・OpenBase
International
AppleのWebObjectsにも同梱されているSQLデータベースの 「OpenBase SQL」。
現時点で決定している今年の新展開としては、ユーザーからのリクエストが多かったミラーリングとクラスタリングの機能を実装する事で、ハイエンドマーケットへのより一層の普及を図って行くとの事でした。実際のところコード自体は既に完成しており、「Box
Office Tickets」への導入 など幾つかの開発案件で実働 若しくは 機能を利用するように開発中との事でしたので、WebObjectsと共にOpenBase
SQLがミッドレンジ〜ハイエンドマーケットへ進出するのは充分可能なようでした。
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エンタープライズのリクエストにも応えられるOpenBase
SQL。
右端がCEOのスコット・キース氏。左端が日本市場を担当している河本エンジニア |
余談ですが、CEOであるスコット・キース氏は最近ビジネススクールで囲碁を学び、「囲碁は日本の武将が戦いで勝つための戦略を学ぶ為に作られたもの。チェスよりも遥かに先の展開を読まなくては勝つ事が出来ないので、より先の事まで考える練習に鳴る」として囲碁からビジネスの長期戦略について数多く得るものが有るとの事でした。ちなみに、最近はネットワーク対戦で2位になったと自慢されていましたので、囲碁の知識も確実に蓄積させているようでした。
・Giga Designs
PowerMac G4 のAGPモデル全てに対応したアップグレードカードを発表していました。ラインナップは PowerPC
G4 1GHzシングルプロセッサモデルとして 2MB/1MB DDR L3cache・L3無しの3モデル「GC5-1000/GC5-1000-D2」と、800MHzシングルプロセッサモデルとして1MB
DDR L3cache・L3無しの2モデル「GC1-800」の合計5モデル。価格は 最高モデルで$559.00(Macworld
Price)〜最低モデルで $299.00(Macworld Price) とかなり安価な設定となっています。
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新たなアップグレードプロセッサのラインナップが登場 |
チップはMotorolaのものを採用しているとの事でブースでも実働させていましたが、実績が無い会社だけにExpo会場の短い取材時間では正直実用レベルなのかどうかは見極められないという状況でした。
・Rain Design
iMac (FlatPanel)専用スタンド 「iGo」 を展示していました。FirewireやUSBのケーブルをきちんと整理出来るようなガイドが付いている上に、下からライトアップも出来るようになっているなど、専用ならではの気配りの効いた設計となっています。
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美しいiMac(FlatPanel)のスタンド |
惜しむらくはその設計ポリシー。スタンドのような利用方法を取るような設計となっているので、iMacは美しく見えるものの、日本のような住宅事情では設置場所がかなり制限されてしまう可能性も有ります。日本国内での発売は未定ですが、近いうちの実現出来るように準備中との事でした。
・PDAによるExpoガイド
今年よりカンファレンスや出展者一覧をPalmOSか、PocketPCで受信してPDAで閲覧出来るようになっていました。これまで日本のMacworldではボランティアによるPalmで閲覧可能なマップが作成・オンラインでの配布が行われて来ましたが、これがアメリカではIDG
USによるオフィシャルデータの配布として実現したというところでしょうか。
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ダウンロードの様子。ちなみにシステムを構築したのはWaveGetで、
直ぐ近くに有るSONYのエンターテイメント施設METREONにも同システムが導入されている |
実際にダウンロードを試してみた所、Palmの赤外線ポートをデータ配布マシンが認識すると、まず"WideRay"
というダウンローダ兼リーダーとして機能するソフトが自動的にダウンロードされ、そのソフトウェアが本データを取りに行くという手順でダウンロードが行われました。データについては膨大なカンファレンススケジュールなどを収録しているために500KB近くと、かなり容量が大きく、複雑なもの。この為にダウンロードに1.5分ほど掛かり、利用する際にもPalm
Zireのような非力なマシンではページの切り替えにも数秒掛かってしまうなど多少使い勝手に問題が残る出来となっていました。
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画面はこんな感じ。カラー対応端末であれば、
ロゴなどがちゃんとカラー表示される |
ちなみに、対応しているPalmOSがv4.0ということで、CLIEなどを利用しているプレスの一部では受信出来ない、利用出来ないなどのトラブルも有ったようです。
・Holiday Gift Wrap Designed by Rex Ray
Apple Reatil Storeで商品を購入し、プレゼント用として貰えるクリスマスシーズン限定の販促用包装紙です。これは有名な芸術家であり、グラフィックデザイナーでもあるRex Ray氏によってデザインされていて、幅76センチ、長さ3メートルにもあります。
・Adobeトレーラ
何故か会場近くに大きなAdobeロゴが貼られた大型トレーラが駐車していました。何の為に止まっていたのかはちょっと不明です。
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横面と最後部に巨大なAdobeロゴが描かれている |
・CompUSA
予告どおり、Expo期間中にCompUSAの改装工事が終わっていました。
これまでiMacなどのマシンが陳列していたショーウィンドウにはiLifeの構成アプリのプロモーションボードが吊り下げられ、マシンのハンズオンコーナーの設置台の変更と、壁などのデザイン変更が行われていました。
ついでに店頭ショーウィンドウに釣り下げられていたバナーもPowerBookとKeynoteなどMacworldで発表された製品群のものへ変更されていました。
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正面のショーウィンドーに飾られたバナーも最新のものへ更新 |
背面ショーウィンドーにはiLifeアプリ群の広告バナーが... |
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Appleロゴなども美しいものに貼り帰られた |
ハンズオンコーナーではインターネットへの接続が出来ると有って、
ほとんど無料インターネット接続サービスのような状態。
背面のAppleロゴは新設。 |
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