると述べ、コンテンツや隠しデータの中味まで調べることが可能だと説明した。アドレスブック、Mailなどからも利用可能になると説明し、システム環境設定からはツールバーが無くなり、検索された内容に該当する設定項目が光ると説明した。
Mac OS X v10.3 "Panther"でもっとも評判が悪かったMailに関して、Mac
OS X v10.4 "Tiger."ではかなり向上してると説明した。新しいFinderはSherlockの機能の一部を備えていて、様々なファイルフォーマットに対応していると説明した。 ![]() 次世代のコーデック技術であり、次期QuickTimeでサポートされる「H.264」を説明し、これはMac
OS X v10.4 "Tiger."の標準となると説明していました。そして、AppleのQuickTimeプロダクトマーケティング担当Frank
Casanova氏によるデモが行なわれた。 ![]() 次に新しいSafariを紹介した。現在RRSは、オンラインユーザーらが定期的にサイトをチェックする方法として人気だが、それらはシェアウェア、フリーウェアによって提供されてきた。これを新しい「Safari
RSS」では、検索機能を含めたRRS機能を統合したブラウザーとなると説明した。 ![]() Mac OS X v10.4 "Tiger."では新しいCore
Audioに沿った新しい技術として、Core ImageとCore Videoを紹介し、CPU処理ではなくGPUによって処理される100以上のフィルターによって、リアルタイムに効果をかけられるようになると説明した。また、Core
Video技術が、すでにMotionに採用されていると説明した。これら技術を用いることによって、ドラッグ&ドロップを中心としたランタイムアプリケーションが開発出来ると説明した。
ステージ上にAppleのワールドワイドプロダクトマーケティング担当上級副社長Phil
Schiller氏が登場し、「Funhouse」と呼ぶアプリケーションを使用して、Core Imageデモを行なった。開いた画像やQuickTimeムービーに対してフィルターを選ぶと、それらがリアルタイムに変化することを紹介した。
Steve Jobsは、Mac OS X v10.4
"Tiger."は、.MacとのSync性能を改善し、また、デベロッパーが.Mac Syncを利用可能にするSDKを配布すると説明した。 ![]() 次に、様々なアプリケーションを組み合わせて、作業を自動化することが出来るVisual
Scripting「Automater」を紹介した。ステージ上にAppleのScriptプロダクトマネージャーSal
Soghoian氏が登場しデモが行なわれました。そして、このAutomater SDKを本日から公開すると発表していました。 ![]() 新しいiChat AVはH.264を採用し高画質となり、ビデオカンファレンスは3人、ボイスカンファレンスは10人と話すことが出来るようになったと説明しました。そしてSteve
Jobsによってデモが行なわれました。Video Conferenceでは、ウィンドウ内に立体的な対面表示がされることを紹介しました。
そして、これらの新しい技術を搭載したMac OS X v10.4 "Tiger." Previewを、WWDC 2004に参加しているデベロッパーに対して本日配布すると発表していました。
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デベロッパーブースレポート | |||||||
・Apple ![]() ・富士通テン
・JBL
・DigitalAge
・番外編 ![]() |
事前会場レポート |
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・今年のWWDC 2004は、サンフランシスコのMoscone
Centerにて開催される。同じ会場で、SUNの「JavaOne
2004」も開催される。
・受付の後ろ当たりに、黒い幕で覆われた展示ブースのようなものが設置され、しばらくすると、背面パネルも黒幕で覆われた。裏側には音響機器が運び込まれていて、そういった環境が必要になる展示なのかもしれない。いずれにせよ基調講演で、触れるサプライズが出現することは間違いなさそう。
・会場内には、先日BMW社とのiPod周辺機器発表を受けてか、BMW
Z4とMINI CABRIO (7月発売)が展示されている。iPod向けデベロッパーへの発表でもあるのだろうか?
・今年の参加者には、リュックタイプのバッグと、グレーのAppleロゴ入りTシャツ、ノート、ボールペンが配られた。カバンは、おそらくGemline社のicon
Backpackをベースにしたオリジナルデザイン仕様。(こっちの方がチープかも?)
・参加者にWWDC 2004開催期間中、Apple
Storeで使える10%OFFクーポンが配付された。Apple Store San Franciscoに行ったが、iPod
miniの在庫無し。Special dealsが店頭でも売られていた。いずれ、Apple Retail Store, Ginzaでも店頭販売されるかも?
夜、アップル主催のデベロッパー向け懇親会が行われた。アップルのデベロッパーリレーションズ&マーケティング担当部長服部
浩氏が挨拶し、続いてプロダクトマーケティング担当者の紹介が行われた、そして、元Livedoor社社長で、現Apple VPで日本のマーケティング部門を統括されている前刀禎明氏が挨拶を行った。
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取材:ichiro@- iPod Style - |