・ATI
Technologies
Power Mac G5用のグラフィックカードとして、256MB DDRビデオメモリ、DVIポートを搭載した「9800 PRO Mac Special Edition」を発表すると共に、33・66MHz PCI規格の両方に対応し、64MBのビデオメモリ、Sビデオ・DVI・RGBポートを搭載したRadeon 9000ベースのPCIグラフィックカードを参考出品していました。
ただ、Radeon 9000 PCIビデオカードについてはPowerMacintosh G3(B&W)にインストールはされていたものの、ディスプレイが接続されていなかったので動作状況を確認する事は出来ませんでした。
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非常にハイクオリティな映像を生み出すRadeon9800
SE |
PowerMacintosh
G3(B&W)にインストールされたRadeon9000。
ただ、動作状態を確認出来なかったのが残念 |
・Oxford
Semiconductor
Firewire経由で7.1chオーディオまでを出力する制御チップ 「Oxford
720」 及び、Firewire - IDEブリッジチップ 「Oxford
912」 を発表・デモを行なっていました。
Oxford 720は32bit 48kHzのオーディオを最大8ch分、合計100Mbyte/sものデータをFirewire
400/800経由にて転送する事を実現した1チップSystem。USBと比較してFirewireを利用する事で帯域に余裕を持てる為に、高品位データを安定して転送を行なえる点がアドバンテージとの事でした。
ブースにおいては"MATRIX Reloaded"をサンプルのスピーカーで5.1chにて再生するデモを行なっていましたが、確かに映像との再生ギャップも無く安定した再生が実現出来ていました。
Oxford 912は2台までのIDEディスク接続をサポートしたブリッジチップ。これによって2台のIDEドライブをストライピング接続した際には88Mbyte/s以上のデータ転送能力を誇るとの事でした。
なお、Oxford 912のSerial ATAへの対応については「まだ普及率が低い上に、規格が統一されたばかりなので現時点ではSerialATA-ATA133のブリッジチップを介して接続させて欲しい。ただ、開発を行なう予定は有るので、恐らく今年末か来年の今頃には発表出来る」との説明がなされました。
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ATA133のドライブ2台をコントロールするOxford912チップ。写真はLaCIe
Bigger Diskの内部構造 |
・LaCie
Oxford 912を初めて採用した製品として、1TBのディスク容量、Firewire800-2Port、Firewire-1Port、USB 2.0-1Portを持つ 「LaCie Bigger Disk」(市場価格$1,199-)を発表していました。
この製品では2台のATA-133ドライブを1台のディスクドライブに納め、ユーティリティによってRAID 0, 1の設定を出来るようにしたもの。これによってFirewire接続時に最大40MB/s以上、Firewire800接続時には最大88MB/s以上の転送能力を持つ製品に仕上がっているとの説明がなされました。
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トリプルインターフェイス、ダブルドライブを持つLaCie
Bigger Disk |
・KAIDAN
iSightで撮影した動画データを利用してQTVR Objectデータを作成する 「PiXiMation」を$99.95-にて発売する事を発表していました。
利用方法は極めて簡単。iSightを設置した後に、PiXiMationの録画ボタンを押してから被写体をグルッと回し、被写体の回り始めと終わりの点を時間で指定して"Analyze"ボタンを押すだけ。これで左右方向だけの回転ではある物の、QTVR Objectファイルが完成します。
デモを見せて貰いましたが、背景に画用紙を置くなどの方法にて単調な色彩にする事で高い精度にてQTVR Objectを生成出来ますので、これまでObjectsの作成は敷居が高いと思って諦めていた人には最適な製品となっています。
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iSightの前でオブジェクトを回転させるだけでQTVRが出来る
"PiXiMation" |
・TEN
Technology
BluetoothにてiPodのサウンドデータを転送する 「naviPlay」 を発表していました。この製品はiPodのDockConnectorに取り付けるBluetooth Adapterと、ヘッドホンなどオーディオジャックと情報を表示するコンパクトディスプレイ、コントロールボタンを持つBluetoothレシーバのセットとなっており、通勤中に鞄の中にiPodを放り込んでおいてもヘッドホンでiPodの音楽を聴きたい人向けのものとなっています。
なお、製品発表時には未対応ではあるものの、将来的にはMac本体のBluetoothアダプタからレシーバに向けて音楽データを飛ばせるようにもしたいとの事でした。
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Bluetoothで音楽データを転送する
"naviPlay" |
・Griffin
Technology
"Automatic Gain Control"機能によって自動的に録音音量を調整するだけでなく、外部マイクの接続Port及びスピーカーを搭載した「iTalk」 と、iSightの補助ライトである 「SightLight」 を発表していました。
SightLightはFirewireの電力で動作するためにバッテリ交換などの手間を意識せずに利用出来るだけでなく、iSightのレンズ周辺にリング状のライトとなっているために目にキャッチライトが入っているように見え、人の顔が非常に美しく写るのが評価出来る点でしょう。
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動作機には触れる事が出来なかったものの、機能には期待させられる
"iTalk" |
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円形のライトがキャッチライトとなり、いい感じの映像が撮れる
"Sight Light" |
電源はFirewireを分岐させる事で取得する |
・Dantz
Development
Mac OS X 10.3 Pantherへの対応、FiberChannelによってファブリック・ループ接続されたドライブや1ボリューム1TB以上のディスクバックアップなどをサポートしたことで、漸くXserve RAID環境下でも利用出来る様になった 「Retrospect 6.0」 を発表していました。Retrospectのラインナップはこれまで通りDesktop・Workgroup・Serverの3製品。動作環境・条件も既存バージョンと同レベルとなっています。
なお、Mac OS 9についてはRetrospect 5.1が最終バージョンとなる為、Retrospect 6にはMac
OS 9用のv5.1も同梱されるとの事です。
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Xserve時代にようやく対応した
"Retrospect 6.0" |
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