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株式会社アドテック

Microsoftインタビュー

Macworld Conference & Expo/SanFrancisco 2005開催に併せて、Microsoft MacBUより2005年の展開戦略が発表されました。

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これに併せてプレスカンファレンスが開催され、MacBUのJennifer Cockrill (Group Program Manager) 氏と、Scott Erickson (Group Product Manager) 氏より詳細が説明されました。

MacBUの2005年戦略は

■ Entourage PST インポート ツール の提供
■ Exchangeサポートの強化
■ Mac OS X 104 (Tiger) への対応
■ MSN Messenger for Mac 5.0の提供
■ Job Toolsの提供

という5つの柱をベースに展開。

それでは、各ポイントについて詳細を述べて行きます。

■ Entourage PST インポート ツール の提供

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Outlook 2001 for Macにて書き出されたPSTファイルを、Entourage 2004へインポートする為のツールであり、2005年後半の正式リリースに向けて、現在はベータテスターを公募しています。

なお、2005年後半に予定されている正式バージョン発表の際には、全言語へ同時対応する予定となっています。

■Exchangeサポートの強化

"PST インポート ツール" の提供と併せて行われるのが、Entourage 2004のExchangeServerのサポートの強化。2004にアップデートされた時点でもExchangeとの連携を強化した Entourage ですが、Exchangeサーバの運用・設定方法によっては未だに互換性問題が生じていることをMicrosoftでは認識しており、その問題を出来るだけ軽減する為の開発作業を継続して行ってゆくと説明されました。

ExchangeServerの設定は如何様にも出来てしまうために Entourage によって完全に互換性を確保するまで至るとは断言出来ないものの、2005年後半に提供されるアップデータによって現在確認されているも問題については解消されるとの事でした。なお、アップデータは全言語同時リリースを目指して作業中との事でした。

■Mac OS X 10.4 (Tiger)への対応

現在出荷中のOffice 2004 for MacOSX については Mac OS X 10.4 (Tiger) と完全互換を確保しており、「アップデータなどを適応する事無く、現状の全機能を活用出来る」状態だと説明されました。

動作確認が出来れば、次に気になるのは Mac OS X 10.4 (Tiger) に搭載される新機能のサポート。Office 2004 for Macでは "Spotlight検索" と "Sync機能" の2機能をサポートを予定となっています。

まず、Spotlight検索機能。こちらは、OSに搭載されるSpotlight検索エンジンが標準状態で Word・Excel・PowerPoint の各種データについてはメタデータの作成、検索をサポートするので Mac OS X 10.4 (Tiger) をインストールするだけで使用可能となります。

Entourageについてはデータの保存に独自データベースを使用している為にSpotlight検索は不対応となります。ただし、この問題については現在AppleとMicrosoftの間でどのような解決方法を取るべきであるのか検討をしている最中であり、時期は未定ながらも「何とか解決法を見つけ出したい」との事でした。

Sync機能の利用にはアップデータの適応が必要。

アップデータは Mac OS X 10.4 (Tiger) 発売開始後の2005年前半に提供を開始する予定となっており、全言語同時リリースを予定しています。なお、Sync機能には Mac OS X 10.4 (Tiger) が持つSyncAPIを利用するので、Sync可能な機器についてはMac OS X に搭載される "Sync" がサポートする機器に限定されます。

もう一つ、Mac OS X 10.4 (Tiger) の中でも注目を集めている "Automator" への対応については現在Appleと協議中。現在 Mac OS X 10.4 (Tiger) 自体が開発中であるので、「取り敢えず完成を待ってから、どのように、どのレベルまでサポートするか決定したい」との事で、現時点では「対応を視野に入れてはいるものの、その内容については未定」となっています。

■ MSN Messenger for Mac 5.0の提供

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 MSN Messenger for Mac は v5.0 になると共に、大きく進化します。

まずインターフェイスについてMac OS Xのガイドラインに従いつつも、アイコンなどはWindowsのものと共通化へ。これでWindows・Mac共に利用するユーザーでも非常に分かり易く、使い易くなります。

また、Mac OS XがSOHOでの活用が多い事から、"MSN (Personal)" と "Company" という2つのChatセッションを起動しておける様になります。これによって、仕事とプライベートを切り替える度にMSN Messengerをログイン/ログアウトによって切り替える手間が省ける上に、メンバーリストを別途保持出来るのでビジネスチャットと、プライベートチャットを間違えるといった問題が起き難くなります。

対応サーバーについても強化が行われ、MSN限定だったものが、企業のイントラチャットにも参加出来る様に Live Communication Serverや ,net Passport の対応が行われます。

ニーズの高まっているボイス・ビデオチャット機能の実装については「リクエストが多い事は理解しており、搭載出来るように検討中」というのがプレスブリーフィングでの回答。しかしながら、ExpoのMicrosoftブースでは「(ボイス・ビデオチャット機能を) 実装する気は充分だし、実装しなければならないと考えている」とプレスカンファレンスよりも一歩進んだ回答も得られました。

これらの機能を実装したMSN Messenger for Mac 5.0は2005年前半に全言語同時リリースが行われる予定となっています。

■ Job Toolsの提供

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Officeの活用ツールとして無償配布している Job Tools

Mac OSに強い市場にフォーカシングするために、MacBUでは K-12教育・Marketing Professionals・SOHOの3分野に向けてのツールを提供する事とし、現在英語版のみ提供を開始しています。

英語版についても、現在提供しているのは第1段階のもの。

今後フィードバックを通じて、3分野の中を更に細分化してきめ細かなサポートを行うことを予定しており、現在はリサーチの最中だそうです。なお、ローカライズについては各国のマイクロソフトにて実施した上で提供する予定ですが、日本の展開時期については "未定" となっています。

今回の5つの柱からは外れたものの、非常にリクエストが高いのは Mac OS X における WindowsMedia サポートの強化。この点についてはリクエストが高いというのはMicrosoftとしても認識しているものの、WindowsMediaについてはMacBUでは無く、Windows開発チーム下のWindowsMediaチームが開発を行っている為に「ロードマップなどの詳細情報がほとんど伝わって来ず、状況は不明」という状態だそうです。

プレスブリーフィングの最後は、直前に発表された Apple iWorkについてのコメントで締め。

Microsoftでも「(iWorkの開発は) 随分前から認識はしていた。AppleWorksのアップデートが長い事止まっていたので、模様替してアップデートしたのはMac OS Xユーザーにとって素晴らしい事だろう」という認識。「色々な出来事は有ったものの,MicrosoftがMacOSをサポートし始めてから早20年。iWorkが出たからと言ってOfficeの開発を止める事は無い。」というのが今後の方針であり、「Microsoftは今後ともMac OS Xで最高のアプリケーションを作り続けるので、これからも楽しみにしていて欲しい」との事でした。





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